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【デュエプレ】第5回デッキビルド杯入賞予想(のような何か)

こんにちは。トスカーナです。

4/7、23:59に第5回デッキビルド杯が締切となったということで、応募した皆様お疲れ様でした。今回も、デッキを見るのも参加するのも、非常に楽しかったです。

今回も早速、入賞作品を予想していきます。

また、入賞予想には惜しくも入れることができなかった作品なども、いくつか紹介していきたいと思います。

入賞予想とはいえ、個人の主観・好みマシマシのため、聞き流し程度に読んで頂ければと思います。

(※引用ツイートが正常に表示されない場合がございます。その際は再読み込みをすると治る場合があります。申し訳ないですが、よろしくお願いします。)


【入賞傾向などのおさらい】

・新弾SRはなるべく使わないか、主軸にしない。あくまでサブプランに留めたり、今までにない使い方をする。
・ガチカードを使うなら合理的理由が伴うようにする。
・新弾のカードを複数採用する。
・複数のギミックを搭載する。
・主軸のカードに過剰に依存せず、複数のルートを用意する。
・再現性を最低限担保する。
・やりたい動きが一目でわかる説明文にする。
・過去作をバージョンアップしたものなど、入賞作に類似したデッキは入賞のハードルが上がる。
・他者の類似作品との差別化を図る。
・トリガーが少なくてもok
・名前や想い、説明もユニークな方がいい
・未所持、HPのスクショok

詳しくは以下参照。


【入賞予想】


今回最多投稿であっただろう【ダヴィンチ】。デッキ構築の難しさ、擬似除去耐性付与と踏み倒しなどの魅力から人気があったと思われる。しかしどんな手法であれ、《ダヴィンチ》からオリジン、ドリームメイト、ジャイアントの3種族を踏み倒すのは、デザインに沿っているだけになり、斬新さが足りない。

そこでこのデッキでは、《ボルパンサー》のドラゴン《武者レジェンド》のドラゴン付与を生かすことで、《サファイア》踏み倒しという、3種族以外の踏み倒しを実現している。

・《サファイア》自身がSAを持っているため踏み倒し対象として相性が良い。
・オリジン軸《ダヴィンチ》の弱点である、《オリジナルネイチャー》が踏み倒されてしまう問題も、《ボルパン》がオリジンを持たないことによって、あるいはオリジンに《武者レジェンド》を装備させることで回避できる。
・《ウルコス》→《ボルパン》→《サファイア》と繋ぐこともできるし、単純に《サファイア》が出ずとも《ボルパン》が確定するだけで偉い。

【ダヴィンチ】有識者によれば【ダヴィンチ】の《ウルコス》は弱いらしく、実際に使ってみるとここまでうまく動かないとは思うが、ハズレが捲れるのをうまく回避した作品と言える。

3種族以外を踏み倒すデッキは複数存在したが、悩みに悩んで、踏み倒しルートが多彩でありフィニッシュ力もあること、名前や説明も加味して数ある【ダヴィンチ】デッキからこのデッキを選んだ。


恐らく今弾の最難関の一つである【バロムモナーク】デッキ。いくつか投稿が確認されているが総数は少なく、その難易度を窺わせる。かく言う自分も《バロムモナーク》は次弾で活かそうと後回しにした。

投稿されているデッキはいずれも、《バロムモナーク》"が"バトルに勝つことを目的としているが、それでは「自分のデーモンコマンドまたは死神がバトルに勝った時」という《バロムモナーク》の強みを十全に活かせない。

そこでこのデッキは、《セレスト》《無敵城》による光のタップキル戦術、《オルゲイト》のクリーチャー破壊時アンタップ、《バロムモナーク》の制限なし蘇生を合わせ、無限タップキルを可能としている。

なんとこのデッキ作者《オルゲイト》を3枚所持しており、今の今まで砕いていないか、あるいは生成したと言うことになる(正気か?)。そんな作者だからこそ、この組み合わせに気づいたと言えるのではないだろうか。

所謂ハズレアの《エルレヴァイン》も入っているのもポイントが高い。

構築難易度をくぐり抜けつつ、《バロムモナーク》の強さを引き出し、作者だからこその独自性が出せている。これにたどり着けるものはほとんどいないだろう。

赤白、赤緑、赤青、リース、青黒...さまざまな2色(3色)速攻が投稿されたなかで、特に異彩を放ったこのデッキ。墓地進化《デスマーチ》に《パラディンスピア》を付けることで、なんと墓地回収として利用している。なぜ思いついたのか、小一時間問い詰めたい。

他にブロッカーもいないため邪魔をせず、かつ4000以下ブロッカーも退けることができる。それ以上のパワーラインは最悪《メルニア》で突破することができ、理にかなっている。

墓地進化を墓地回収として利用する発想自体が特異的で、しかもそれを速攻で採用しているという意外性。

要素が少ないのが若干気になるものの、それを補ってなお余りある特異性・独自性がこのデッキの魅力だと思う。


【カゲキリ】もかなり人気だった。赤緑、赤青、ラッカ、シータなどさまざまな構築が見受けられたが、このデッキは《リーフ》《設計図》《イナバ》の3要素を取り入れており、他のデッキではこのうち1〜2要素のみで、独自性がある。

だがそれ以上に、《カゲキリ》で過剰打点を目指すだけに飽き足らず11打点を追求しているところに、このデッキの魅力がある。そこまでやる?という狂気。

また、他のカゲキリデッキと違う点は、ドロソと《サモナー》、《ロミュナス》により《カゲキリ》に頼らず横並べのプランもとれるのもポイント。

早いターンでかなり手札を消費する《カゲキリ》ではドロソが多い方がよく、《リーフ》《設計図》どちらかでは足りないと思うし、過剰になっても《イナバ》がそれを解決してくれる。

要素が多く、安定性もあり、ロマンを追求できているという点で、【カゲキリ】の中で特に光を放っているのではないだろうか。

超次元の性質として、5コスホールなら、文明関係なく5コスサイキックを出せるというものがある。これを利用して、文明指定で進化するようになった五王の種を用意、五王を一つのデッキで並べることが可能になり、それを実現したのがこのデッキ。5コスホールから全ての文明にアクセスできるのを利用しているデッキは、これともう一つくらいしか見かけなかった。

またフェニックス以外は2→4→5→進化のルートが綺麗に取れており、フェニックスも5マナ《ドボル》サーチ→6マナ《ホッピ》+フェニックスが可能なのも綺麗。手札にフェニックスがあるので有れば、ドラゴンである《チャクラ》《ボルシャックメビウス》も進化元候補に上がる。

《コマンダーイノセント》の登場によって青マナ兼進化元の確保が可能になっている点も見逃せない。

超次元という特性を最もうまく利用しているといえる。若干メタいが、「需要と供給という面」で、超次元を使ってもらいたい運営としても嬉しいのではないだろうか。

前回入賞作品『オールムーン』と傾向がかなり似通っているため、そこだけがネックかも。


『レベルアップダヴィンチ』と2択で迷った作品。決められないのでどちらも紹介。【ダヴィンチ】は青緑、トリーヴァが多かったが、アナカラーはかなり珍しい。

イルルカ》で《マグナム》を出すことで、相手ターン中でも自身のSTクリーチャーの踏み倒しに反応して自軍を破壊し、《ダヴィンチ》の効果を発動することができる。

《神秘の宝箱》が特徴的で、《マグナム》を埋めつつ《サルトビ》ブースト→《ダヴィンチ》と繋げられる。また、《イルルカ》は《ダヴィンチ》効果起動役兼《マグナム》を《ダヴィンチ》効果で出せる他、《ダヴィンチ》サーチカードとしても機能する。

かなりクレイジーな発想で好みではあるのだが、フィニッシュが見えないということで、『レベルアップダヴィンチ』に軍配が上がるか。ただ、ギミックとしては相当イカれてる。

ダヴィンチを使いこなし、特性を理解しきっていないと思いつかないデッキだと思う。これに気づけていたら相当なダヴィンチャーだ。

超次元呪文をたくさん生成できずとも、《メルキス》で超次元呪文を奪って唱えれば出せるというコンセプトのデッキ。自分のデッキの超次元呪文を唱えずとも、サイキックを出せるというのがかなり特徴的だ。こちらも超次元の特性をうまく利用しているデッキと言えるだろう。

5コスト超次元呪文を全て使って、全てのSRサイキックを出そうとすると、超次元呪文が単色であるため、色バランスがキツくなってしまう。その点を、5コスト超次元呪文の枚数を抑えつつ、相手から不足分を奪うことで補完できている。すべてのSRサイキックを並べようとすると、実は《メルキス》が合理的な回答になる。

SRサイキックが全て並べられる可能性もあり、前回入賞作「オールムーン」のような要素もある。《フェアリーホール》はこのデッキとは相性が悪く抜けざるを得ないが、1枚だけ入れてもよかった...のかもしれない。

《メルキス》を複数枚生成したら本末転倒なのは言わないお約束。

墓地に落とした《ヘックスペイン》を《ベルベル》破壊で早期に着地させる「ベルベルペイン」というコンボを取り入れたデッキはいくつか散見されたが、このデッキは一味違う。なんと《キリンレガシー》に「ベルベルペイン」を組み込んでいる。

更にその二つの要素が合わさることにより、《レガシー》における、ある革命が起きている。

《レガシー》の山札からの踏み倒し対象は、進化元と同名のクリーチャーであるため、進化元が強ければ強いほど《レガシー》のバリューは上がる。しかし、マナカーブの関係上、基本的には高コストのクリーチャーではなく、《ウルコス》などの多色ウィニーが進化元&踏み倒し対象となるのが、従来の《レガシー》だった。

しかし、《ベルベル》を《マルドゥクス》で破壊し《ヘックスペイン》を早期着地させることで、マナカーブを無視して大型多色クリーチャーを立てつつ、進化元を2体並べることが可能となっている。

それだけに留まらず、《ヘックスペイン》のサーチで《レガシー》《アルドロン》足りない方を手札に加えられる可能性もあり、マナ加速により多色事故を気にせず次のターン《レガシー》進化が行える。メテオバーンで《ヘックスペイン》を踏み倒すことができればさらに《アルドロン》を持ってきておかわりも可能。

若干《ヘックスペイン》が踏み倒し対象を引っこ抜いてしまう点が噛み合わないが、《アルドロン》で山札に返せるためケアできている。

《レガシー》における大発明だと思うし、なによりも「ベルベルペイン」にもう一つ要素を付け加えることができているのが素晴らしい。

【その他デッキ紹介】
ここからは個人的に気になった、好きなデッキを紹介。

コンプラという壁さえなければ圧倒的優勝候補。あまりにも面白いので紹介せざるを得ない。

バトル肩代わりの《ケンジ》、攻撃誘導の《サンバ》+《オーガフィスト》とサルトビバイケンのカウンターというデッキコンセプトもさながら、まさかの超次元ブラフを衣装に見立てるというトンデモ発想。《センジンスタリオン》も、松平健がよく乗っていた白馬をイメージしたとのこと。かなりのこだわりだ。

今回デッキビルド杯において、RT/ファボ量は最多の8/60と圧倒的人気。今デッキビルド杯では最多のファボRT数である。

運営が超次元ブラフについてどういう判断を下すのかわからない上、やはりコンプラという壁が大きいか。

面白さなら、全デッキの中でも並ぶものはないと断言できる。
ちゃんと「Ⅱ」なのがツボ。

《イカズチ》がいる状態で、《バグナボーン》のアタックトリガーで《バリアントバデス》《アンリストヴァル》を進化元にした《バリアントバデス》をマナから出すと、パワーが0なので、破壊される代わりに進化元ごとマナに戻っていく。すると《イカズチ》効果で《バグナ》がアンタップするので、無限に《バデス》を出し入れして無限攻撃できるというのがこのデッキ。

似たようなことがイカズチゴルドノフバルクライでもできたが、こちらはより一層シュールな無限攻撃。マナ進化GVしてはマナに戻っていく《バリアントバデス》は必見。SRがされて良い扱いじゃない。

(余談だが、《バリアント》と略すと《バリアントスパーク》と被るし、《バデス》と略すと《アラクカイバデス》と被る。略し辛いことこの上ない。)

一見シンプルなオリジン赤白速攻だが、注目すべきはそのデッキ投稿の早さ。全デッキ中最速投稿であり、デッキコンセプトに「投稿の早さ」まで含めるというこだわりぶり。《ブレイズクロー》のFTである「一番乗りィ!」を名乗るにふさわしい。

『待つケンサンバⅡ』と同様に、盤外戦術とでもいうのか、超次元ブラフや投稿の早さなどの、デッキ外の要素までもデッキコンセプト、およびこだわりに落とし込んでいるというのは、他にはない魅力だと考える。

私がそういう投稿が好きなだけともいえる。もし次回にデッキ外の要素もコンセプトに落とし込めるようなアイデアが浮かんだら、ぜひやってみたいと思っている。

《ソルハバキ》に着目したかなり珍しいデッキ。

最初「デュエプレ研究所」ではキリコをだすムーヴとして「ハバキアマテ聖域キリコ」なる呪文を唱えろ、などと言われていたがまったく流行らず、速攻以外で日の目を見る機会はなかった《ソルハバキ》。
実質1コストでマナの呪文を回収できる点が活かされるシーンというのはなかなか無いため、ちゃんとソルハバキを活かしていてとても良い。

ドローソースも《ハバキ》《ノロテラ》が実質5マナ、種族が三種類あるため、《ハバキ》《口寄せ》も7マナとスムーズに行える。

また序盤だと腐りやすくマナに埋められやすい《獄門》との相性の良さも見逃せない。

個人的には、《エールソニアス》が選ばれず除去されないのを利用して、爆進呪文を積んでみるのもアリだと思う。

今弾で《デスサークル》が追加されたことで実はゴースト種族が強化されており、何か面白そうなゴーストデッキがないものかと探していたところ見つけた最終日に投稿されたこのデッキ。

《セレスト》に《トビゴンゴン》と《イモータルブレード》を合わせてタップキルを狙いつつ、そこに《デビルマーシャル》を加えることで、タップキルしながらハンデスも可能となっている。スノーフェアリーらしからぬ、かなり嫌らしいデッキ。

《ブリザード》や《マッドサクラン》などの高パワーも活かして《イモータルブレード》を付けて相打ちでないタップキルも可能な上、ナーフされたことで失っていた《ブリザード》の墓地回収も可能。

個人的に回してみたいデッキNo.1。名前にもうすこしひねりが欲しかったかもしれない。

ダチュラ可愛いよね。

これはデッキビルド杯終了後に投稿された作品ではあるが、かなり面白い組み合わせだったので紹介。《カゲキリ》に《イモータルブレード》をつけることで、メテオバーンで落としたクリーチャーを回収できるというコンボ。《レイヴン》などと合わせれば1攻撃につき実質2ドロー。

それだけでなく、パワーラインの低さをスレイヤー化によって解決することもでき、パワーラインがそこまで高くなく、準備に時間も必要な《カゲキリ》デッキにおける選択肢の一つだといえる。

赤黒のカゲキリはこれ以外に存在しなかったと認識しており、珍しさの点でも目を引く。

【終わりに】

独自性、デッキ名、思い、メタ視点...総合的に判断した結果として、これらのデッキを超えて訴えかけてくるデッキがあるのだろうかという、自分なりの答えにたどり着いた。こうして素晴らしい作品を見ると、自分のデッキは敵わないのではとすら思えてくる。隣の芝は一生青い。

また、自分が気づいていない、あるいは自分の感性に合ってないだけというのも大いにありうる。正直、この予想が合うかどうか、全くわからないというのが本音。

反省としては、自身の傾向として、ライゾウキリコNEXカチュアなどを使用したデッキに対して、全然心を動かされないきらいがある。完全に私情が入っている。作品を平等に見るためにはだめなことだとも思うが、私はロボットではないし、ロボットになりきれないので仕方がないということにした。


自分のデッキは、これらのデッキに果たして敵うのか。そもそもこの予想は合っているのだろうか。デッキビルド杯の結果発表が待ち遠しいばかりです。


これでデッキビルド杯予想記事を終わります。

余力があったら、入賞予想には入らなかったけど好きなデッキの記事でも書こうかなと思います。

自分の投稿作品をまとめた記事は…気が向いたら書きます。(いる?)


最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた。


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