ほっこりな出来事

今日もいつもの喫茶店へ1人で軽食を食べにいった。
いつもより遅く店に入って、券売機でメニューを選んでると若い男の店員さんが厳しい顔をして飛んできて、こういった!

『お客さん、もうオーダーストップで終わりです!』

え?っとボクはなり
何時でオーダーストップです?って聞いたら、

『13時45分なんです!もう終わりなんです!』
と店員は早口で冷たい対応。

とっさにボクも負けじと
『2分すぎただけでもダメなの?』
と言った。

すると店員が
『いやー時間なんで。』とこれまた冷たい対応。

そこで店員がだめ押しをするかのように奥の席に座っていたお年寄りの女性に
◯◯さん、もう終わりですよね?って聞くと
そのお年寄りはこういった。

えっ?あ、まだいいですよ。お客さんをとおして。

っと。

ボクはそこで一気に喜びがわきあがり、若店員に、ほらみろ!っといった感じで誇らしげな顔をして席についた。笑

このとき、あの奥にいるおばあさんがどうもここの店の支配人だというのがすぐわかった。

奥の席でお金を数えていたのでお店の売上かなにかを計算していたのでしょう。

そして定食を食べ終わりゆっくりしていると、そのおばあさんが券売機にいって、カギであけて、売上金をとりだしていた。

そのままボクもどうするのかチラッとみていた。

店の中には端のほうに果物や野菜なども売っていて近所のひとがそこに持ち込んで売っているようす。

お金をいれる箱が野菜の側にそれぞれおいてあって、お客さんはそこにお金をいれて野菜をもちかえれる仕組み。

そのおばあさんが券売機から売上金を回収したあと、これまたおもしろいことがおきた。

そのおばあさん、券売機の売上金の一部をその野菜コーナーのお金を入れる箱に、ちょろっといれてる。

おおー!
すごいなーってボクはおもった。

つまり、その箱は近所のひとの売上金なのに、そこに自分の売上金を入れたのである。
なんて優しいひとなんだと。

さらにさらに

お客さんの子供がかえるとき、男の子がそのおばあさんにこういった。

『飴がほしい』

おばあさんは、すぐ飴がどこかにあるよっていってこれまたさがしてきて子供に差し上げた。
その家族はみんなありがとうといって喜んで店をでた。

ボクが店に入ってたった10分ぐらいでおきたおばあさんの優しさ。

個人店だからこそできるサービスでありいたるところにお客さんを大事にするところがみられた。

おそらく年金暮らしで店も立派なのでお金も困っていない様子もみられるけど、自分の欲だけじゃなくすこしでも分け与えてみんなを喜ばせようとしているところがとてもほっこりしましたな

またいきたくなるお店ですな
自分もこういうサービス精神をすこしでも持つようにしよう

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