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2023-2024メディアデー⑧ Seth Lundy

インタビュー訳


セス、あなたはドラフトの夜どこにいましたか。またあの夜、呼ばれてみてどんな感想を抱きましたか
『出身地であるニュージャージーにいたんだ。俺はスポーツバーみたいなところにいて、そこに俺の家族たちもいた。すごい状況だった。俺の家族や友人も俺の周りにいて、一緒に呼ばれる瞬間を共有していた。ドラフト会場に行くこともできたかもしれないけど、俺はあの瞬間を家族と一緒に共有することがより大事だと思っていた』

NBAのジャージの名前に自分の名前が入っているのはどんな気持ちですか。今もこうしてメディアデーの最中ですが
『素晴らしいよね。特にジャージには俺の名字がつけられるだろ?今までもバスケットボールをプレーしてきたけど、実は今まで苗字がついたジャージを着てプレーしたことがなかったんだ。ローマンカトリック高校じゃ、ジャージに苗字はつけなかったし、ペンシルバニア州立大学もジャージに苗字をつけないことで有名だ。だからサマーリーグで初めて自分の名字がついたジャージを見たようなものだった。俺の経歴の中ではあれが初めてのことだった。間違いなく忘れられない瞬間だったと思う。そして、今こうして初めてのメディアデーを迎えている。この街は全てを受け入れてくれることを俺はもう知ってるよ』

大学時代のコーチがどのようにあなたをNBAに導いたか教えてください
(注釈:ランディが在籍していたペンシルバニア州立大学からドラフト指名選手が出るのは実に5年ぶりのことであり、それ以前は約20年ほどの間隔が開いている)
『俺はコーチの功績を大いに讃えたいと思う。過去2年間彼から学んだことは本当に俺を支えてくれた。彼はコンバインのことも詳しく教えてくれていた。他の選手がドラフトコンバインで理解するのが難しい中、俺はサクサクと行うことができた。だから俺にとっては簡単で、ドラフトを見に来たスカウトからは俺が物覚えのはやいタイプだと思われていたみたいだったね。でも、選手として物事を早く理解できることは、キャリアにおいてとても役に立つことだと思うよ。スカウトの人たちも俺に人生において、NBAにおいて非常に重要なことだと言ってくれた。大学時代のコーチも最初に俺に会ったときにそのことに触れてくれて、そのとき、あぁ、これが重要なことなんだなって思ったんだ。だから、それ以来俺は自信をもって覚えるようにしている。だから、彼は俺のことを助けてくれているよ』

サマーリーグでのプレーについても教えてください。また、初めてのトレーニングキャンプに向かう今の心境もお願いします。
『サマーリーグは楽しかったよ。沢山の経験をさせてもらった。俺達にとって明らかに新しいことだったし、将来のチームメイトともコートを共有できるようになった。楽しかったよ。最初のうちに買っていたから俺達はたくさんの試合ができた。この経験は素晴らしいことだ。コーチが俺達を支えてくれていたし、チームメイトとも経験を共有出来て、それからシーズンに向かっていく準備になることもわかっている。コートに出ることも、学び続けることも、よくなり続けることも、俺は待ちきれないね。俺はチームが勝つために役に立てることを願っているよ』

あなたとAJグリフィンはどちらも若いSGなので、AJをリーダーとして迎えたサマーリーグはどんな風に役に立ちましたか。ラスベガスでのサマーリーグがNBAでのスキルの移行につながるために
『確かにSGは俺のポジションだけど、でも俺のポジションでもないと思っている。チームメイトのみんなとコートの外でつながりを育みたいと思っている。それがまず最初に俺がすべきことだと思う。AJはとても素晴らしい人だと思う。コートの外でも彼とは少しずつ仲良くなってきている気がすると思う。ありがちことだよね。関係性が少しずつ構築されて行って、一緒にテレビゲームしてくれるまでに至った。コートの外でもケミストリーが作れるなら、コートの中でも作ることはできるようになるだろう。さらに良くなっていくためにはね。だから彼からは多くを学ぶことができるし、俺のプレーをもっと良くしていくためにそれを続けていきたいね』

カイル・コーバーや、パティ・ミルズのようなベテランがいて、自分の役割を指導してくれるのはどれだけ役に立つと思う
『間違いなく役に立つ。大学で学んだことの一つで、'自分がしていることを好きになりなさい'ってのがある。カイルはまさにそれを体現しているみたいな素晴らしい人だ。これまでにも素晴らしいキャリアを積んできているし、キャリア全体でほぼ43%の3pt%を記録している。だから彼とのかかわりはとてもありがたいよ。頻繁にメッセージを送っている。正直に言って彼がフロントオフィスにいて、更にコートでも彼と練習の時間をもらえるのは本当に恵まれていると思うよ。だってフロントオフィスの人がオフィスから降りてきてコートに来るなんてことはまず稀なことだからね。前代未聞のことだと思うよ。彼がほぼ毎日といってもいいくらい頻繁に練習してるのは俺にとっても大きなことだ。パティ・ミルズはキャリアを通して素晴らしい選手だし、彼とこうして同じチームにいることはとても大きなことだ。さっきも言ったようにコートで学ぶことが今の目標でもあるから、特にこの2人が同じチームにいることはとっても頼もしい』

最初の年で自身に最も期待していることは何ですか
『勝つことかな。ただ勝ちたい。このチームはここ数年で正しい方向に進んでいると思っている。今年はプレーオフでの困難を乗り越えることができると思っている。俺達には素晴らしいコーチと素晴らしい選手がいる。全員が一体になったとき、このチームは特別な存在になれると思ってるよ』

夏の間は8番だったけど、今は3番に変わってるね。これはどうしてだい?
『パティは8番をキャリアを通してずっと着ていたからね。彼は当然8番を欲しがった。それは当然だと思う。彼はベテランだし、俺はまだNBAの試合に出たことすらない。彼が8番を着ることについての不満はないね。彼にはそれだけ大きい意味があることも十分よくわかるし。大学時代は1番を着てたけど、別にそれに意味があるわけじゃない。3番も俺はいい数字だと思ってるよ。だって3ptの3だろ?シューターとしてはうってつけの番号だからね。今年はたくさんスリーが打てるといいよね』

他のルーキーとの関係はどうですか
『いつも競争してるよ。正直俺が想像していたよりもよっぽど多いよね。俺とコービーのことは知ってるだろ?彼が本当にいい選手なのは知ってるし、相性もどんどん良くなってる。過去には彼と何度もマッチアップしてきたけど、今じゃ仲良くやれてるよ。それから、マイルにモーもいる。俺達の関係性はずっといい。それだけわかってくれれば嬉しいね』

NBAに向けて最大の調整はなんでしたか
『やっぱり試合のペースかな。かなり早いよね。皆パワーもあるし、ペースも早い。トレイとデジャンテは早いガードでプレーしているし、デジャンテは超運動能力が高いから彼らとプレーするだけで自分にとって有益なことだと思ってるよ。俺はコートを駆けあがったり、クイックリリースでスリーを決めるのが好きなタイプだから、彼らのような素晴らしいパサーとプレーできるのはいいことだ。だからゲームのスピードとか、ペースの変化とか、そういうものに適応してきたのが最大の調整かな』

アトランタという街についてどう思いますか。期待以上、あるいは並。もしくは期待外れだったでしょうか
『食べ物は最高だね。すごく楽しみにしていたものだった。それからこの街の文化もいいよね。巨大な文化を感じることがある。北の方とは全く違う文化が形成されてるね。それに慣れていかなきゃいけない部分も感じてるよ。でもみんないい人たちばかりだし、俺は街を歩いてて『こんにちは、どうしたんだ?』って声をかけられることにあんまり慣れてないかな。フィラデルフィアだとあんまりそういうのなかったから。文化とかそういうものに触れて慣れていくのは俺にとっても大きなことだと思う。でもこの街は思ってたよりもずっと素晴らしいところだ』

メディアデーより少し前にペンシルバニア州立大のフットボールの試合に呼ばれてたね。そこでホークスの選手として紹介されていたけど、このチームの一員になるっていうことは君にとってどういう意味があることかな。それから、学校に一選手として出迎えられたことをどう思う?
『特別だったね。大学では一生懸命にプレーしてきたから、少しでも彼らに恩返しできることは嬉しかったな。彼らが俺に多大な愛をくれたことがとても嬉しかったし、俺も可能であれば返し続けていきたいと思ってる。あの大学には俺の青春が詰まっているし、俺にとって大事な場所だと思う。それと同じくらいアトランタの代表としても間違いなく特別なものだと思う。』

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