見出し画像

嵐の中で輝いて(2024/1/18 vs.CHA)


Jordan Hawkins

チームとして25本のスリーを決めました。チームとして攻撃的にプレーを遂行しているように見えましたが、あなたたちは何を考えていたのでしょう
『俺達はボールを中に入れ、中の選手はペイントを狙い、そこから外に展開した。俺達はこれを"Brady"と呼んでいる』

”Brady”とは?
『ポケットパス、もしくはあらゆる種類のギブアンドゴーをそう呼んでいる。ペイントを攻めるかもしくはスリーを撃つことを俺達はそう呼ぶんだ』

CJやザイオン、BIとプレーするのはどんな風に楽しいですか
『俺が今日すぐにオープンになったのは、彼らがいたからだよ。ZやBIは素晴らしい仕事をしたよね。彼らは自分たちにディフェンスを釘付けにする引力もあるし、パサーとしてもいい選手だから。彼らは本当に過小評価されているパサーだと思うよ。ザイオンやBIがパサーとしてリーグでも指折りの選手だからこそ、彼らがオープンの時は彼らに託すんだ。俺達は彼らの引力を利用してオープンシュートを決める』

この試合は以前の試合でシュートを狙ったときよりも撃っていたね。シュートが成功することにどれだけ集中していましたか
『超大事だと思ったよ。BI,Z,CJが勢いに乗ることが本当に大事だと思っている。そしてペイントでのJVがペイントの中で暴れまわることで、さらに勢いがつく。俺達は相手に好きな毒を選ばせるだけでいい。本当に大事なことだと思うよ』

BIのスリーはこの7試合平均より下がっていたが、この試合での彼の戦い方、特に3ptラインからのプレーについてどう思った
『要は彼が素晴らしい仕事をしたってことだ。彼が精神的にタフなのは知ってるよ。そして今日みたいに現れてトリプルダブルをできる選手だってこともね。今日の試合の彼こそが精神的にタフだということを示しているんだ』

今夜は綺麗なパスが通らずにファンブルしたけど、シュートを撃ったよね。あれも練習しているのかい
『あーそうだ。俺とコーリー・ブリュワーが取り組んできたことだ。いつでも最高のパスが来るわけじゃない。シューターとしてはどんなパスが来ようとも、それをキャッチしてシュートモーションに移らなきゃいけないから』

少しBIの話に戻ります。彼のスリーポイントが今日は絶好調でしたが、それについてはどう考えていますか
『7本だっけ?あぁ。すごいよ。今夜のようにスリーポイントから攻めることも高いレベルで彼はできるってことだ。彼のミッドレンジから点を取る力も止められないと思っているよ。それでも彼がチームに勢いをつけるためにスリーポイントからゲームを始めたことをいいと思っている』

ザイオンのラメロ・ボールに対してのディフェンスを見てどう思いましたか
『あれは素晴らしかった。普段なら入れ替わるところだけど、ザイオンはあの場面を違うと判断したみたいだ。だから彼には止めてもらうしかなかった』

先程悪いパスを取る練習をするという話がありましたが、それはどうやってやるんですか?
『誰かに投げてもらうんだ。時には転がしてみたり。高くぶん投げたり。それでもボールを受け取って、撃ちきるのが俺の次のステップだ。クレイ・トンプソンみたいにね。彼もどの状態からでもボールをキャッチするし、俺がやりたいことでもある。もっとシュートを撃てればもっと相手からの視線を集めるようになるから』

トレイ・マーフィーとプレーして数試合だと思うが、彼とプレーすることはどう思う
『正直に言えば、あれだけのシュートを撃つ選手と組むことはリーグ広しと言えどなかなかないと思うよ。ここでいうシュートを撃つってのは俺よりもうまくシュートを撃つってことだけどね。これまでの人生がそうだったように、彼とプレーするのも最高だ。ドライブしながら、コートにいる彼を探しているときもある。彼もそれを理解してくれるんだ。彼とプレーするのは楽しいよ』

CJ McCollum

25本の3ptは過去最高の成功数です。これまでの最多本数を3本上回っています。今夜チームに何が起きたのでしょうか
『俺達のペースが特にずば抜けている試合だったね。リバウンドを取ってオフェンスが始まって、沢山キックアウトしたかと思ったらペイントで体を張る。中ではローラーが、外ではシューターが、それをめくるめくチームとして回していった結果がこれだ。ホークから始まるときもあれば、トレイだったり、俺だったり、色んなオフェンスの起点があったことも大きいね。それからハーブはうまくシュートを決めてくれた。特にコーナー。それも右コーナーで高い精度でシュートしているよね。俺も今日は上手くプレーできたと思っている。チームとしてはより早くプレーするほうが簡単だと思うよ。勿論スリーが決まることも大事だけど、相手を止めて止めて止め続けていればこっちがスリーを撃つチャンスも得られるしゲームはより簡単になっていく』

ジョーダン・ホーキンスのようなルーキーが入ってきて、ルーキーがショットメイクするのは珍しいと思う、彼が証明した能力についてはどう思う
『彼は本当に優れたシューターだ。自分の技術に取り組んでいるものに対しても自信を持っている。特にリリースも早いし、選手としての賢さもある。オープンスペースを見つける方法をよく知っている。今の彼はハードワークと自信の産物だと思う。それは人との出会いでもあるし、彼も自分で出せるものを示している。今の彼の姿勢は全米選手権で優勝した理由を示している』

この数試合BIの数字は下がっていたが、1Qで攻撃的な姿勢でゲームを始めたことをどう思いましたか?
『自信を持ってプレーをしていたと思うよ。彼は今夜フリーなら遠慮なく撃ったし、積極的にプレーを続けていたよね。リバウンドを取るところから彼のオフェンスが始まっていたようにも思う。今夜彼は2点を狙わずに積極的に3点を狙いに行った。彼の最初の7本のシュートは全部スリーポイントだったと思うけど、これこそ彼の強さの表れだと思う。本来、彼が望めばミッドに入ることなんて容易いはずだよ。でも俺は彼にただの砲台になんてなってほしくなかった。チームメイトにスリーポイントを決めさせたり、ドリブルで切り込んでキックアウトしたり、そういうことができる選手なんだから。俺がパスを出して、バスケットに切り込ませても、彼はどこまでもチームメイトとプレーしていた。本当に堅実で素晴らしいオールラウンダーとしての試合をしたと思う。でも、彼は3,4アシスト位逃したんじゃないかな。後で話し合いだね。もしかしたら一部のチームが15アシスト位しかしてない夜もあるかもしれないし、彼が10アシストするのも決して簡単なことじゃなかったよ』

ホーキンスみたいなルーキーが自信をもってシュートを撃っていることをどう思っている
『彼はたくさん準備をこなしている。ジムでは沢山シュートを撃っているし、成功が続くと自信がつくからね。彼の自信の源はそこにあるんじゃないかな。これまでの成功と、積み重ね、それが血液のように彼の体を駆け巡っているんだと思う。俺達も彼にはシュートを撃てと言っている。何本かは厳戒態勢のなかでのシュートだったのも知っている。それでも彼がスペースを見つけてタフなシュートを決めるってことがどれだけ時代の先を行っているか、その行動自体が示していると思う』

ここニューオーリンズで奨学金プログラムを作る経緯について知りたいのです

『いい質問だね。かなり長い間、家族やアシュリーと話していた。オフコートでの俺のすべてのことをやってくれているけど、実際に影響を与える方法について、見つけようとしているところだ。特にこの街では色んな教育を受けた人がいて、様々なニーズがあることも理解している。俺の妻もあまりに多くの学士を持っているし、歯科医として修士号、博士号を持っている。俺達が話し合ってきたことは、この街にどんな風に貢献し、多くの子供たちが大学に行くにあたって直面する課題を理解することだった。なのでどういうところと協力しようかと考えていたところだ。カレッジ・ビヨンドはそういうところで理にかなっている。俺達は特にこのニューオーリンズという街に焦点を当てている。子供たちがやりたいことをやれるようにするために、携われることに今からワクワクしている。既に10人の子供たちが決まっていて、俺が投稿したリンクから登録ができる。またそれについては1/22に投稿するよ』
『俺は今自分が高いレベルでスポーツでき、最高のパフォーマンスを発揮できることに感謝している。家族の面倒も見れるし、試合が俺に沢山のチャンスをくれた。俺にとってそのチャンスは使うものから、他の人たちを助けることができるときに、自分ができることをするために変わっていっていると思う。俺自身バスケットボールをするための奨学金をもらったから、お金の心配は必要なかったけど、妻や多くの人がローンを組まざるを得ない状況でそのプロセスを必ず通らないといけない。そうしたプレッシャーから誰かを解放し、学びたいことを学ばせたいと思っている。俺達がこの街に与える影響について考えると、今からワクワクしている。俺達はこれからもこのコミュニティのために沢山のことをしていくつもりだけど、今からどんなことができるのか考えただけでもワクワクするよ』
(余談にはなりますが、会長は学生時代にリーハイ大学というバスケットボールでは無名の大学でジャーナリズムについて勉強しており、ドラフト候補として選ばれるはずだった2012年のドラフトを学士修了のために1年遅らせたという話もあります。その当時会長自身がドラフトを優先せず、修了を優先することを書いた記事もあるのでそれもリンクつけておきます)

会長の記事はこちら

トレイとジョーダンのコンビは君たちのベンチユニットにどんないいものを与えてくれるだろうか
『つまり、スペースが重要だってことだ。チームが彼らのためにシュートを意識しなければいけない。トレイの射程は長いし、ジョーダンは遠くからでもシュートを決められる。でも、彼はそれだけじゃなく、レイ・アレンとすごく似ている。俺やザイオンやBIはその中でボールを持ちながらパスを回せるし、中に切り込みながらも彼らを見ることもできる。試合の中で6,7,8本とスリーを決める誰かにパスを投げるだけでいい。はっきり言って同情するよ。シュートだけじゃなくディフェンスでも脅威になるだろう。俺達は高いレベルで競い続け、選手の強みと利点をすべて活用することを目指していきたいね』


Brandon Ingram

オフェンス面では何が機能していたと思いますか
『オープンショットを見つけるだけだ。勿論CJを含めた3人のスナイパーがいたからね。CJ,ホーク、トレイ、彼らは毎晩これをやっているけど、今夜は特に波に乗っていた』

数週間前にあなたが言っていたことだけど、『俺とザイオンは似ている、俺が知っている最大のことは俺達にはスペースが必要だ』ということです。今夜はコート上にそれがあったと思います
『そうだね。少しだけ自由だったように感じるなぁ。ただ俺が思うにスリーポイントラインにももっと沢山のスペースがあったような、そんな感じがするんだ。そして以前のシャーロットでの彼らのプレーから今日はスリーポイントラインあたりから数本打たれるだろうことはわかっていたから、ディフェンスに関してもよかったと思う。今日はザイオンが相手を詰め込んだような気がしたんだ。相手からしたら、ザイオンがどれだけの脅威かわかりきっているし、今日彼がトップに立った時の引力は間違いなく示していたと思うよ。ちょうど、相手がボックスでエルボーの位置だったから俺達が彼を少し助けなきゃいけなかったけど、そんなに大したことじゃなかったしな』

今夜のあなたの勢いはこの数試合勢いを落としていたことも頭のどこかにはあったのでしょうか
『ディフェンスが俺にくれたものを受け取って、ただいつもより少し自由にプレーしただけだ。今日は中に行かないように努めていた。沢山のボールスクリーンにぶつけて、相手をへとへとにさせた。前のシュートのことなんか気にせずにとにかく撃ち続けることにした。俺はあまりシュートを外さないから、シュートを外した時に少し落ち込んじゃうんだ。今日はそういうのやめにした。とにかく撃ってみた。それが今夜俺がやりたかったことだ』

最初に撃ったシュート7本が全部3ptだと知っていましたか?
『知ってたよ』

実際のところ、トリプルダブルまであと1アシストだった時、選手たちはどれだけ意識していたのでしょうか
『全員そうだったと思うよ。俺もいつでも撃てよって全員に言った。本当はトレイがブロックされるかもと思ってリムを開けていたんだ。まぁ、彼はあのシュートを見事に決めたんだけどね』

ピック&ロールでの仕掛けも見られましたが、どういう目的を持っていますか
『俺はただ効果的になる方法を探している。俺達が本当にいいチームになるためには効果的で積極的にプレーしなきゃいけない。毎晩ディフェンスを振り切る方法を見つけていくしかないんだ。それがボールなしでも、リバウンドしたボールでも、とにかくスピードを上げていかないとね』

カイラがトレードされたという情報が試合前に公式に発表されましたね。トレード前に彼と話す機会はありましたか
『ウィリーがここに来て俺達に伝えるまで、知らなかったことだ。俺はバスケットボールにのめり込んでいるから、あんまりインターネットを見ないし……。だから彼と話すチャンスはなかったよ。でも今夜か明日には連絡してみる。彼はとても若かったし、その年齢にしてはプロだったと思う。そしてビジネスのことも理解していた。彼が毎日来た時に試合でプレーするかどうかは関係なく、ただ自分のやるべきことに取り組んでいる姿が印象的だった。彼はGリーグに行くたびにいい結果を出したし、トロントが彼にとっていい場所になると思うよ』

あなたの統計上ミッドレンジも50%かそこら決まっていると思う。それでももっとスリーを撃つべきだという話もある。君はどうバランスをとっている
『今夜はディフェンスが俺にスリーをもたらしてくれた。今までもミッドレンジから30点、40点取った試合もあるから、順応するのは難しいけど、それでも俺は求められているものをこなすよ』

ホーキンスのここまでの活躍を見てどう思いますか
『印象的だね。彼が準備を整えているし既に自信も持っている。彼がシュートを決めようが外そうが関係なく、準備ができている。ほとんどの場合シュートの中で自信が揺らぐことはない。俺達全員が必要とするものだし、全員が試合で大切にしているものでもある。必要な時に必要なことができるやつだと思っているよ』

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?