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【復刻版】かくして君は空を舞う


はじめに

この5試合、チームを背負って戦い続ける若武者、ジェイレン・ジョンソン。彼のここまでの道のりも決して平らな道ではなかった。幾度も辛酸をなめ、脚光を浴びない日々が続いた。そうした逆境から幾度も這い上がってきた不屈のイケメンである。
これは彼が大活躍し、勝利インタビューを飾った試合を振り返る。

Quin Snyder

今日の勝因は
『全員がいいプレーをした。ベンチがチームを猛烈に押し上げてくれたと思う。ファウルは嵩んだ時間もあったが、積極的にプレーし続け、相手をうまく手懐けた。JJは明らかにコートのなかでいい仕事をいくつかしたし、ボギーもそうだ。彼らがチームを勢いにのせたことで、スターターが最後に試合を終わらせることが出来た。まだディフェンスで崩れるところもあるが、正しく機能し続けることに近付いてきたと思う。その努力を嬉しく、誇りに思う。今夜我々は互いに高めあえた』

3Q15点差つけられたときのTOで選手になんて声をかけたか
『そのときはチームがうまくまとまっていないと思った。深呼吸をさせて、我々のやりたいプレーをやってこようといった。いくつか調整は必要だった。JJがその役割で、彼が出来ることに注力してくれた。今夜のポルジンギスは止められなかった。彼は大きいし体を寄せられてもお構いなしだった。我々は彼に手痛いスリーも何本かもらった。しかし、何がなんでも我々は彼のリズムを止めようとして、そこがチームとして最大の功績だったと思う』

チームのボール回しについて
『私が我々に求めたものとして、最善を尽くしたと思う。よいシュートより素晴らしいシュートを目指してくれた。誰かがミスしても何度でもパスを回し続けた。TOになってしまったとしてもね。精神的にチームとして、オフェンスを繋げることを果たしてくれたと思う。ひとつ釈明はするが、我々の最高のオフェンシブプレーヤーがなにもしないということではない。我々はチームとして正しいプレーをした。それから自信を持つことも大事だった。TOのときにJCと話した。彼はマイアミとの2戦で挑める状況でも彼をストレッチ役にしていなかった。彼は今夜がその面目躍如の日だとわかっていた。だから積極的にシュートを狙いにいっていた。同じことはJJにも言えることだった。彼らのシュートもまた我々のシュートだ。もし決まらなくてもエクストラパスが繋がれば、より簡単なシュートを決められるチャンスに繋がる。いつでもそういう視点を持つことが大事だ』

JJがミスをしてもプレーを続けさせたことについて
『人はすべからくミスをする。誰もがそうだ。それでもそのミスを乗り越えたとき、それは自信に繋がる。願わくば彼がそういう経験をすることを願ってる。ここにはそういう自信を積み重ねた選手が沢山いるから。練習のミスも試合のミスも変わらない。そのあとどうするかが、成長の過程だと思うよ。彼は若くてコートでプレーするのが大好きだ。彼が今夜やってのけたマッチアップは見ていて楽しかった』

今夜のポルジンギスの活躍について
『あとで映像を見直すよ。彼はやはり大きいね笑 彼はそう思わせない位にスキルの幅を持ってるから。3点もとれるし、2点だって簡単にとってくる。彼にいくつかスリーを献上してしまった。外も中もディフェンスするのは大変だ。さっきも言ったけど映像を見てみないとね。それから彼についても対策を立てないと。何か足掛かりが見つけられることを願ってるよ』

Jalen Johnson

ポスタライズダンクをかました感想は
『コーチがやれって言ったからやっただけだよ。俺の身体能力の全力でやってやったね』

この数試合の試合展開について
『今日みたいな試合は俺たちが点をとれば彼らも点をとってきた、俺たちがどう応えるかと、俺たちの連携を見せつけるよ。最後5分みたいにね。全員がディフェンスに全力を尽くしていた。俺たちがやった網羅するようなディフェンスはシュートを打つことすら躊躇わせられたと思っている。ただ、俺達の連携はまだ始まったばかりだ。これをより深めていつでも出来るようになれば、素晴らしいことだと思うよ』

コーチから9人目としてローテーションをもらい、今日のような試合でリズムを掴んだことについて
『多くの時間をプレーすることは俺の自信に繋がる。這い上がってきたものだからなおのことね

コーチからはどんな言葉を?
『彼は俺に次のプレーは何をしたらいいかを助言してくれる。フリースローの時に彼と話すことでコートで何をすべきかがわかるんだ。時々彼は俺を指名して何をすべきか聞いたりもする。そうしたやりとりは素晴らしいと思うし、自分のスキルを高めていきたいとも思う』

2019年以来初の7人が2試合連続2桁得点を記録しましたがチームのボール回しについて
『俺達はいい判断でボールを回せている。誰かがオープンで、その隣のやつがワイドオープンだったら、迷わずそこにパスをいれる。それが素晴らしい。だって楽しくプレーできるからね。こういうバスケをするのは楽しいよ。俺達一人一人に対してのディフェンスも弱まるし、リードを生み出すことも出来るから』

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