見出し画像

2023-2024インタビュー③Bruno Fernando

インタビュー訳


ワークアウトに関してですが、これまでにどのコーチと話し合い、あなたのゲームを次のレベルに高めていくつもりですか?
『夏は君も俺も忙しかった。俺も代表のチームに合流していたからね。それでも俺がここでアントニオコーチと一緒にワークアウトしたことは知っているはずだ。何か違うものをもたらすためにワークアウトを順番に試していったこともあったけど、彼らの大半から得るものはあったと思ってるよ。ただ、彼らのやり方も理解してほしい。俺は色んなことを改善していきたいと考えている。具体的なものは試合で反映させてみる』

ブルーノ、あなたはルーキーの頃に戻ってきて自分のフィルムを沢山見たといっていたね。あなたは今日に至るまで自分自身について多くを学んだと思います。それは今でも続いていると思いますが、シーズンが終わった後も続いているのでしょうか
『あぁ。今でもやってるよ。ワールドカップでの試合は恐らく20回は見たと思う。戻ってからもう何回もやっているけど、いつだってそうしているつもりさ。フィルムはいつも信頼できるものだ。いつも外に出てフィルムを見るようにしている。それはただ自分で客観的に見ることを可能にしてるんだ。わかるだろ?コートにいるときの俺は正しいことをしたと思っているかもしれないけど、一日が終わっていざ映像を見ると、自分が思っていた以上にゆっくりと動いているときとかね。フィルム自体はほんの小さなことを拾うことができるだけかもしれないけど、フィルムは自分を大いに助けてくれる。そして俺は自由な時間が沢山ある。バスケットボール以外は何もしてないから家にいてラップトップ片手に、別のことをしながら映像を流し見している』

ブルーノ。オフシーズンのコンディションプログラムはどうだった?少しほっそりしたように見えるけど、もう少し体重を増やしたほうがいいんじゃないかな。プログラムについて具体的に教えてください。
『素晴らしかったよ。代表チームに合流していたように忙しい夏を過ごしていたからね。いいこともあって、コートに沢山出られたし、ウェイトルームにも通い詰めることができた。今はどうだろうな、俺にもわからないけど。ただバランスをとるように心がけているよ、俺は痩せたように見えるかもしれないけど、体重は増えてるんだ。そこはよくわからないけど、でも大丈夫だ。君が言いたいことも理解はできるしね。でもいい感じだよ。動きも素晴らしい』

ワールドカップ後からシーズンに入るまでの準備期間など、コンディションをどのように管理していましたか。ワールドカップは非常に綿密なスケジュールなので
『特に大きな差はなかったな。長い間アメリカにいたような気もするんだけど、でも実際ここに戻ってきたのは9月8日くらいじゃなかったかな。今日が10月1日か2日だから、それほど大きなずれはないかな。俺としてはワールドカップが終わった後にちょっと時間を作ったんだ。自分のための時間だったね。家族に会いに行ったんだ。ロンドンにいる兄と会って、ちょっと元気を取り戻して、アメリカに戻ってきてすぐに元の生活に戻ったんだ。すべてを失わないようにするためにね。コンディショニングもそうだけど、除脂肪体重を維持することとか、ウェイトルームに通い詰めるとかそういうのを夏の間ずっとやってたね。そしたら元に戻った。さっきも言ったようにバランスを考えるように努力していた』

あなたにとってワークアウトに戻るのは簡単でしたか
『あぁ。簡単だったよ。さっきも言った通りでリズムをつかんでいるからね。それから長い間代表チームにもいたから、分かりやすく言うと知人に会ったくらい気軽なもんだった。代表期間は1日2回の練習があって、ワールドカップが終わってから帰ってきたけど、でも体はリズムに乗ったままで、まだまだいけるなってのが自分でも分かったように感じたんだ。そして、個々のスタッフたちとみんなが俺を楽にしてくれるのは知ってたから、戻ってくるのは苦じゃなかったよ。代表チームからずっとバスケットボールへの感覚が保たれたままだから、あとは今ここで何をしなきゃいけないかという部分に移行するだけで、それも簡単なことだ』

君がいた最初の頃はこのチームは再建中だった。今はプレーオフの舞台まで舞い戻ってきているけど、当時と今の違いって何があるかな。
『勝利への姿勢じゃないかな。君はいいこと言ったと思うよ。俺達が当時再建中だったのを知っているってこと。俺達の大半が若造だった。今は当時と完全に違う場所にいるよ。あのころに比べたら年を取ったし、よっぽど成熟している。賢いプレーも多くなってきている。当時みたいなスピードの最高潮みたいなプレーは本当に少なくなったね。ゲームは早くなったけど、それと同時に遅くもなっている。多分俺の言いたいことはみんな何となくわかってくれると思う。俺がいた当時の人も何人かはここにいるし、俺達が何をすべきか、どのようにやるべきかはもうアイディアとして浮かんでいるってことも違うよね。今と昔だったら全部違ったと思うよ。ここはNBAだからシステムや組織が似通うことはある。ただ、特定の状況を際立たせるようなものもあったりする。君が言ったアトランタでの出来事は再建から復活にかけてひとつのフェイズを超えたところでもある。ちょうどパズルのようにピタリとはまるように全員が残ってチームと組織として成長し、戻ってくることをみんなそれぞれが分かってることが一番違うかもね』

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?