アトランタ・ドリーム⑪ モックドラフトver1.2...?


ドラフト開始日について

WNBAのドラフトが近付いてまいりました。間違ってなければ日本時間4/16の午前8時くらいからでしょうかね。
今年のドラフトといえば、まぁ目玉はケイトリン・クラークですかね。現在も大学バスケをにぎわせている張本人がWNBAに加わるということで、ここを楽しみにしているファンは多いんじゃないかと思います。彼女以外にもチームの中核を担えるであろう華のある選手も多く、なかなか面白い年になるのではないかなと思ったりもします。まぁ、枠が少ないんで、彼らのうちの何人生き残るかという問題のほうが大きいんですけどね。リーグは早くテコ入れしなさい。テコ入れを。
そんな感じで、ドラフト前日までにあがるであろうこの記事では、1巡目のみの簡単なモックドラフトを想像で仕立ててみたので、興味のある人は読んでみてください。もっと興味が出てきたら5/16からシーズンが開幕するのでハイライトを楽しんでください。
それじゃいきましょう。

おこめ調べモックドラフト

1位 Indiana Fever Caitlin Clark
疑いようもない1位だと思います。平均31.6得点-7.4リバウンド-8.9アシスト。しかもFG%45.5%、3pt%が37.8%。1試合平均最低5本の3pt撃ってて37.8%って、そりゃおめぇ……すげぇや。
フィーバーは前年のドラフトも1位指名権を持っていて、そこでアーリヤ・ボストンを指名しております。彼女はルーキー・オブ・ザ・イヤーにも輝くほどのインサイドプレーヤーとして活躍していましたね。中にはアーリヤ、外からケイトリンのコンビはリーグを悩ませるような名コンビになると思います。シュートだけじゃなく、パスセンスも高い選手ですし、この二人が組んだら普通にファン増えそうですね。
この二人を起点にプレーオフ、ひいては優勝を目指していく形になるでしょう。

2位 Los Angels Sparks Cameron Brink
2位ということで彼女の箔が落ちるのではないかといわれると、そんなことはないですね。平均17.4得点と得点力もさることながら、リバウンド力も今期は平均11.9本。平均ブロック数3.7は圧巻の数字ですね。一方、ディフェンス時のファウルには注意しなければいけないでしょう。FT%もこの2年は80%超えてますし、3pt%が現在1試合平均0.6-2本の間で30%。外角の確率が伸びてくると、より面白い選手になっていくのかなと思います。オグミケというチームを代表していた同ポジションのフランチャイズプレーヤーの移籍はありましたが、今後は彼女がスパークスのインサイドの柱になることに期待したいですね。

3位 Chicago Sky Rickea Jackson
望んだ再建ではないという複雑な状況ではありますが、3位指名権をとれたことをまずは喜ぶべきでしょう。今期の指名権はウィングスにトレード済み(5位)だったので、手ぶらの再建よりかは遥かに大きな一歩だと思います。
彼女のいたテネシー大学はトーナメント2回戦での敗退となりましたが、彼女自体はトーナメント中平均29.5得点、9.5リバウンド、FG%は63.9%を記録していました。どこからでも点が取れるのが魅力ですが、ミッドレンジ付近からの組み立てが多いですね。6'2(=188cm)というサイズがありながら、ハンドリングもこなし、運動能力を高く、攻守で味のある選手ですから、スカイの再建に大きく貢献すると思います。

4位 Los Angels Sparks Kamilla Cordoso
2位に続き、4位でもインサイドの選手であるKamillaを指名してくるかなと思います。Cameronとの相性がすこぶるいいかといわれると現段階では疑問は残りますが、スパークスは再建に踏み切ったばかりで時間に猶予があるチームでもあるので、ここから彼女たちが摩天楼コンビとして、ロサンゼルスを代表するコンビに育つ時間を待つことができるのは大きいですね。
もうすでにブラジル代表としても活躍しているし、ポテンシャル十分じゃないかと思います。オフェンスのエリアとしては重なる場面が多い二人でもありますが、Cameronとのハイアンドローからの外のシューターへ展開なんかが見れたりすると、チームとしては止めようがないのかなと思います。再建中にこの二人にパスを回せて自分も点が取れるいい司令塔役が欲しいかな。現状は頑張れ、エアリです。Cameronが6'4。Kamillaが6'7とサイズで有利になる場面は確実に他より多いですからね。

5位 Dallas Wings Jacy Sheldon
正直ウィングスの指名って難しいんですよね。
ウィングスの状況って大きく分けると2つあると思ってて
1. 5位を使って、9位をトレード
2.  両方指名する
ここから更に優秀なリムプロテクターでもあるAaliyah Edwardsを指名するか否か、指名しない場合はじゃあ空いた枠のガードか?という形になるわけですね。

フロントコートは十分どころか十二分にいい選手囲っていますし、ポジション的に空いているのはガードの選手。しかし、ルーキーで埋めるのか?その枠?と思わないでもない。ロスター枠10人は確実でフロントコートは十分足りていると思ったので、ガードであるJacy Sheldonで予想。

ドリームも人のことあんまり言えないけど、ウィングスもタックスラインかなり近いので、どう振ってきてもおかしくはないのと、2025年のドラフト話も入れておくと、自前の1巡目指名権はトレードに出しているけど、ドリームの指名権、スカイとの1巡目交換権があるので、今年2人指名すると来年の上位指名でまた枠埋めちゃうんだよな。だから今年の指名権1本を使わないとしたら9位の方かな感はある。5位はトレード出そうにも、リーグ全体が大きく動きすぎて真っ当に取れるところが想像つかん。
Jacy Sheldonに話を戻すと、彼女はウィングスに合う、というか、どのチームでも相性抜群だと思います。ディフェンスは上手だし、オフェンスも味方の射線を通せるスリーがあるし。自分でプレーを作る軸の選手ではないけど3&Dの厄介な選手として花開きそうな気はしますね。

6位 Washington Mystics Aaliyah Edwards
ここも難しいんだよな。チームには有望株のシャキーラ・オースティンがいて、彼女がインサイドプレーヤーなので、彼女と同系統っぽいAaliyah Edwardsを指名するのか、どうなのか。ま、ジョンコリだってルーキー時代はほぼ中にいたけど、徐々に外につり出していったわけだし、今の時期から全くフィットしないことを考える必要はないか。Aaliyah Edwardsのいいところは強い体、強い精神の持ち主なので、正直そこはWNBAでも通用すると思う。あとは技術面でどうかというところ。これはコーチ陣の腕の見せ所かもしれない。
逆に言えば技術が身についたら彼女のキャリアは長いと思われる。そういう意味でもここから再建に踏み切ったミスティックスに入るのって、そんなに彼女にとって悪いことではないんじゃね?と思う。2025年は指名権2本もあるし、もしかしたら大学時代のチームメイト、ペイジ・ベッカーズが指名できる、なんてこともあるかもしれないし。そうはならなくても時間があるってのはどんなルーキーにもいい環境というのは間違いないよね

7位 Minnesota Lynx Angel Reese
正直悩ましい枠その③。だって補強する明確なポイントがない。正直このオフで結構選手の入れ替えをして、多分チームとしてもいい感じに行くんじゃね?感をお出ししてきたので、正直ここに加わる選手って難しいよな。インサイドのAngel Reese、もしくはオーストラリアリーグに在籍しているNyadiew Puoch、うーん。どっちもいい選手だな。と思ったんだけど、何となくチームのカラーと合いそうなAngel Reeseを予想。Angel Reeseは得意不得意が今のところはっきりわかりやすく、ディフェンスに関しては十分通用すると思われるが、オフェンスに関しては、ちょっと疑問符かな。特にジャンプシュートをまともにここまで撃ってないことで彼女がどうマークされるのかは気になる。とはいえ、華があるし、オフェンス面の問題が解決するならリーグにも長くいることになるやろ。

8位 Chicago Sky Nyadiew Puoch
思い返せば来期の指名権はない……というか、あるけどスワップされることを考えると、今期で才能ある選手を入れておきたいと思うので8位にNyadiew Puochを指名予想。今期はオーストラリアリーグで優勝を経験し、6'1とサイズも十分。2,3,4番あたりをこなせる運動力もあるし、何より弱冠19歳というこれからの未来に懸けられるものはさぞ大きかろうと思う。意外と8位というのも好ポジションで後述のPFだとAlissa Pilliとか、コンボガードだったらLeila Lacanあたりも狙えるので、この辺を狙ってる可能性もあるし、もし、Angel Reeseとかが落ちてきたとしてもキャッチできるポジションにはいるからね。

9位 Dallas Wings Leila Lacan
外角にはまだまだ改善の余地ありという声もあるけど、鋭い嗅覚を感じるディフェンスと結構広い視野、180cm近い長身のガードですね。今はフランスリーグで武者修行中だし、U19のときにはフランス代表として日本代表と対戦歴もある。出番はあると思うし、ウィングスは大きいサイズの選手がひしめき合ってるイメージがあるので、個人的にはぴったり合うんじゃないかと思う。
ドリームのいる12位まで残っててくれれば指名も十分あり得るだろうけど、その前にサン、リバティの2チームが残っておるので大分難しいかもしれない。

10位 Connecticut Sun Alissa Pilli
サンに関しては2択でPFの彼女か、あるいはDyaisha FairのようなPGか。今回はPFのAlissa Pilliにしました。チームカラーに合いそうだと思ったからです。オフェンスに関してはアンダーサイズながら、ポストから押し込むパワーはあるし、外も撃てるので、チームとの相性もいいんじゃないかと思います。ディフェンスに関しては、アンダーサイズなのがネックになってて、ポストディフェンスを厳しいとみる人もいるようですな。まぁ、アリッサ・トーマスというディフェンスの名手がいるので、彼女がカバーに回る形としての起用はあるかもしれない。チームとしてもここは強いし、こういうザック・ランドルフっぽいタイプの選手がドはまりしたら、面白いことになるんだろうなぁ(白目)の感情で見守りたいと思います。

11位 New York Liberty Charisma Osborne
バックコートのディフェンスでテコ入れたい……ような気がして11位予想。ペリメーターディフェンスがいい選手なので、オールスターでカリーと素晴らしいシューティング対決をしたサブリナとも合うんじゃないかなと思っている。しかし、そんな選手他にもいるだろうと言われればそうで、フロントコートだけど、外もあってオフェンスで多彩なAlissa Pilliとか、同じく長身でディフェンスのいいコンボガードのLeila Lacanとか、狙えないこともないんじゃね、と思う。
これ以上リバティ強くなってどうすんの問題もそうだが、これ以上エーシズ強くなってどうすんだ問題も何かしらで解決してほしい。

12位 Atlanta Dream Nika Muhl
あれ……?前回紹介した選手、悉くいなくね……?KitleyはACLをやってしまったし、Geogiaは大学に戻り、残りの二人は上位指名予想……?険しいな12位。俺の中で想定外だったけども、まぁ、それはいいや。
Nikaは180cmとサイズがあるPGで、パサーとして視野が広く、前線を走っている味方や空いた味方にパスを飛ばし、ディフェンスではアルバラードっぽい、ねちっこくいやらしい(誉め言葉)ディフェンスができます。単独突破のシーンはあんまり見ないけど、今期は3pt%40%超えてたね。1試合平均1.3本から3.3本なので、ハーブ位は撃っているのだろうか。
何はともあれ、あのパスセンスはドリームのオフェンスを更に盛り立てる存在になると思います。何より速いテンポで戦ってるドリームの速攻に華を添えるいいパス出せるんじゃないかな。……とかいって俺のリサーチ不足で大学戻りますとかだったら目も当てられない。どこかにドリームに合うディフェンスのいいガード、もしくはポテンシャルのある素早いビッグマン、お待ちしています。

……ここまで読んだあなたが一番の勇者だと思います。
お疲れ様でした。
改めてドラフトは日本時間4/16午前8時ごろだと思うので、当日は見てください。多分タダで見れると思います。私も後を追いかけます。

それでは、ごきげんよう。おこめでした。






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