見出し画像

建築家の系譜 考察・参考資料

系譜の考察

モダニズム(機能主義)建築 → ポストモダン建築→ モダニズム建築の潮流は繰り返す?

(近代建築)
1.CAIM解散後・メタボリズム運動以降はポストモダンに傾倒する
  (取り入れる)建築家が出てくる。
  これは転向したというより、ポストモダンを取り入れる、又は発展。
2.CIAM前後からポストモダンを称する建築家は機能主義建築に対する
  批判が強い。
  ポストモダン誕生の経緯から当然か?
3.ジョサイア・コンドルの系譜はモダニズム建築以前の西洋建築を
  日本に取り入れた流れ。


(古代からの流れ)繰り返されるモダニズムとポストモダン
●ギリシャ建築のような石材を削り装飾を施す建築
 強:機能(モダン)
 美:装飾:(ポストモダン)
 用:計画
 まだモダニズム、ポストモダンの概念が無い
↓                                        

●鉄・ガラス・コンクリートを使い装飾を排除した建築
 (機能主義・モダニズム建築の発生)
↓                                        

●モダニズム建築への批判から生まれたポストモダン建築
↓                                        

●モダニズム建築家のポストモダン要素の取り入れ(融合)
※ポストモダン扱い
 メタボリズム運動なども含まれる
●ポストモダン建築実現のための技術的挑戦 
(結果として技術革新からモダニズム(機能建築)を発展させる)
↓                                        

●新素材・新工法によりネオモダン建築へと発展
(風貌はポストモダンとも言える?)
 脱機能主義建築など派生も誕生
↓                                        

●現在、利用者の利便性、建物維持の省エネ化からシンプルなものへ
(機能主義建築への回帰?)
公共性が求められる建築は、「建築家が作りたい建築」と「利用者が使いやすい・維持管理の省エネ」との主張衝突が常に発生。しかし、これもまたこれまで繰り返されてきた潮流と同じで、更なる発展の過程に過ぎないのかもしれない。


系譜作成の参考サイト リンク一覧


系譜作成にあたり参考にした読み物です。
試験勉強の息抜きにぜひ。
特に建築家の講演の文字起こしのサイトは、おすすめ❗️


財務省  日本の建築(法隆寺から新国立競技場まで)(下)

建築家 フランク・ゲーリーを知ろう!

「消える建築」を求めて 隈 研吾の挑戦<後編>
⭐️おすすめ

日本建築史

一級建築士・二級建築士過去問無料解説サイト
(ロバート・ヴェンチューリ)

〈建築理論研究 02〉──原広司『空間〈機能から様相へ〉』
⭐️おすすめ

坂 茂と語る建築家の社会的役割  若手時代の安藤忠雄氏との思い出
⭐️おすすめ

坂 茂と語る建築家の社会的役割  ポストモダンは「危険な罠」だった
⭐️おすすめ

「世界デザイン会議」とメタボリズム 「メタボリストが語るメタボリズム」(4)
⭐️おすすめ

近畿大学 建築概論講義資料

建築におけるメタボリスト運動

TOTO通信  吉田五十八の「形式知」、村野藤吾の「暗黙知」
⭐️おすすめ

建築家 村野藤吾を知ろう!世界平和記念聖堂/日生劇場など

ジョサイア・コンドルとはどんな人物?

旧唐津銀行

辰野金吾の建築と育てた弟子たち - 日本銀行金融研究所

Special Thanks  Wikipedia

「知る・知りたい」きっかけを作ってくれた『建築士試験マニア/はまちゃん』に感謝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?