マッチングアプリレポ⑥

その③〜コミュ障の研修医〜

前回の研修医とのダメージを抱えたまま、私は人恋しさに駆られてwithを再開した。
マッチングしたのは同い年の研修医。ビックリしたのが、マッチングした即日、ご飯を誘って来た事だ。しかも、指定されたのは翌日。
前の研修医とは2週間もアプリ内でやり取りして、私から誘って遊んだと言うのに。展開が早い、早すぎる。
だが、前の研修医の面影を探し求めていた私は、流石に翌日は無理だったが、2週間後にご飯に行く事を約束した。また研修医とご飯に行く事になった!と友達に伝えると、「懲りないねぇ…」と言われた。

淡白なLINE

アプリ内でLINEを交換した。LINEでやり取りを開始したが、めちゃくちゃ淡白なメッセージしか来ない。友人にLINEを見せたところ、「これ…お相手、コミュ障の可能性があるなw」と苦笑していた。
やり取りはたった2日で途切れた。前の研修医と比べると、物凄い差である。ちなみに顔写真は交換していなかった為、顔をお互い知らないまま会う事になった。

綺麗な顔立ち…でもキモい。

デパートで待ち合わせをしていた。それっぽい人がいた。声をかけた。ヒョロヒョロした声をしている。直感で感じた…キモい。
その後、アフタヌーンティーを一緒にしたが、私が話を盛り上げようとするだけで、その研修医の話は全く面白く無い。顔は綺麗だが、とにかく挙動がキモい。アフタヌーンティーが終わった後、嫌々ながら街を一緒に散策した。正直、会った瞬間に帰りたかった。

家に来る!?

結局、晩ご飯も誘われて一緒に食べる事になった。聞けば、2年も大学を留年して学費が5000万円かかったと言う。それだけでドン引きである。晩ご飯の途中で「〇〇さんの家、見に行っても良いですか?」と言われた。初対面の女の家に行きたいとは、距離感がバグっている。
その発言をされてから、私は黙りこくるようになった。様子が変わった私に彼は「〇〇さんって情緒不安定なんですか?」と聞いてきた。お前のせいで情緒が乱れたんだよ!黙ってろ!
「次はいつ会いますか?」と聞かれたが、完全に萎えていた私は「LINEで決めましょう。」と愛想笑いをして、帰り道でLINEをブロック削除した。

結論

同じ研修医と仲良くなれば、前の研修医を忘れられると思ったのだが、前の研修医の完璧さが浮き彫りになって益々恋しくなっただけであった。私が好きになったのは医師という身分では無く、彼自身だったのだ。再確認できた。
とにかく気持ち悪い思いをして、3人目とは終わった。

続く。次回からは舞台がペアーズになります。

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