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心のブロック

こんにちは。
急に「ブロックって外さないといけない悪いものなの?😭」って声が聞こえてきたので考えてみます。
考えながら書きますのであっちこっちウロウロするかもしれませんがご容赦くださいませ。

突然「ブロックって外さないといけない悪いものなの?😭」って声が聞こえたのです。
それまで「人が怖い・お金の話はしちゃいけない・芸術系の人は政治の話をしちゃいけない」って思考の壁を越えなきゃいけないって考えていました。
だからハッとしました。

芸術系の人は政治の話をしちゃいけない

事故に遭って音楽の場を避けてからかなり経って舞台に戻った最初のイベント。東京駅付近の行幸通りであったイベントでした。
その日は国会前でとあるデモがあって、デモに参加する方のうちの数人がプラカードを持って私たちのイベント会場にいらっしゃいました。
すると反対する方のうちの数人の方もいらっしゃいました。
主催者は政治の話もするジャズミュージシャンだったのでこのデモに触れる話もMCの最中にしていました。

デモの参加者・反対する人・イベントの観客・我々演者がわちゃっといてちょっと怖い状況になりました。
デモ参加者はプラカードを持って静かに歩いているだけでした。
反対する人の中では「アーティストは政治の話をするな」と叫ぶ人もいました。
観客は…どうだったのでしょう。ステージに近い方はちょっと気になりつつ演奏に耳を傾けていたように見えました。
演者は…私は不安を感じながらすべきことをしていました。

このことから政治の話をしなければあの怖い思いを再びすることはないんだろう、と思い外では口を閉ざしていました。

もうじき始まるインボイスの件、音楽講師もダメージを喰らっています。
登録していない講師とは契約しない・更新しない・歩合を下げるなどのお話があり、年商1,000万円なくても登録に追い込まれている人もいます。
仕事がなくなっちゃうからね…
経理の仕事もしているので企業がそういうのも分かります。実務がどうなるんだろうって不安は私も感じていますから。

でも、そもそも免税業者が消費税を受け取ることを黙認していたのは国ですよね。最初に消費税を導入した時、免税業者という枠を作った時、益税が発生しない構造にしたら良かったんじゃない?
税収が心もとないから取れるところからは取ろう!という魂胆でインボイスを導入するから個人事業主が困ったことになるんじゃないの?と考えています。それを国民に悲しみを背負わせるってどうなんだろうと感じます。
ですが、外に向けて発するのは今回が初めてです。


私自身にも関わる話なのにね。


口を閉ざしていたら怖い思いをしないって学習したからだと思います。

ブロックってこうやって自分の心を守ってくれてもいると思うんです。
だから外せばいいんだ・外さないといけないんだ・要らないものなんだって悪者扱いするのも違うんじゃないかと感じます。

今まで生きてきた中で傷つくこと・怖かったこと・悔しかったこと、たくさんありましたよね。
それでもなんとか生きているのは、壊れそうな心を守ってくれる殻があったからじゃないでしょうか。
最初は薄い殻だったかもしれない。でも、年月を経るに従って分厚い頑丈な殻になったのかもしれない(最初からドカンと分厚い殻ができたかもしれないですが)。

そうやって自分の心を守ってくれていた殻がブロックというものなのだとしたら「今まで守ってくれてありがとう」と言って手放したいと思います。

これはほんの一例ですが、他のブロックも似たような過程を経てできたのかもしれない。
そうだとしたら、外さなきゃいけない不要なモノではなく、感謝して卒業したいモノなのかもしれない。

そんなことを感じました。

私は何かを提供してお代をいただくのが苦手です。
じゃ、交通費やスタジオ代などで4〜5千円かかったとしても無償でやり続けるのか?と聞かれたら「無理です」と答えます。
数回開催したらお小遣い無くなっちゃいますから。
それに、やっぱりお客様をもてなすために練習したうん10時間もあるから、無償ではね…心が悲鳴を上げます。

でもお代をいただくのが苦手です。

受け取ることへの抵抗感からも卒業したいと思っています。
お金の話を避けることによって守られていたこともありますので、「今までありがとう。もう大丈夫だよ。未完成の音に価格設定して受け取るって腹がくくれたから、もう堂々と受け取れるよ。ほんとにありがとう。」と言いながら。

こう感じてみたら、ブロックは不要で固くて四角い壁のように想像していましたが、私の心を守ってくれる優しさなのかもしれない、と印象が変わりました。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。


よろしければサポートしていただけますと嬉しいです。いただいたサポートはこぎん刺しや音楽活動に使わせていただきます。よろしくお願いいたします。