シーズン5:第2話 板挟み Between Two Fires
マータフはジェイミーと別れた後、ヒルズバラにいた世直し団と合流して、町の裁判官ら有力者に私刑を加える。ここで彼らがやっていたのは “tar and feather”(タール羽の刑)という刑で、加熱した松脂を皮膚に垂らしてその上に鶏の羽を付けるという、辱めを目的とした刑らしい。へぇぇ、羽を付けるってとこが辱めなんだろうか。
この知らせを受けたノックス中尉と共にジェイミーは少数の民兵を連れて、マータフ逮捕のために町へ向かう。シーズン5でのジェイミーの衣装は革のロングコート姿で大人の渋さも加わってグッド。ノックス中尉がジェイミーよりも僅かに背が高くて驚き。相当な身長だわ。
リッジに残るクレアは医学に挑戦しはじめる。死体解剖でマーサリを弟子に迎え、架空の医師ローリングスの名前で医学知識を文書にして住民を教育しようとし、パンにカビを生えさせ、ペニシリンを生み出そうとする。マーサリが弟子に適任。当時の女性は獲物の処理をして食料にしなくちゃいけなかったから、上手い人は手慣れたものなのね。歴史を変えるかも知れない行いを心配するブリアナをそんなものは構わないと説得するクレアがいかにもクレア。
ロジャーはこの世界で自分の役割がないことに落込み、元の世界へ帰ろうとブリアナを誘うが、両親がいるこの世界にブリアナは残りたいと思っている。ジェミーのタイムトラベル能力のことはあっても、両親と一緒にいたい彼女の気持ちはわかるよ。でも意外だったのは、クレアが安全の為にロジャー一家には元の世界に戻って欲しいと思っていること。さすが母の愛は深い。
騒動を起こして捕えられた世直し団に面会するジェイミーとノックス。そこに囚われていたのはかつてジェイミーがフレイザーズ・リッジへの入植を勧めたが断られたスコットランド人3人だった。ジェイミーを裏切者と呼び、ノックスを罵倒する囚人にかっとなったノックスが1人を刺し殺してしまう。このシーンは迫力が無くなんか芝居がいまいちでした。ノックスもう少し頑張れ。
とっさにノックスをかばったジェイミーは益々囚人の反感を買うが、彼らが縛り首になると聞いて牢屋から逃がす。法的手順を踏まずに囚人を感情的に殺したことを最初は悔やんだものの、すぐに理由をこじつけて自分の行動を正当化していたノックス、彼の人格の危険さにジェイミーが気付く。私も彼は危険人物と思ったよ。世直し団の討伐にもっと多数の民兵が要ると言われ、ジェイミーは人集めに戻ることに。
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