シーズン6:第4話 狼の刻 Hour of the Wolf
シーズン5で語られなかったヤング・イアンとモホーク族に起こった物語がこのエピソードに上手くまとめられていました。原作の複数個所からのエピソードを盛り込み、ドラマ独自の展開でひとまとめになっているのはわかり易くて良かった。
シーズン5では自殺まで考えていたイアンに何があったのか、ずっと気になっていたポイント。チェロキー族に銃を持参したときにイアンがかつてのモホーク族友人に偶然会い、一緒にいたジェイミーに全てを話すのは納得のながれ。
流産を繰り返したからという理由で妻から一方的に結婚を解消されるもんなんだねぇ、モホーク族では。まあ、一般には同じ理由で夫から解消されるケースは世界で数多くあっただろうから、モホーク族のしきたりの方が良心的かも。
妻のエミリーを巡って微妙な関係になった旧友の決闘のために、伯父の上等な銃を貸してやるイアンは偉いぞ。万が一の場合に妻を頼まれ、決闘を正しく取り仕切ることで、怒りや恨みを消化して前を向けるようになったイアンが誇らしいよ。
ブリアナから聞いた60年後に起こるチェロキー族の過酷な運命を曹長に伝えるジェイミー。そこで曹長からの問いに答えるジェイミーの名ゼリフが好き。”She cost me everything I had, but she’s worth it.” クレアと一緒になるためにジェイミーは全てを投げうってきたけど、その価値はあると。2人の運命的エピソードの数々を反芻しちゃう。でもこのシーンはもっとドラマティックな映像にして欲しかったなぁ。
ジェイミーはファーガスに新たな仕事を与えて旅に立たせる。ファーガスも落ち着いたようだから、無事に立ち直って欲しいね。
チェロキー族のところから戻ったジェイミーを待ちきれず、厩舎で迎えるクレア。熱い抱擁がそのまま…というロマンチックなシーンだけど、熟年夫婦にしてこの情熱は羨ましい限り。覗き見するマルヴァが怪しいねぇ。
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