見出し画像

シーズン4:第7話 運命のいたずら Down the Rabbit Hole

原題は「不思議の国のアリス」に掛けて「異世界へ」といったところでしょうか。ブリアナとロジャーのタイムトラベルを描いたのが今回のエピソード。

無事に18世紀のスコットランドに到着したものの、脚をくじいて倒れていたブリアナを助け、面倒をみてくれたのがなんとリアリー!けれど彼女は親切な田舎のお母さんという感じ。赤毛の可愛いジョアンと2人暮らしのリアリーは見知らぬ旅人のブリアナを温かく迎え、ベッドと食事を提供します。ブリアナと自分の娘のマーサリの歳が近いため、娘を思って優しくしてくれたよう。ブリアナのベットを温めるために鍋に湯を入れてベットに入れていたシーンは当時の生活様式を垣間見たようで感心してしまいました。

リアリーが離婚した夫(ジェイミー)のことをブリアナに話すのだけど、かつては彼が愛してくれたこと、家族で暖炉を囲んでの団らんなど、ドラマでは描かれなかった知られざるジェイミーの一時期の生活は興味深かった。リアリーはまだジェイミーを想っているみたいだけど、それが愛なのか嫉妬なのかは怪しい。ブリアナがクレアの娘だとわかって、酷い噂話を伝えたり、般若のごとくに怒り出す姿は、登場時の優しさからは大変身。更にブリアナから夫に愛されなかったと認めるのが辛いのねと留めのセリフで追い打ち。ブリアナを閉じ込めて魔女として突き出そうとします。

これはまた絶体絶命!と思ったら、あっさりとジョアンが助けてブリアナをラリーブロッホに送ってくれました。いい子だ。イアンには大歓迎され、お金やクレアの服の提供を受け、アメリカ行の船が出る港まで送ってもらえて一気に順調に。

ブリアナとフランクの過去回想シーンが何度か挟まれるのですが、それでフランクがフレイザーズ・リッジの火事の件を突き止めていたこと、父の事故死にブリアナが罪悪感を抱えていることが判明し、彼女の辛い胸の内に同情してしまう。

ロジャーはあっさりとアメリカ行の船の港まで到着し、そこで何とこの後でジェイミーとクレアを襲った大悪人スティーブン・ボネットの船に乗組員として雇ってもらうことに。いや~、いろいろ繋がっているのね。優しいロジャーは子供を抱えた母親の面倒をみようとして窮地に陥るけど運に救われる。

ブリアナが懇願されてリジーを雇い、船に乗り込む直前、人ごみの中にフランクの姿を見るシーンは胸が温かくなる。フランクの優しい瞳が娘の冒険を後押ししているみたいでキュンとなりました。クレアがシーズン1で着ていた毛皮付きコート姿のブリアナを見るのもドラマのファンとしては感慨深いシーンでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?