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シーズン5:第5話 永久聖体礼拝 Perpetual Adoration

オープニングの映像で、『浅はかな海賊』(The Impetuous Pirate)というロマンス小説が出てきますが、これはドラマ原作本の『Voyager』に出てくるようです。ドラマ本編後半でもクレアの同僚のジョーとの会話で出てくるので気になったのですが、これは原作ファンへのサービスシーンだったのかな。

クレアの患者のメンジーズさん、彼がペニシリンの副作用で亡くなってしまうのですが、その不幸によってクレアがロンドンへ行く決断をして、遂にはジェイミーの元へ戻ることになる訳なので、カギとなる人物だったのね。

彼のセリフで面白かったのが、アメリカで20年暮らしてもスコットランド人の彼の言葉を誰も聞き取れないというくだり。はは、これは今も同じなのでは。(ドキュメンタリー番組で観たのですが、アメリカ人がスコットランドに行って言葉が全く通じなかったシーンがあったので)

ブリアナの宝石箱からボネットの黒ダイヤを見つけて、ブリアナを問いただしたロジャー。ジェミーがロジャーかボネットか、どっちの子だと思っているのか?の問いに答えられず涙を流すブリアナ。意外だ、ブリアナなら大声で自分の主張をしそうなのに。

家を飛び出したロジャーは森の中でクレアに出会う。夫婦喧嘩と悟ったクレアは、夫婦は年月をかけて互いの勘を磨いていくものだとアドバイス。クレアの子育てについて訊いたロジャーに、両親の愛を感じて育てること、実の親の話は真実が第一とは限らないと答えるクレアの余裕、温かさ、思いやりは苦労した人の器の大きさを感じます。戻ったロジャーはブリアナからボネットがまだ生きていることを聞き、ジェミーが石を通れたら、家族で元の時代へ帰ろうと告げる。

民兵を率いてノックス中尉の隊に合流したジェイミーは、総督が世直し団に恩赦を与え、首謀者のマータフのみを捕える方針としたことを知る。民兵は名簿を提出して帰郷してよいとのことだった。マータフを捕えるために、ノックス中尉はアーツミュア監獄の名簿を取り寄せ、その中にマータフを庇う人物がいないかを調べるという。なかなか頭の良い調査だけど、ノックスがそんなことを自分で考えられるほど頭がいいとは思えないなぁ。

アーツミュアの名簿が届いて窮地に陥ったジェイミーはノックスの部屋で2人のチェス対戦中に真実を打ち明け、懐柔を試みるが、ノックスが逮捕に動いたため、絞殺して証拠を消し、火災に見せかけて逃げる。さすが、必要な時には非情になれる男、ジェイムズ・フレイザー。逃げるときに路地で子猫を発見するんだね。

白馬に乗ってリッジに帰ってくるジェイミー、かっこいい、絵になる。クレアに子猫をお土産にして、胸キュンだわ。アドソって名前は亡くなったお母さんの飼ってた猫の名前だって。大変な旅だったジェイミーなのに、先にクレアの話を聞いてくれるとか夫の鑑やん。しかもクレアが以前にした患者の話まですぐ思い出せるし。そんな人いる?



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