Path of Exile ライフ・耐性・命中はいくつ必要か?
はじめに
Path of Exilはキャラクターの育成自由度が高く、好きなスキルを組み合わせて使うカスタマイズ性の強さがウリのゲームです。
とはいえ、やはりある程度の「推奨ライン」といったものは想定されており、慣れたプレイヤーであれば「今はこのステータスが足りないからこっちを上げよう」「○○が足りないからそろそろやばい」といった判断が出来るようになります。
Path of Exileを始めたばかり、あるいはやってるけどよく死んでしまう、火力が出ないという人のために、「このステータスはこのくらい必要です」といったラインをまとめてみました。
1.最大ライフ
まずは最大ライフですが、これはトライアルオブアセンダンシーを基準に考えるのがわかりやすいでしょう。
実際、トライアルを行けるようになってすぐクリアできるかは、戦力の拡充的にもモチベ的にも非常な重要なポイントになります。
具体的には、
トライアル一週目挑戦時:最大ライフ1000
トライアル二週目挑戦時:最大ライフ2000
トライアル三週目挑戦時:最大ライフ3000
トライアル四週目挑戦時:最大ライフ4200
くらいを目安必要量として考えましょう。
これは「このくらいのライフ量があれば、途中のギミックで強化が入らないかぎり、イザロ戦でもとりあえず一撃死はしない」というおおよそのラインです。
実際にはトライアルのクリアだけに限っていえば、アーマーが高いキャラであればもう少し低い最大ライフでも一応大丈夫です。
エネルギーシールド型の場合、ビルドの完成度合いによって実際の防御力は大きく変わりますので一概には言えませんが、2ES=1Lifeくらいで換算して上記ラインに達していれば十分だと思います。
ちなみに最大ライフを7000~8000ほど盛ると、敵からスタンを受けることがほとんどなくなるので、これを”最大ライフを重視した場合の”一つの到着地点と考えるプレイヤーは多いです。
2.耐性
耐性は非常に重要なパラメーターです。
必要数値はざっとこんな感じで、上記のステータス画面の表記を基準に耐性を上げていきます。
Act5ボス撃破時とAct10ボス撃破時で数値が変動していませんが、実はここには一個ギミックがあり、
”Act5のボス撃破後にキャラクターの火/冷気/雷/混沌耐性が0%起点ではなく-30%起点になる”という仕様があります。
よって、実際にはそれぞれの耐性を+30ずつこの期間で盛る必要が出てくるわけです。
”Act10ボスの撃破後”についても同様に耐性が低下し、-60%が起点になります。
上記キャラの耐性値をこの表の表記に合わせると、
火76%(85) 冷気75%(75) 雷72%(72) 混沌-22% になります。
ちなみにこのキャラは"Act10ボスの撃破後"なので全耐性が-60%されており、実際には火耐性145%、冷気耐性135%、雷耐性132%、混沌耐性38%を耐性値として盛っていることになります。
通常耐性の上限は"75%"なのですが一部のパッシブスキルやユニーク装備でこの上限値自体を底上げすることができ、その効果により、このキャラクターは火耐性が76%になっています。(計算するとわかりますが75%が76%になることで被ダメはなんと4%も下がります。ちなみに上限値はフラスコ等の併用で最大90%まで積むことができます)
累積値として上限の76%を越えた9%分は、「余剰の耐性値」として計算されており、一部の敵が使用する「耐性値を下げる」能力を相殺する効果があります。
例えば、このキャラが"火耐性を8%下げる"という能力を持った敵と戦う場合、この「余剰の耐性値」を盛っていた場合と、盛っていなかった場合について比較しましょう。
「余剰の耐性値」を盛っていない場合、つまり76%(76)だった場合、76から8%を引いて68が累積値となり、上限の76%を下回っているため、これがそのまま実効値となります。耐性が76%から68%に下がることでなんと”被ダメは1.33倍”になります。
では上記のスクショ通りに火耐性累積値が85ある場合はどうでしょうか? 85から8%を引いて残りが77%。上限が76%なので実効値は76%となり、一切影響を受けません。
MAP5以降、MAP10以降で”上限値”を越えて”累積値”を盛るのを推奨しているのはこのためです。
ちなみに、推奨値は”このくらい盛っておけば普段の戦闘では困らない”という数値です。
ゲーム終盤の、特定の属性に特化したボスとの戦闘では、一時的にでも120くらいまで盛るのが推奨されるケースもあります。
耐性を上げるの方は非常に重要で、耐性をキャップさせて余剰分を盛るのは「早ければ早いほど良い」ものです。
ちなみにゲーム中盤以降でこれらの耐性が不足していた場合、
元素耐性(火/冷気/雷耐性を総合した呼称)が足りない状態では「普通の黄色ネームの敵との戦闘でもライフがごりごり削られる」状態になります。
元素属性はありとあらゆる敵が普段使いしており、威力も”耐性が上限一杯まで振ってある”のを前提として調整されているからです。
一方、混沌耐性が足りてない場合は、「普段は大丈夫なのに、なんか知らないけどたまに一瞬でライフがもっていかれて即死することがある」といった状態になります。
特に、混沌属性の攻撃はエネルギーシールドを貫通するため、特にウィッチやシャドウの場合は特に顕著にこの傾向がでやすくなります。
元素属性と違い、混沌属性はごく一部の敵しか使用してこないものの、あまり疎かにしていると混沌属性使いとの戦闘では非常に不利な戦いを強いられてしまいます。
また一部のボスにはこの混沌属性に特化しているため、あまり混沌耐性がおろそかだと、そういったボス戦で「現状ではほぼ詰み」になることもままあります。
とはいえ元素属性攻撃に比べると威力は控えめな設定になっているので、75%まで積むのは稀ですし、それを越えてさらに盛る必要はあまりないでしょう。
3.命中率
これは武器(弓・ワンド等の遠各武器含む)を使用するビルドに限る話になります。
逆に言うと無関係と言えるのはスペルをメインで使用するビルドくらいです。
基本となる命中関連のパラメーターは「命中力」「メインハンド命中率」「回避力の高い敵へのメインハンド命中率」の3つ(水色枠)です。
黄色箇所のバーから確認したいスキルを選択(黄色枠)し、タブを「攻撃」(赤色枠)に変更することで確認できます。
二刀流や盾攻撃を使用する場合に限り、「オフハンド命中率」「回避力の高い敵へのオフハンド命中率」も出ますが、利き手用と反対の手用で別々に表示されるだけなので内容は同じ物になります。
一般的なRPGゲームの”命中率”と違い、Path of Exileでは敵のレベルが上がれば上がるほど、がんがん回避力が上がっていくため、こちらも対抗して”命中力”をガンガン上げていかないと、すぐに命中率が下がってしまい、攻撃が敵に当たらなくなってしまいます。
実際にステータス画面で確認する際は、「メイン(オフ)ハンド命中率」はこの「命中力」をベースに、「自動と同レベルの標準的な敵を攻撃したとき」の命中率の期待値を、
「回避力の高い敵へのメイン(オフ)ハンド命中率」は「命中力」をベースに「自動と同レベルの回避高めな敵を攻撃したとき」の期待値を自動的に計算して表示してくれます。
なので結論から言うと、「命中力」のパラメーターは直接見る必要がなく、「メイン(オフ)ハンド命中率」が100%、「回避力の高い敵へのメイン(オフ)ハンド命中率」が最低でも90%以上は維持するように命中力を盛っていけばOKです。
具体的な計算式は命中力が分母と分子の両方に入っていたり、べき乗算が必要だったり、そもそも敵の回避力テーブルが必要だったりとするので割愛しますが、ゲーム終盤だと3000くらいあればかなり安定します。
命中率が下がって攻撃が回避されれば、敵に与えるダメージが減るばかりでなく、ヒット時ライフ獲得やライフリーチ、各種状態異常も発生しなくなり、極端にキャラクターのパフォーマンスが低下してしまいます。
「なんか死にやすい」「攻撃力が急に下がった」という気がしたら、必ずこの”命中率”を確認しましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?