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Ellaを解釈してみたら…?


はじめに。

こんにちは!おはようございます!こんばんは!りあんと申します!!

今回は、いれいすさんの1stメジャーアルバムに収録されている、初兎さんのソロ曲《Ella》の考察をしていきたいなと思います。
考察、というよりは自分の中でしっくりくる物語のようになっていますのでご注意ください。
また、同じく初兎さんのソロ曲である《BlancE NeighE》と絡めた解釈が含まれていますので、どちらも聞いたことあるよ〜!という方におすすめする文章です。

初兎さんの配信等で言及していた部分もあるかと思いますが、私自身が配信にお邪魔出来ていないまたはお話の内容を忘れているため、完全に私の中での考察となります。断定するような書き方があるかと思いますが、私の憶測が多く含まれていますので、あくまで1おたくの趣味のひとつ、自己満だと思って頂けるとありがたいです。
また、私はこう思う!!等あれば教えて下さると考察やら解釈やらが大好きな全私が喜びます。コメントやTwitterのDMでお待ちしてます。(Twitterリンク下に貼っておきますぜひ)
加えて、私の書き方のくせが詰まった大変読みにくい文章になっています。合わないなと思ったら、何も言わずにブラウザバックすることを推奨します。
文章量を考え、一部ですが割愛している部分がございます、ご了承ください。
(note使うの初めてなので読みにくいところ等あれば教えていただけると助かります…)

…それでは!拙いものではありますがご覧になっていただけると幸いです!!
(Ella、BlancE NeighEなどに関するリンクは1番下に記載しておきますのでもしよかったらご覧下さい!)

本編

まず前提として、
BlancE NeighEと同一時期の曲として考察していきます。
BlancE NeighEは白雪姫視点で見たElla、EllaはElla視点の曲、としています。白雪姫から見たEllaはThe悪役ですが、それはあくまで「白雪姫の」感じ方と捉えてください。分かりにくいけどがんばって(???)
お察しの方いるかと思いますが、だいぶ歪んだ解釈になります。白雪姫を悪役令嬢というか悪役というかに仕立てあげています。そして勝手ながら名前をつけさせてもらいます。白雪姫→私の中で白百合姫にさせてください、、
※白百合色→白に近いけど白じゃない

『鐘が鳴ったの 解いてよ あなたを好きになる魔法』

Ella

初兎さんの作詞の醍醐味でもある「いい意味でのポエム感」がよーーく詰まってます。
だいすき。
ずっとずっとつらい思いをしてきたElla。やっと好きな人にめぐり逢ったのに、0時には魔法が解けてしまう。
ここは私の持論でしかないけれど、ずーっと虐げられて生きてきた人ってやっぱり自己肯定感が低かったり、ふさぎ込んだり、ネガティブに走ったりすると思うんです。
Ellaはもともと美しさを持っていて(たぶん)それプラス性格も純粋。なのに、「魔法」に包まれていない自分は醜いと感じています。

『まだ私は弱いから 口紅で色を足す赤い糸』

Ella

あなたを好きになってしまった恋の「魔法」
にはかかっているのに、自分が唯一持っていた共通点である「魔法」は無くなってしまった。つり合うものをなくしたEllaは自分を「弱い」と感じ、せめてもの願いを込めて、いつも片付けさせられているような糸くずに、精一杯背伸びして買った口紅を塗ったのかもしれません。あるいは亡くなったお母さんの形見かもしれませんね。

『恋焦がれて 灰になるように』

Ella

これはさすが初兎さんって感じです。
シンデレラは日本語訳すると「灰かぶり」
焦がれ→灰 の繋がりが滑らかに並べられています。美味しい。
魔法にかけられた姿のEllaは王子様に恋焦がれ、しかしその一方で0時には灰のようにふっと消えてしまう。
ここでもうひとつ、初兎さんの技が光ります。rapでおなじみ、かけ言葉です。
ここも私の憶測ですがほぼ確で「灰」には「high」が隠されてます
恋したことある方、推しがいる方、好きな人がかっこよかった時、推しが尊かった時、テンションぶちあがりませんか??沸きませんか??きっとEllaも王子様を見て、触れて、ハイになったのでしょう。そんなところを見ると、いくらお姫様の物語とはいえ親近感が沸くかと思います。

『やり直しはない 戻りたいだけよ』

Ella

…ここもみなさん共感ポイントなのでは?
好きな人が近くの席になった時、もっとうまく話せていたら。もっとうまく笑えていたら。推しをもっと早く推していたら。
そんなたらればの妄想ばかりが膨らんだ経験、何回かはあるんじゃないでしょうか。
もっと違う立場で、価値観で出会えたら良かったのに。
…ちなみにOfficial髭男dismのPretender、おたくの心情をよくわかってらっしゃる!!!!って感じの歌詞で聞く度に悶えています。
サビ前とか特に共感しかないかと。
それな!!!!しか言えなくなります。特にリアコしてる方にはぶっ刺さるのではないでしょうか、、

『言いたい 言いたい 言いたいって胸締め付ける度に意味ないね』
『別れた今になって分かれた』

Ella

先ほど出した例、Ellaは前者だったようです。もっとあの時積極的になっていたら。もっと自分のことを話せたら。そんな後悔が湧き上がっているのでしょう。
魔法が解けて、お別れをしてしまった今だからこそ、そんな後悔も湧いてくるのです。
歌詞に全体的に自嘲的な表現が多く含まれていることから、Ellaの境遇やネガティブ思考の重さが感じられますね…

『あなたとの夜は暖かいのに 心は冷えたままで』

Ella

一緒に踊った時間、微笑みあった時間、すべてが暖かくて大切な宝物なのに、心のどこかで、本当の自分ではない自分が王子様の目に映っている寂しさを感じて。
それは時間が経つごとに虚しさを増していきます。

さて、ここからサビに入りますが、冒頭で考察した部分と歌詞が同じなので割愛します。裏で歌われている部分も割愛します。かるーーく説明すると、Ellaの心の声だだ漏れシーンとなってます。
運命だって思ってたのに、境遇のせいで。王子様も迎えに来てくれない。
(素性が分からないEllaを迎える方法もないのでほぼ八つ当たりのようなものだけれど、それでも望みをかけてしまうものです、、)
心の声だだ漏れシーンと表現しましたが、直接的な表現が他と比べて多いんです。
サビがぼやーっとしているとやっぱりインパクトがないですよね。だから他の場所より分かりやすい表現が多いのかなと。
この曲に限った話ではないのですが、そんな分かりやすい表現だけを受け取ると「分かった気」になってしまいます。だいたいの筋は理解出来ても、ぼやけた部分があるまま聞き続けてしまうというか。
だからこそ!こうやって解釈していくと他の人とはまた違う解釈、表現の良さに気づけるんです。まあそんな人達ばっかりだったら作る側もひやひやしそうですが、、、

『ガラスの靴履くように 用意された幸せがほしい』

Ella

さてここから、rap調に変化します。
ガラスの靴は魔法でできた、用意されたものですよね。ずっとひもじい思いをしてきたEllaは、幸せなことやものが用意された経験がないのかもしれません。あったとしても遠い昔のこと。
そんな自分が王子様の視界に入れる唯一の方法であり、幸せが感じられる「魔法」が用意されている世界線があれば、もっと近くにいられるのに。そんな儚い妄想をしています。

『曖昧で形がない 堕ち突いて』

Ella

ここ私の推しポイントのひとつ!!
『堕ち突いて』!!!!!!!!
ここもかけ言葉がいくつか使われているんです。
思いついた限りを書き出していきます。
落ち着いて』自分の妄想をやめないと。そう自分を制御します。
オチついて』自分の妄想にある程度オチがついて、諦めたのかもしれません。少なくともハッピーエンドではなさそうですが…

そして私の好きな表記であり本当の表現、『堕ち突いて
ここで私の勝手なる想像が入り込んできます。そうです。白百合姫の登場です。
王子の横には、美しい姫がいる。
しかし王子はEllaに惹かれました。姫はたいそう機嫌を悪くしたのではないでしょうか、、今までの自分の努力が消えてしまうような恐怖もあったことでしょう。
もし地の底まで堕ちて欲しい、そこまで行かなくても嫉妬心を持ったとしたら、王子様に気づかれることなく圧をかけることも可能でしょう。女子って怖いものでそんなこと容易なんです。ひええ。
ここの初兎さんの歌い方、語尾に?がついているような歌い方ですよね。
もしかしたらこの言葉、白百合姫が発している言葉かもしれません。
地の底まで堕ちて?」そうやって微笑む姫が浮かぶのは私の妄想かもしれませんが、、私は好きだよ、、

自分の好みはいったん置いといて…
ちなみに『曖昧』も言葉の途切れを聞くと『I my』に聞こえるんです。「単なる私の妄想だ」というなんともいえない虚しさが強調されているように見えますね。

追い詰められ、格差を見せつけられたEllaは堕ち、心を突かれたような気分になった。
一方で、王子様の沼に堕ちた、という表現でも合うかもしれません。
…どの表現にしろ、ここで一段と表現が暗く、深くなるんです。
初兎さんの言葉、深い𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______

『君を信じる度 言い聞かせてる自分がいて ココロとカラダまた許してさ』

Ella

王子様を信じようとする度、いいことも悪いことも、すべてが頭の中を駆け巡っているのでしょう。それでも、王子様がEllaを見る目、言動、その他もろもろに自らの心は解かされていきます。ぐるぐると考えていたようなことは薄れ、また王子様の腕の中へと、沼へと、落ちていくのです。
そしてまた傷つくのです。王子、罪な男。

『傷が癒えてなくても 会いたいねん』

Ella

そんな痛みが癒えていなくても、いや癒えていないからこそ、会いたい
もし痛みがなくなったら、そんな痛みを再び感じようとはしないでしょう。
ささくれいじったら痛いのに、つい気になってビッッとやってしまう
治ったら二度とやらない!!そう思うのに繰り返す。そんな感じかもしれません(違います

そしてそして、ここには関西弁が含まれています。
え、Ellaって関西人なの???
…もちろんそのような捉え方もあるのでしょうが、今回は少し違うように解釈します。
Ellaは純粋で、やさしい存在です。ある意味天使と言ってもいいかもしれません。そんなEllaが関西弁を使ったらどう感じますか?
そもそも方言とは、そこに住む人々の人間味を感じられるものです。初兎さんの使い慣れている関西弁をEllaに言わせることで、
天使的なEllaに人間味を持たせた

もし初兎さんが違う地方出身だったら「会いたいっちゃ!」みたいな感じになっていたのでしょうか???
それもそれでいい気もしますが、関西弁だからこそ、田舎過ぎず、都会過ぎずのいい味を引き出しているなと感じます。
あとは個人的な感想ですが、方言って気持ちが高ぶった時にふと出ませんか?やっぱり好きなんだよ!!会いたいんだよ!!…そんな気持ちの高ぶりが感じられる気がします。
都会に慣れようとして方言を隠していたEllaの心の叫びに聞こえますね。
方言女子カワイイヨーーーーー!!!!
話逸れますけど福岡弁ってやっぱりかわいくないですか?1回くらい好いとーよ?とか言われてみたいです、、いやでも関西弁も捨てがたい、、

『あなたしか知らない私が嫌い 長かったね終わりにしよう』

Ella

話を戻します。今まで私が考察してきた「魔法」にかけられた自分と元の自分を比べた劣等感。それが限界を突破し、(Ellaにしては)長かった、しかし儚い幸せに終止符を打とうと決心するElla

そしてこの後の部分、2つの解釈が思いつきます。

『0時を過ぎたけど 下手な嘘で誤魔化して 白い雪と鏡に問う あの人に愛されてたのは』

Ella

まずはEllaが自分の魔法が解けるのを王子様に見せている、という解釈。
今日は0時を過ぎても一緒にいられるんだね、そう言う王子様の横で曖昧に笑って、好きという気持ちを向けられなくなる瞬間を、しかし一方で解放される瞬間を待つEllaが思い浮かびます。
とってもつらい。胸がきゅっと締め付けられる感じがします。
元の自分がうつる鏡を見て、王子様の感情の移り変わりを待つEllaを想像すると苦しくなりますね、、

そしてもうひとつの解釈。
『白い雪と鏡』ってどう見てもBlancE NeighEやん、、好きやん、、
ということで、白百合姫の視点から見たセリフである、という解釈です。
0時を過ぎる前に必ず帰るEllaに何か秘密があるのではないか、そう思って白百合姫が引き止めていたとしたら。
Ellaが青ざめていくような様子を微笑みながら待っていたら。
「鏡よ鏡、王子様に愛されてたのは?」
みすぼらしい服に戻ったEllaと華やかな自分を並べ、そうやって鏡に問うていたら。
悪役キャラにも程がある解釈ですが、私のねじ曲がった部分がよく伝わるかと思います、、どろどろしてるの好きなんです、、表に出さないながらも心の中で渦巻いてる感じ、、絶対口の片端つりあげてますよね、、

…話が逸れてしまいました。戻します。
ところで、『愛されてる』のはではなくて『愛されてた』のは、という歌詞なのも気になりません??
ずっと考えてはいたのですが、残念ながらこれ良くない!!?という解釈は思いつかず…
強いてあげるとしたら、王子様は「きらきら輝いていた」Ellaが好きだったのであって、Ella自体を見てくれていなかった、という感じなのでしょうか…?
BlancE NeighEのラスサビに『愛してた』という歌詞があります。
愛してたのに、愛されていなかった。
それを感じた瞬間、今までの好きという感情はどうなったのでしょうね……

私にはこんな解釈しか思い浮かびませんでした!!もし良さそうな解釈思いついたらぜひ教えてください!ぎぶあっぷ!!(こら)

さてこの後、音源にはガラスが割れたような音が入ります。
このふたつの解釈を踏まえると、このガラスの音にも2つの解釈が生まれるかと思います。

ひとつは微ハッピーエンド。
鏡が割れる=鏡の判断がされない、と考えると、王子様が愛していたのは2人ともなのかもしれません。もしかしたらEllaかも。
ただ、こうするとどうしても微妙な終わり方ですよね。どっちにも振り切っていないもやもや感が残ってしまいます。

そこでもうひとつの解釈。想像はつくかと思いますが、鏡が白百合姫を選んだ場合。
ガラスの割れる音だと思っていたのは、Ellaの心が割れた音。
いくら王子様といえ、みすぼらしさに耐えられなかったのかもしれません。もしくは白百合姫が細工なりなんなりして、何がなんでもEllaを選ばないようにしたのかも。
どんな結末にしろ、Ellaの心はもう限界。これでもかというほど砕けていきます。そして走馬灯かのように流れるラスサビ。最高。

ここで明言をしないあたりも初兎さんを感じます。ベールに包んだような表現が曲調にも、テーマにも合っていますよね。

ラスサビも序盤の歌詞と変わりはないのでほとんど割愛しますが、異なる部分があるのでその部分だけ。

『まだあたしは弱いから 口紅で色を増す赤林檎』

Ella

…Ellaはまだ諦めていないのでしょうか?
しかし、あんなにガラスの割れる音がして、まだ折れていないというのなら少し不自然さを感じます。回復強すぎるだろElla。
ということで、林檎について少し調べてみました。

調べたところ、林檎の実の花言葉は
「誘惑、後悔」…なんかしっくりきません?
人間は、特に恋愛や人間関係において成長するからこそ、魅力が増し、大人になっていく。Ellaは最後の恋となるはずだった恋に敗れてしまいました。魅力はより一層増したことでしょう。誘惑ができるような女性にまで成長したのかもしれません。
しかし心の中では、もっとこうしていたら、もしあの時こうだったら、そうやって後悔の色を増している。
前と変わらず口紅を握りしめて。

また、サビは3回あり、歌詞にほとんど違いはありませんが、それでも回数を重ねるごとに深みが増していくように思えます。
『覚悟を決めたら 各業を背負いなよ』
特にこの言葉は、自分に向けての言葉だったものが、白百合姫や王子様に向けた言葉になっているように感じます。(あくまで個人の意見です)

Ellaもまた、純粋なだけではなく、成長したのかもしれませんね。
私の考えすぎかもしれませんが、澄んだ目をして王子様を見つめていた最初の純粋なEllaが、ラスサビ落ちの弾けるような音(ガラスの割れるような音でもあります)がしたあとに、少し濁りがあるような、しかしそれでも別の魅力を増した目を開けたように思えます。ここからまた、別の悪役が誕生したのかもしれませんし、さらに優しい人になったのかもしれませんね。

あとがき。

……いかがでしたでしょうか?
思っきりわたしの好きな系統、性格のギャップに持っていった自覚があるので、自分の解釈と全然違うぞ!!!という意見もあるかと思います。話が逸れまくった自覚もあります。
最初にも述べた通り、これはすべて私の中での解釈≒私好みの解釈です。
なので、本人さまもそこまで考えていなかったり、逆に気づいて欲しいポイントに私が気づけていない部分もあるのでしょう。

ただ、初兎さんが作り出す世界観は少し靄がかかっているような不透明な部分があります。だからこそ、たくさんの解釈が生まれていきます。
初兎さんに限らずですが、たった数分の曲にも関わらず、小説が書けるくらいの伏線が張られていたり、一日中語れるようなポイントでいっぱいのもので溢れています。
本当に綺麗で、素敵な表現が詰め込まれている作品、これからも私なりに受け取って、解釈や感じ方を広げていけたら幸せです。

…長くなりましたが、とんでもない長文読んでいただき、ありがとうございました!
また解釈等することありましたら、ここに書き留めていきたいなと思っていますので、もし万が一!気に入ったよって方がいらっしゃれば、ちょくちょく覗いていただけたら光栄です!それではまた!!!

~これより先は様々なリンクを記載しておきます~

↑BlancE NeighEのサビ部分が聴けます⸜🙌🏻⸝‍

↑Ellaのサビ部分が聴けます⸜🙌🏻⸝‍

↑Ellaの歌詞

↑Spotify等ではEllaが聴けるみたいですぜひ!

https://twitter.com/Rianlhsniy11121

↑私のTwitterアカウントですお気軽にDM、リプください解釈もくださいもぐもぐ!!!


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