独り言

どこかに私が生きている証拠を残したかった。
人は相手の声から忘れていくらしい。
誰かの記憶に残りたくて、誰かにこんな人いたなと思ってもらいたくて
そんなことを漠然と思っていた時に、きっかけが出来て配信を始めた。
歌ってみたも、配信も、消さない限り消されない限りはずっとアーカイブが残る。
インターネットという広い世界のどこかに、私が存在した跡が残る。
私が生きたってことが、ずっとこの先残ることをしたかった。


それと同じくらい、消えたくなる日がある。
今まで出会ってきた人の記憶の中から、自分の存在が消えて欲しいと願う日がある。
私が存在していないことにならないかなと、考える日がある。
全部リセットしたくなる。なにもいらなくなって、何も考えたくなくなって、消えてしまいたいと思う。
一時期の感情なのに、とても重くて辛くて、何も無いのに涙が止まらなくなる。
いつの日からか、私は誰よりも生きたくて誰よりも死にたいのだと思う。

生きてることが辛くはない。本当に楽しいし、これからも色んな楽しいことがあるのかと考えると死ぬ意味なんてない。
人間長く生きていたら、気持ちが落ちる日もあるのだなと思って過ごすのが楽だ。今回もそうなのだろう。

これも私の生きた証のひとつだ

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