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ヘビの捕食動画から考えたこと

LINEのアプリを利用していると、VOOMというショート動画を見る機能がある。特別なにか見るつもりがなくても、流れ始めるとつい見てしまう。

たまたま、おすすめとして表示されたのが、ヘビの捕食映像だった。野生ではなく、飼われているヘビだ。結構な大きさのヘビが、餌である子豚を丸呑みしていた。迫力があるなぁと思いながら動画を見ていた。

動画を再生し終えたあと、何気なくコメント欄を見てみた。
「最低です!かわいそう!」「子豚がかわいそう!」「こんな動画ありえない!」など、批判的なコメントが多数連なっていた。

私のように突然おすすめとして表示され、見る気も無いのに急に再生されてしまった人もいるのだろう。

しかし「かわいそう」に全く共感できなかった。

動画では可愛らしい子豚がヘビに食べられていた。
不意に再生されてしまったら、ショッキングな映像かもしれない。
「【閲覧注意】と呼びかけて欲しかった」というコメントなら共感できる。その動画のタイトルに【閲覧注意】と入っていたかは覚えていない。
※現在は、LINE MOOVでその動画を見つけることが出来なかった。もう削除されたのかもしれない。

憤慨コメントを残している人達は全員お肉を食べないのだろうか。たしかに、野菜しか食べない人もいると思う。では、味付けで、鶏がらスープの素や魚介エキスが入っているものは食べないのだろうか。

野菜だったら良いのだろうか。もし全ての野菜が、マンドラゴラのように叫ぶとしたら「かわいそう」になるのだろうか。野菜だって命だ。


そもそも「かわいそう」という言葉自体が好きではない。

1.弱い立場や逆境にあるものに対して同情し、何とか救ってやりたいと思うさま。
2.同情やあわれをさそうさま。

Wiktionary

私はなるべく使わないように心がけている。


私たちはみんな命をいただいて生きているのだ。



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