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VRChatで肘トラッキングに挑戦した話

はじめに

こんにちは!れにうむです!今回はVRChatで「肘(ひじ)トラッキング」に挑戦したことについて書きます!

VRChatでは手(コントローラ)の位置だけをもとに肘の位置はIKがいい感じにしてくれます。でも、手のトラッキングだけじゃやっぱりできない動きがあります。特に手を腕の付け根近くに持ってくると変になることが多いですよね…。

もっと自由に腕を動かしたいんだー!!という思いから肘トラッキングに挑みました!

そして、いきなり結論を言うと半分成功しました。

 手を固定したまま肘を動かせました!!

VRChatで肘トラッキングを阻む壁

そもそも、VRChatでは肘のトラッキングはサポートしていません(だよね…?)。

① VRChatではトラッカーは3つしか認識しない

②トラッキングする部位は腰と足2つで固定

最初から絶望的です。

壁を乗り越える方法

残念ながら「① VRChatではトラッカーは3つしか認識しない」の壁を越える方法は思いつきませんでした…。

しかし、今回「②トラッキングする部位は腰と足2つで固定」の壁を突破しました!具体的には足のトラッカーで肘をトラッキングするアバターをつくりました。

VRChatに見えないボーンを動かしてもらい、本来のアバターのボーンを見えないボーンをもとに動かします。そのとき、見えない足のボーンを肘として追従させる…という仕組みです。気が向いたら公開するかもしれません…。

こんな仕組みなので、使うときはトラッカーを足の位置でキャリブレーションしたあと、肘に装着する必要があります。

残っている問題と考えられる対策

動画だとなかなかいい感じですけど、隠している問題が山ほどあります。

①足が動かない
→アバターを2つ用意して他の人に下半身を担当してもらう実験をしましたが、あんまりうまくいっていない&本来の目的から外れてしまっています…。

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② 表示とアイトラッキングがない
→表情はアニメーションがずれているだけなので設定すれば問題ありません。アイトラッキングは恥ずかしながらそもそもの仕組を理解していないためよく分かりません。

③移動中に肘が変な動きをする
→足が移動アニメーションをするためです。解決方法が全く思いつきません。

④実は頭がうまく追従していない
→ぜんぜんわかんない‥‥

⑤キャリブレーションが面倒くさい
→一度足の位置でキャリブレーションしてからトラッカーを肘につける必要があります。また、付け方を工夫しないと腕の血が止まります。解決方法は思いつきません。

ぜんぜん違う話

肘トラッキングとは全く別の話ですが、足のトラッカーをちがう使い方するのは楽しいのですよ!

がぞ

これは足のトラッカーをペンにつけてVRChatペン回しをしたときの動画ツイートです。もはやペン回しではありませんが…

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

結局はらった犠牲が大きすぎて実用的ではありませんでしたが、一度体験する分には面白かったです。もうすこし快適にできそうですが、結局足を捨てるほどのメリットはないため、これくらいで切り上げます。

これもぜんぜん違う話ですが、サブアーム導入ツールを販売しているのでよければ見ていってください。




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