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ASKA  Too many people(レビュー?)

レビューらしいレビューは書けないと言ったが、
レビューのようなものなら書けるかな。
つか、書きたいんじゃーーーーーーー!!(書かせて、やっぱり)

レビューというより、感想です。(感想文なら得意)


まずは、ジャケットと言われる写真。
真っ直ぐに、ややドヤ顔でこっちを見てる。
見てるやーん、見てるってば。
ASKA氏がジー-ーーーーーーっと見てる。
私も目を逸らさないぞ、絶対逸らすもんか。
いや、耐えられないけど、だって(気持ち悪いぞ、私)、かっこよ過ぎて。
見つめられると弱い(アホのような私)。
って、冗談ですけども(いや、本気だが)。

これって、決意の表れなのかな?
逃げないぞ、俺はここにいる、っていう。
黒と赤で、真っ直ぐな視線、キリリッ!!(う、美形だ)

散文詩は、もう奥が深すぎて、ゆっくり紐解くように静かに佇む。
多分、感じることは人それぞれで、その人の人生の経験だったり人間関係であったり、日常で、解釈は変化するんだろうなと思う。


ーーーーー

01 FUKUOKA

ピアノの旋律が、儚げで切なくて綺麗で、イントロで涙が溢れてきてしまう。心が震えるって、こういうことを言うのだろうな。なんて、なんて、切ない旋律なんだろう。
そこへ、ASKAさんの語りかけるような歌声。情景が見えてくるから不思議。
「生きるように生きてきた めくれば文字が現れるように」
このフレーズが、めちゃくちゃ心に突き刺さるのです。
でも、最後の「ありがとう」で救われるというか。
福岡の風に吹かれてみたくなる、そんな曲です。

02 Be Free
こんなにも化けるのか?
デモで聴いたのと違うー、ま、あれはデモだからな。はは。
当時を思い出すから嫌いというファンも確かにいる曲。
私は、デモの時から嫌いじゃなかった。確かに、思い出すけどさ。
で、化けて、壮大な雰囲気になったというか、好きだな、これ。

「ぼんやりと立つ虹の地平で 心の中に見張り立たせて
 どんな夢に近づけるのか」

03 リハーサル
ああ、こういう尖ったASKAさん大好き。曲によって歌い方を変える、ほんっとシンガーASKAだなと思う。
めっちゃ暗い声で「やりたいようにやる・・・」とか囁いちゃってるし。
痺れるじゃないか!!かっこ良過ぎる。
「喜びの使者が僕の空を 開くように現れる
 虹色のサカナが僕の海で この目を奪うように光に跳ねる」
ASKAさんじゃなきゃこんな歌詞思い浮かばないよな。
やりたいようにやれなくなったら、それはASKAじゃない。
やりたいようにやるのがASKAだ(断言!!)
幸せだけを育てながら、やりたいようにやっちゃって下さい!!
ああ、この声。鳥肌が立つ。
リハーサルとかいいながら、バリバリ本番さ。

04 東京
リハーサルからの、この流れがめちゃくちゃ好みです。
この鐘の音が心地よい。尖った後の、爽やかASKAさん。絶賛です。
「よっこらしょ」なんて、可愛い、可愛すぎる。
「僕の住む街さ 抜け道も知ったさ ずっと続きますように」
アスファルトっ♪ってとこがめちゃくちゃ可愛くて、好き。
ついつい口ずさんじゃう。
「雨上がりの 澄み渡る空のどこか
 誰が僕の歌聴いてくれてるんだろう どこで どこで」
ここ!!ここにいるよ!!って、叫んじゃうじゃないか。
きっと、あちこちで誰かが叫んでいそうだな。


05 X1
これ、youtubeに上がった後、そんなに聞いてない(ごめんなさい)。
いや、聞いたよ、聴いた。けど、そんなに、聴いてない。
けどね、これ、アルバムに入っちゃったら、凄い馴染むの。なんでだろう。で、スルメ曲認定。聴けば聴くほど馴染んでいく。好きだわ。



06 それでいいんだ今は
なんかさ、自転車を走らせながら聴いたら気持ち良いだろうなー。
風を感じながら。
風色のサイダー、キンキンに冷やして飲みたいっぞ。
とっても軽快に颯爽と歌ってるんだけど、これ結構さ、歌詞が重いのね。

「行けば未来があって 行けば苦しみがあって」って。
「耐えることで過ぎるなら それでいいんだ今は」
重い歌詞に軽快なメロディーを、このバランスが天才たる所以なのかね。


07 Too many people 
ズシン、ズドンときます、これ。
700番にリンクしてるって言ってたけれど、何となくわかるような。
どんだけ、引き出し持ってんだって、驚いたよ。


08 と、いう話さ
こういうASKA、実はめっちゃ好きだ。
基本、優しい甘甘なラブソングを歌うASKAさんが大好きなんだけれど、骨太なガツンと尖った曲が好きなことにここ数年で気づいた(認めた?)。
たまらない。
尖ってくれ、もっと尖ってくれーーーーーーーーーーー。
ダークでブラックなASKAに痺れます。ライブで聴きたい。生歌。
ああ、エロかっこ良い。


09 元気か自分
これも、タイトルから想像してたイメージと全然違った。
こんな曲だったのかーーー!!
毒入りジュース、おもちゃの箱、んむー。
「僕は星屑みたい 散らばったまま
 すべてのことが片付かない」

10 通り雨
大好きでっす。胸キュン。
雨に打たれたい、ずぶ濡れになっても良いよ、待ち合わせしたい(出来るわけないけど)。
懐かしい恋を思い出してしまった。
ね、ねっ!って、59歳とは思えない可愛さがあるんだよなー、たまらない。萌え、萌えだ。
「約束の時間 ちょっと無理みたーい」
なんて、絶妙の歌い方なんだもの。
萌え萌えソング。
雨が降ったら、この歌が脳内リフレインしそうだな。
心地好い、通り雨さえも心地好い。


11 信じることが楽さ
どんなに尖っても、中心は柔らかなASKAさんを感じてしまう。
それが、現れてる曲だなーと思います。
追い求めるものがさ、なんていうか、神様みたいだよね、ほんと。
「楽さ」とか言いながら、もがき苦しんでいるんじゃないかと。
それが、ASKAなんだろうけど。そんなASKAさんだから、私には特別枠で。
リスペクトしちゃってるんだけど。
しんどくないかなー?って、ちょっと心配(余計なお世話だよな、と、いう話さ)。

12 未来の勲章
チャゲアスっぽいなと感じた。なんか、横で相方さんがハモってそう。
サビの部分が可愛らしい。永ちゃんっぽいって皆が言うけど、わかる気がする。ライブでAさんが悪ノリして物真似しそうだわ。
これ、ライブで歌ったらまた化けるんだろうな(別の意味で)。
「クールで シュールで キュートな」ね。

13 しゃぼん
「綺麗だね 花は綺麗だね」
このフレーズが、これまた胸に突き刺さるのだわ。
痛い、痛いよ。何度泣いたことか。
しみじみ泣いているうちに、号泣しちゃうから、で、頭が痛くなるパターン。
天才だよなー、凄いな。ギターが鳴いてる。ピアノが泣いてる。
ASKAが泣いてる。
そして、私も泣く。


このアルバム、シャッフル出来ない。
曲順さえも神、なんで。
1曲1曲が特別な立ち位置っていうか、意味合いを持っていて、全曲繋がってる感じ、飛ばせないし、13曲目まで聴かないとってな気分になって、また1曲目に戻る。
(あ、勿論時間があればね)
ASKAさんは、「円」って言うけど、本当にそうだなーって思う。
時間さえ許せば、24時間聴いてられそうだな。
それくらい、モンスター級の凄いアルバム。名盤です。
ありがとう、ASKAさん。
ここに、この場所に帰ってきてくれて、本当にありがとう。

「音楽で最高の贅沢をしよう」全く、その通りだわ。
また、あなたの歌声を聴ける幸せ、噛み締めています。


*、本当に個人的な感想の羅列になってしまいましたとさ。ごめんなさい。


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