カワイうたのコンクール。

娘っこのチャレンジ精神には感心する。
なんだろ、んー、下手の横好きとはよく言うけれども。

合唱部での役へのオーディションや選抜メンバーオーディションも、
え、それ無謀じゃね?←親の心の声ね。
って事に毎度毎度、落ちたってチャレンジするんだよな。
カワイのうたコンもそのひとつ。

ピアノは、ご本人の意思で幼稚園年中から今まで8年続けている。
で、そのピアノ教室、カワイで毎年開催される「カワイ音楽コンクール」ってのの、ピアノじゃなく歌部門に何故かハマってる娘で、年中から毎年エントリーし続けているのだわ。

いや、これね。
ピアノの発表会もコンクールも、出るだけでお金かかるねん。
参加費ね、なんでこんなに高いねんって。
けど、こういう発表の場はいい経験になるし、そもそも発表の場がなきゃ何のために習ってんの?ってさ、なるやん?
で、本人が出たいーって言ってるし。
合唱始めてからは、尚更ね、力試しにもなるし、何より歌う事が好きだから。
はい、なら頑張ってーと。

年中、年長さんの時は、まず出て歌って、楽しかった〜って。
何の賞も貰えなくても、また出たいーって。
小学生になってからは、やっぱり賞を取りたがったね。
次は頑張る!って、自分の名前が呼ばれずがっかりしてた。

で、2年生の時かな。
入選を貰いました。初めて。
この頃は、入賞と入選があって、入賞しないと東北大会に進めないという、ね。
けれど、初めて貰った賞ですから、とても喜んでましたね。
で、4年生の時、また優良賞を頂きました。
この時からかな、優秀賞、優良賞に変わったのは。優秀賞だと東北大会に出場資格が貰えるんです。
「くじら」を歌った時かな。
審査員から講評を個人に貰えるんですが、とても声が綺麗で表現する力がある。色々な歌を聴いてみたいというコメントをいただきました。
優良賞までは受賞者コンサートに出れます。1度目の受賞者コンサートは、コロナの発生当初で、開催されず。
で、2度目の受賞でコンサートに出ました。
で、歌詞を飛ばす、固まるっていうね。苦い思い出が。

んで。
5年生は、「かけっこ」を歌ったんだよな。
私は、これなぁ、選曲もミスったかなと思ったんだが、周りが上手かったし、賞取れる気がしなかった←娘よ、ごめん。
で、何にも引っかからず。
こん時から、奨励賞、努力賞が加わった。
で、次からは中学生コースも新設すると...。

さて、6年生になって、ラストイヤーのはずが、中学生コース新設に伴いラストイヤーじゃなくなった。
もう、賞を取りたいとは言わなくなった。年齢特有の照れや、守りもあるのかもな。
曲は、谷川俊太郎親子の「はこ」です。
歌いたい曲が、中学生の課題曲で、はこにした。
練習のお迎えに行ったとき、終わりがチラッと聞こえた。

ん?
今までと違うぞ。上手くなっとる。
って、思った。
合唱部の練習が娘を成長させているなぁ、って。

ピアノ教室のコンクールだから、演者も常連さんがいる訳です。うちみたいに連続で出てるとかね。
で、学年が同じだとさ、優秀賞の常連もいたりするじゃない?
あ、またあの子いる、ずっと賞取れてるやん。
これ、無理じゃね?みたいな。

小学5〜6年コースのエントリーは、16人。
娘の出番は、12番目。
やっぱりさ、ずーっと歌い続けてきて、いちどくらいさ、1番いい賞を取らせてあげたい親心があるんだわさー。
次に進めるって事、更にひとつ上の大会に挑むって経験、すんごい意味があると思うんだよなぁ。私にも出来る、出来たんだ!っていうね。

今までに、優秀賞、優良賞取ってる子が、娘以外に5人いた。加えて、今年初めて同じ合唱部の同級生が来ていた。
びっくり!
娘も受付して、〇〇ちゃん!って声かけられて驚いてた。
あらー、ライバルじゃん。
娘のふたつ前に歌ったんだけど、流石は合唱部、発声が良くて上手だった。

で、娘っこ。
いやー、マジドキドキした。私が。
歌詞飛ばしたらどうしようって。
まず、お辞儀が女優で、ふっと笑い発生の私。
私、歌うわよ、よろしくて?みたいなお辞儀。
そう、堂々過ぎるやろってツッコミたい。
で、若干体が斜めポジション。
これ、アルトの立ち位置みたいやないかい!
旦那も言ってた。
斜めだな、って。
歌い始めましたら、
声がすーって通る、え、めっちゃ良くない?
今までで1番よく歌えてない?
あと4人控えてるけど。しかも何故か4人全員が過去受賞者だけど。

高音が綺麗に伸びてる。
表情も良い、全身で歌ってる感じする。
去年より上手になってるー。
とか、感じつつ歌い終わって、旦那が「1番声が出てたな」って言ってた。

閑話休題。
中学生、恐るべし。
すっごい上手だし、表現力が半端ない。
8人中、特に3人がズバ抜けて良かったけど、
さとうきび畑には思わず涙が出た。
歌の先に戦争にいく人が見え、ざわわと広がるさとうきび畑が見えるようだった。
けどねー、この方、努力賞だったのよ。
ってことは、コンサートでまた聴けないの。
めっちゃ残念なんだけど!

さて。
審査待ちが長い。40分くらい。
戻ってきた娘に、立ち方聞いたら、
えー、マジ?あー、いつも先生の指揮見るからアルトだと斜めになるんだよねー、だって。
だよね?


そして、発表。
奨励賞、努力賞、優良賞、優秀賞の順にエントリーNo.と氏名が呼ばれる。
私的に、いけるかなと思ってた。
今年こそは、優秀賞じゃないか?って。
でも、何も貰えないのは悲しいしさ、もうドキドキ。
優良にまで、娘は呼ばれず。
合唱部のお友達は優良賞でした。
娘はなんか暗い顔してるし、どよよ〜ん。
言わないだけで賞が欲しいんだよ、当たり前だ。
じゃなきゃチャレンジしないって。

「続いて、小学5.6年コース、優秀賞の発表をします。エントリーナンバー12番...

ここで、もう心ん中でガッツポーズしたね、私。
娘に、声をかけて上着を脱がせ、行っておいでと。
氏名まで呼ばれて、ステージに向かう娘を見送りながら拍手した。涙出た。
旦那と良かったねって言い合って。
表彰式で、堂々と授与される娘の姿に胸が熱くなりました。
苦節8年(笑)、よく頑張ってきた。
諦めず、腐らず、挑んだ貴方は本当に凄いよ。

さて、娘の講評。
曲の雰囲気をしっかり掴んで歌えている。
ステキな歌声。
裏声の安定が課題、腹式呼吸をしっかり練習を。
言葉の持つニュアンスをよく工夫し表現していた。
ブレスをもっと深くするともっと深みが出る。
言葉を大切にしている。
急に飛ぶ高音がとても綺麗に歌えている。
部分、部分、歌に表現がされていた。
素敵な歌声でした。今後も歌い続けてほしい。

審査員、お一人お一人がしっかり講評してくださいました。

3月に、優秀賞と優良賞の受賞者コンサートがあります。優秀賞者は2曲歌わせて貰えるので、先生と相談して何を歌うかだなー。
アンコン全国と重ならなくて安心したが、アンコンは本選メンバーに選ばれないかもだし。
で、4月は本選になります。
県代表として、歌ってきます。

合唱は皆んながいる。
けど、独唱は自分しかいない。
どっちも経験出来てる貴方は、
なんだかお得な気がするよ。

頑張れ!




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