私の好きなASKAさん。

クリスマスの夜に、彼は約束を果たしてくれました。
新曲「FUKUOKA 」をYou Tube で発表してくれたのです。

私は、朝起きてTwitterのTLで知りました。

はやる気持ちを押さえて深呼吸して、クリックする。
イントロのピアノの旋律が、切なくて優しくて、
ASKAさんの歌声とともに、ぶわーってこみ上げる涙。
blogの歌詞を目で追って、涙腺崩壊。
ピアノとギターとASKAさんの声が混ざりあってなんとも言えない。

変わらない、何も変わっちゃいない。
大好きな彼の歌だ。
音楽に真摯に向き合って、自分の内側に素直に、戦友と呼ばれる仲間と作り上げた大切な曲なんだろう。
丁寧に歌っているのが、わかる。

何度も何度も再生する。
聴けば聴くほど染み入るスルメ曲です。
ASKAさんが見ただろう故郷の福岡の景色や風が、感じられる。
こういうのを名曲と言うのだ。
彼が、このFUKUOKA を発表するまでに、どれだけの試練があっただろう。
自業自得と言われれば、そうなのかもしれない。
いや、確かにそうなのだ。

けれど、彼は、
見たくもない聞きたくもないであろう世間の厳しいコメントも隠さず、
野次や暴言、冷やかしや罵りにも隠れず、隠さず、全て受け止めて、私達ファンに思いや考えや、人生観や、心の内側を見せてくれた。
(それを支離滅裂な文章だと、正常ではないと、批判するワイドショーのコメンテーターもいたけど)

彼は音楽家だ。
この1曲で、私はまた彼に心臓を持ってかれた。
あの逮捕から不起訴まで、彼が見たこと、聞いたこと、絶望や悲しみや悔しさや、計り知れない。
それでも、希望を捨てず、這い上がって、立ち上がろうとする人だ。
決して、立ち止まらない。
ASKAという人は、そういう人。
それを、このFUKUOKA から感じ取らずにはいられない。

今、この時点で視聴回数は23万回を超えました。
午前中で12万回位だったから、凄い勢いです。
冷やかしの人もいるんでしょうが、いいんです。

FUKUOKA の最後のフレーズに、今のASKAさんが見えた気がします。

「ありがとう」

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