大病院占拠〜新空港占拠、面白い

毎週土曜日、午後10時から、日テレ系で放送されている連ドラ、新空港占拠。
1年前に放送されていた大病院占拠の続編。
これが元々抱いていたイメージを覆して面白い。

そもそも1年前の大病院占拠は、敵側の武装集団が鬼のお面を被っており、劇中の正体のみならず、キャストが誰なのかも公表されていなかった。
そこで「あの人なんじゃないか」という考察が盛り上がった反面、日頃から芸能人そのものにはさして興味がない私は、別に見なくていいものとレッテルを貼っていた。演者が誰か当てるだけで、物語の中身は空っぽのアクションなんだろうと。

ところが正月3が日の振り返り放送を見たところ、評価が逆転してしまった。なんだこれ。リアルタイムで観たかった。

物語の冒頭、鬼のお面を被った武装集団によって、滞りなく病院が占拠されてしまう。
と思ったら、そのまま人質となった一般人のほとんどを無傷で解放。
一部、いわゆる権力者側の人間が人質として残され、院内に監禁されるが、その一人ひとりに後ろ暗い過去があり、その秘密を主人公たち警察サイドに調査させ、ネット配信上で暴露させる。
そうして主人公サイドに「社会的に抹殺された」人質は順に解放されるが、その後どんな目で見られながら生きていくかはお察し…
そして鬼たちは、その権力者たちに虐げられ、復讐するために犯行に及んでいた、という感じ。

勧善懲悪の新しい形というか、助からなくてもいいと言いたくなる悪を助けるために、同情したくなるような敵と戦う物語。

新空港占拠も同じテイスト。劇中では模倣犯か?という理解をしてるっぽいが、前回と共通の黒幕がいるかも?現時点では不明。

ミステリーではなくサスペンスなので、謎解きを楽しむものではなく、その分伏線が回収されてストーリーが繋がっていく様子を、手放しで見てて面白い。

そして次回予告でふざける。第一話のラストには、ハス巻きにされた櫻井翔がダクトみたいなとこで滑らされてる映像が5秒くらい流れて終わった。予告とは。
まあ終始シリアスな展開なので、肩の力を抜いてくれる効果もあると思う。

TVer、Huluを駆使すれば、前作も含め全て観られる、はず。


手放しにオススメしたかったですが、同じ日テレ系で「セクシー田中さん」問題が突沸しました。
日本テレビはありのままを全て報告し、制作のあり方に問題がなかったか検証する義務があると思います。

結局はテレビ局の驕り。
まあテレビなんてそんなもんと思って関わるくらいがちょうどいいんでしょうね。

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