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【かわまちサロン#1】 SIBで地域課題の解決に取り組む専門家と水辺の資金調達について考える

「かわまちサロン」って何?

 「かわまちサロン」とは、公益財団法人リバーフロント研究所のかわまちづくり担当と、さまざまな分野のゲストの方が、まちづくり、かわづくり、地域の課題解決などのために、話題提供・意見交換をするものです。
「かわまちサロン」で話し合われた結果は、リバーフロント研究所のHPで公表していきます。

第1回、2022年9月1日 15:00 スタート!

 SIBで地域課題の解決に取り組む専門家として、三方よし基金の山口事務局長をお迎えしました。
 三方よし基金は、「東近江市の地域的課題を、同市の豊かで特色ある自然資本・人工資本・人的資本・社会関係資本といった「地域資源」を活かしつつ解決を目指す多様な主体並びにその取組みに対し、それらを市民自らが支える仕組みを構築することを通じて、「未来資本」を創出し、東近江市地域の活性化及び循環共生型の社会づくりに資すること」を目的に設立された公益財団法人です。地元を中心とした寄付、休眠基金の活用、SIBなど様々な民間資金調達の先駆的な取り組みを進めています。
 山口事務局長をお迎えしたのは、暑さも一段落した9月1日(木)の15:00。参加者は、リバーフロント研究所から8名。進行は、この記事を執筆した清水が務めました。
 山口事務局長から活動紹介、参加者の自己紹介を経て、意見交換が始まります。

(1)地域課題・ニーズの把握方法

意見交換最初のテーマは、地域課題・ニーズの把握方法。「どのように地域の課題やニーズを把握していますか」との質問には、「地域に設置されている円卓会議の意見交換が有意義」という話から始まり、日頃の会話の中で、小さなSOSを捉えて、それをできる人や関心をもつ人につなぐようにしているというお話がありました。

(2)出資者と実行者のマッチング

 このテーマでは、出資者の募集の仕方などが話題になりました。「マッチングの際に気を付けていることはなんですか」との質問があり、出資者を募る方法はいくつかあるが、活動を広く知ってもらいたい時は、SIBにするというお話がありました。

(3)事業実施段階のフォローアップ

「事業を実施する段階では、実施者と出資者とのつながりはありますか」との質問に対して、実行者と出資者を繋げて終わりではなく、伴走支援をしていると紹介がありました。成果目標の設定にあたっては、成果を出すことと併せて、事業を継続してもらうことが重要とのお話がありました。

(4)水辺での活動を活性化するポイント

今回のサロンでとりまとめた、ポイントは以下のとおりです。

上段、左から、清水、八町、阿部。
中段、左から、黒木、北澤、風間。
下段、左から、山口さん、槙島、塚原。
山口さん以外は、リバーフロント研究所。

(5)結び

 今回の意見交換は、「かわまちサロン」という形式で、初めて開催しました。ゲストの山口さんの知識、経験、人柄により、楽しい、そして実りある時間とすることが出来ました。お忙しいところゲストで来ていただいた山口さんに深く感謝いたします。
 この「かわまちサロン」は、今後もさまざまな分野からゲストをお迎えして続けていきたいと考えています。その成果を多くの方と共有できれば幸いです。
(執筆:清水)