異性間の友情物語はニッチなのか?

「マグラムロード」に関するTwitterの反応が想像以上でビビってます。
大半は同性恋愛EDに関する期待なんでしょうが、ちらほらと異性間の友情EDを支持する声も聞こえてきてますね。やっぱり一定のニーズはあるんだなあ、と。

ゲームシナリオとして考えると分岐はそのまま製作コストの増大にしかなりません。バイキング形式で色々と選べたほうがよいのはわかるんですが、昔なら多少の差異で許された部分もしっかり作り込まなくてはならなくなってきてるのでこれが厳しい。お話だけならグロス価格でねじこめる(キツイですが)ことができても、ボイスや絵素材なども増えてしまうため、どうしても取捨選択が必要になってしまいます。
異性間の友情EDや同性恋愛EDがオミットされがちなのは、多分ここなのではないのかなー、と。

「サモンナイト2」のフォルテとケイナのEDはそのチャレンジとして、最初からいる想い人にはかなわなくても大切な存在にはなれる系の結末にしたわけですが、事実としての「フラれた!」の叫びが先行した結果、残念EDみたいな扱いになってしまいました。
これは「SN4」のミントさんも同様で、都月的には「ここからが勝負」の含みをもたせたつもりだったんですが、やっぱり残念EDとみなされちゃってるようです。無念。

逆に、オンリーワンじゃないとな要望に応えたのが「SN4」のグラッドのEDなんですが、こっちはこっちで「軽く乗り換えられた!」との叫びが。妹キャラの下剋上っぽくしたつもりだったんですが難しいですね。初期からの関係性を壊してほしくないというご意見は「サモンナイト1」のガゼルとリプレの頃からあったのですが、最近のオーダー的には恋愛しっかりしないとダメって怒られるので悩ましい。「6」のネスなんかがその例ですね。

主人公まわりの人間関係に恋愛感情を含ませなければ解決する話なのですが、横軸のつながりが希薄になって魅力が薄れたり、生活感や人間味のないお人形みたいになったりもするので本当に難しいです。

いまだに正解はわかりません。

ともあれ「マグラムロード」では、怒られない範囲(全年齢向けだからね)で、そのあたりにも切り込んでみました。

遊んで確かめてもらえるとありがたいです。

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