見出し画像

3/4 リクシィラボvol,28 「脱fax!ブライダル業界のデジタルシフト潮流〜取り組み事例を一挙大公開」レポ

こんにちは!
リクシィの小俣です。

最近寒暖差の激しい日が続いておりますが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
私は23歳で発症した花粉症と18年の付き合いとなりますが、
2月から発症したのは初めてなので、毎日くしゃみと目の痒みと闘っており、これが5月まで続くのかと憂鬱な日々となっております。。。。
ですが本日は月に2度のリクシィラボということで、張り切って進めていきたいと思います!

本日のスピーカーは初ゲストの河合さんをお迎えして、以下メンバーとなっております。
■スピーカー
・バリューマネジメント株式会社 ゼネラルマネージャー 河合 美香
・株式会社鳥善 代表取締役 伊達 善隆
・株式会社リクシィ 代表取締役 安藤 正樹

ブライダル業界は、アナログ手法のオペレーション業務が多く、各社業務効率化のためにデジタルを活用されておりますが、特に積極的に取組まれている2社様の取組内容を本日は共有いただきます。

まずは鳥善さんからになります。
最初に何の業務を効率化するかを項目ごとに並べ、棚卸を行います。

鳥善

そのうえで、デジタル化に向けたポイントは3つです。

ポイント1:仕分け
誰が何をやるのか、本当にその人がやるべきなのか、プランナーがやるべきなのか、外出しすべきなのか、価値とコストのバランスが大事と考える。

ポイント2:情報の集約
紙だとすぐに情報が更新されてしまうし、どこいったっけ?と情報が散らばってしまう。データであれば常に最新の状態にアップデートできるので、誰がいつみても正しい状態を維持でき、効率化の観点でもデメリットが多い。

ポイント3:システム活用
優れたシステムであれば、業務をそれに合わせること。すべてをシステムで解決しようとせずに、システム内容を精査したうえで、業務内容をアジャストさせることが大事。

なお鳥善さんでは、打合せ業務管理システム(phorbs)を導入しており、パートナーとのやりとりはペーパーレスで運用できているようです。

また社内でGoogleドライブを積極的に活用しており、
プランナーだけがアクセスできるファイル(パートナーへの請書など)とお客様もアクセルできるファイル(見積もりやアイテムの提案資料など)に分けており、お客様のアクセスファイルには進行表はもちろん、ヘアメイクの予約表やいつまでに何をすべきかなどのスケジュール表も格納してあり、すべての情報を1つのファイルに集約することで、効率的にお客様の情報運用ができるようになったそうです。

昨年の5月からコロナを受けて、業務効率化に取組み、プランナーからも非常に好評とのことです!
外部の仕組みをうまく活用して、コストを抑えながら効率的に運用されていて素晴らしい取組だなと感じました。

ここでアンケートを1つ。

画像6

デジタルメインが50%ということでブライダルのデジタル化は進んでいるようですね。予想よりもだいぶ多くて、ちょっと嬉しくなりました。
必要な部分はどんどんデジタル化して、プランナーや働くみなさまの負荷が少しでも減るといいですよね。

続いてバリューマネジメントさんです。

2014年からデジタル化の推進を始められたようですね!
業界の中ではかなり早い取組ではないでしょうか。
以前は外部システムを導入していたそうですが、自社フローに合わなかったたことや、全会場を一元管理すべく、自社開発に振り切ったそうです。
自社開発はコストはもちろん、設計や実際にオペレーションに乗せた時にうまく動くのかという検証がとにかく大変で、とてもリスクが伴うものです。
この決断を下した他力野社長をはじめ、経営陣の覚悟を感じますね。

バリュー

システムはもちろん、それをうまく運用に乗せるためのバックサポートに選任チームを設け、プランナーが接客に集中できる環境づくりも進めているようで、まさにシステムだけに頼らないオペレーション設計ができています。
コールサポート⇒来館予約までの一元管理
営業管理チーム⇒見積り・請求書発行/発注管理

自社システムの中身も公開いただきましたが、こちらはセミナー参加者だけの公開となりますが、席次表が作れたりととても便利な仕様になっていますね。
今期に入って70-80%のお客様がオンライン打合せにシフトしているそうで、かなり定着しているようです。
打合せはZOOM+自社システムを活用しているのと、ご自宅で動画を見ることで準備に役立つ情報を把握できたり、プライスリストもシステム内で見れるので、商品の事前学習ができることも良い仕組みだなと思いました。

口頭だけだとオンラインでの打合せは大変ですし、お客様も退屈ですので、ご満足いただけるために、またプランナーが打合せしやすいように、本日の打ち合わせアジェンダなども画像で見れるようになっていて、とても分かりやすい作りでした。

また、各店ごとにパートナーが一部違うようなので、若干店舗によって仕組みも異なる模様です。
本当にむしろオンラインで充分だなと思わせていただけるシステムでした。
開発は本当に大変だったと思いますが、素晴らしい努力のもとに生み出されたんだろうと感じます。

つづいてアンケートを2つ。


画像12

画像12

オンラインとオフラインの半々とオフラインで大半を占めていますが、かなりリアルな実情なのだろうと感じます。
システム導入にはたくさんの障壁がありますが、一番はオペレーションの大幅変更ですよね。
オペレーションを変えるのは、現場の反発などもありますし、大変ですが、
鳥善さんでは、絶対にうまくいく!できる!大丈夫!!と社長の伊達さんが旗振りをしたそうです。(前職のコンサル時代の経験もあったそう)

バリューさんに関しては、各店舗のパートナーが違ったりと、開発秘話だけで朝まで飲めるほど、色々あったようです(笑)
私も前職で自社システムを導入していたので、なんとなく想像できます。。。

今までの常識を変えることは、瞬間風速で確実にストレスがかかります。ですが、それを乗り越えた際に業務効率化や強い組織への成長、顧客満足度にも繋がるはずですので、導入をご検討されている企業様は、積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

下部PRでも記載しておりますが、弊社の方でも脱fax!業務効率化推進支援サービスを開始しておりますので、ご興味のある企業様はぜひお問合せください。

■次回自社セミナー予告
「事業・組織・社会を統合する未来型の式場経営のありかた」vol.29
開催日時:2021年3月18日(木)19:00〜20:15

SNS・コロナ・Z世代など、様々な社会環境や顧客の価値感の変化を受けて、新しい式場経営のありかたに取り組んでいる事例が生まれてきています。

そこで、今回のリクシィラボは、
・結婚式の本質や意義
・お客様への向き合い方やコミュニケーション
・組織内での価値感の共有
・社会に向けての発信と行動
を一貫性をもって統合された状態をつくり、様々な発信とアクションで顧客に支持されている、株式会社ジョイン武田靖子さんと株式会社CRAZY吉田勇佑さんとのセッションで、そのヒントを探ります。

・これからの結婚式場のあり方にお悩みの経営者
・社会貢献と自社の成長をどうリンクさせるべきかお悩みの管理職の皆様
・先進的な事例を知りたいという業界人の皆様
を対象にディープにお届けします。

是非ご視聴ください!

■スピーカー
・株式会社ジョイン 専務取締役 武田 靖子
・株式会社CRAZY 執行役員 吉田 勇佑
・株式会社リクシィ 代表取締役 安藤 正樹

■タイムテーブル
・イントロダクション
・セッション
・Q&A

■イベント概要
-日時:2021年3月18日(木)19:00〜20:15
-定員:特になし
-参加費:無料

■参加方法
こちらよりお申込みくださいませ。

最後に安藤のYouTubeチャンネルもぜひご覧ください。
高評価、チャンネル登録していただけると幸いです。

引き続き、リクシィのセミナーの方もよろしくお願いいたします!

******************************

■PR:脱fax!業務効率化推進支援サービスを開始!
少人数化による婚礼単価減に伴い、業務効率化の必要性が高まっている中で、faxをはじめとするアナログ前提のオペレーションを、googleドライブの利用を前提に、低コストでクラウド化する支援メニューを開始しました。関心のある事業者さまは、ぜひご連絡ください。

■PR:トキハナに参画いただける式場&パートナー募集中!初期・月額費用0円の、完全成果報酬型顧客紹介サービス(成約ベース)
参画式場400突破!ご関心ございましたら、ぜひこちらもご連絡ください。

お問合せ先:relation@rexit.co.jp
広報・PR担当:佐志


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?