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【πEDH】《統べるもの、ジョダー》+《湧き出る源、ジェガンサ》- パイオニアEDH

こんにちは、ぱいそんです。

今回はパイオニアEDHを攻略すべく研究した《統べるもの、ジョダー》について。《湧き出る源、ジェガンサ》を相棒にした構築です。


《統べるもの、ジョダー》

必ず《旗印》をめくる《初祖スリヴァー》のような性能。

続唱のような能力(以下:続唱)は伝説しか唱えられないという制約がある。これは裏を返せば「MVの小さい伝説を少数採用することで狙った低MV伝説を引ける」という事だ。

伝説は量より質をテーマに今回のデッキを構築した。


デッキリスト

・Mox Feild


伝説の呪文

~兄弟戦争までの構築の解説

★はフリースロット。伝説でないカードと入れ替えるとコンボ精度が高まるがアドバンテージ獲得能力が低下する。ジョダーは戦闘では敵なしなのでコントロールデッキへの対策を厚くする。コンボ精度をある程度落としてアドバンテージ獲得能力を確保しておくのがロングゲームを攻略する鍵になる。

2マナ以下の伝説

  • 《モックス・アンバー》

  • 《ドーンハルトの主導者、カティルダ》

  • 《眷者の神童、キナン》

通称キナンエンジン。全ての人間を2マナのマナクリに変え、ジョダー含めた4枚で8マナを供給する。キナンエンジン+マナクリのマナ加速がジョダーの展開力を支えている。

  • 《嘘の神、ヴァルキー》★

キナンエンジン成立の妨げになるので採用を悩む。現時点では対コントロールでPWは有効なので残しているが強い場面は少ない。

3マナ伝説

3マナの伝説は手札から唱えてキナンエンジンをそろえるために使用する重要なマナ域。手札に引きたいので多めに採用する。

  • 《アーチリッチ、アサーラック》

  • 《ガイアの眼、グウェナ》

アサーラックによる無限ダンジョン。ジョダーがいればアサーラックの反復横跳びでキナンが出るので実質2枚コンボ。

  • 《海門の擁護者、リンヴァーラ》

除去耐性。一見破壊不能を付与する《忠実な護衛、ハジャール》で良さそうだがキナンエンジンの邪魔なので3マナ域で用意する。相手はハジャールを想定して除去は追放かバウンスを採用するので呪禁が役に立つ。

  • 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》

3-5ジャンプ。続唱で肉が残らないのが残念だがグウェナがアンタップしたりする。

  • 《サヒーリ・ライ》

《守護フェリダー》の相方。勝手に出てくるのでフェリダーを探すだけで良い。召還酔い無しで勝てるコンボなのでソーサリー除去中心のコントロール相手に有効。

  • 《ビヒモスを招く者、キオーラ》

マナ加速兼アドバンテージ源。キナンがめくれてマナクリをアンタップすれば実質1マナ、《永久の水蓮》を起こせばマナ加速になる。CIPでパワー参照するのでジョダーによる修正で伝説のクリーチャーが出るたびに1ドローになる。

  • 《雑集家、ラグレーラ》★

最大クリーチャー4体追放。相手の統率者3体を捕まえるだけでなく、クリーチャーに速攻が付く状態で自分の《フェイ庄の古老》を捕まえてからラグレーラを生贄に捧げる明滅ムーブも可能。

  • 《ケルドの心胆、ラーダ》★

  • 《迷える探求者、梓》★

デッキの上から土地を何度も置ける組み合わせ。土地が詰まる=死のパイオニアEDHにおいて、ラーダの優しさは染みる。デッキトップを見てキナンを起動する動きは頻出なので梓抜きでも採用価値がある。梓は手札に大量の土地を抱える方法がないので単体ではパワー不足。

4マナ伝説

  • 《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》★

強力なドローソース。続唱でめくれると弱い。ジョダーはドラニスの判事が非常にきついので統率者無しでの戦いもある程度見据えて採用する。ジョイラに限らず伝説の人間はカティルダでマナが出る点は評価ポイント。今後の伝説のリリース次第では《軍団のまとめ役、ウィノータ》などで人間を踏み倒すような構築も考えられる。

  • 《首席議長ヴァニファール》

出産の殻。即死ルートは無いがヘイトは高い。

  • 《暴走魔導士、デリーナ》

《老いざるメドマイ》との無限ターン。サイズが小さいのをジョダーの旗印で解消できる。CIPが強いクリーチャーをあまり採用していないのでそれ以外の用途は少ない。

  • 《宴の結節点、ジェトミア》

戦闘勝利プランを支えるカード。ジェトミアに限らず統率者に指定するよりもジョダーの中に入れておいた方が強い伝説は多い。残酷な話。

  • 《創造の座、オムナス》

カードの性能が高い。

  • 《日没を遅らせる者、テフェリー》

マナ加速兼アドバンテージ源。ジョダーはクリーチャー主体のデッキになりがちなので全体除去に非常に弱い。プレインズウォーカーで軸をずらす事でコントロールデッキ相手に対抗する。

5マナ伝説

  • 《造反の代弁者、サムト》

全体速攻。ヴァ二ファールをアンタップできる。無限アサ―ラックもメドマイ無限もそれぞれ相方の召喚酔いが解けないと勝てないため、このカードに頼ることになる。

  • 《永久の水蓮》

パーマネントをアンタップする効果で何度もマナ加速を実現する。

  • 《伝承の語り部、チュレイン》★

  • 《水底のドルイド、タトヨヴァ》★

《ドラニスの判事》でジョダーが出ないときに変わりの統率者として使えるようなアドバンテージ源を採用する。ジョダーが出る前でも後でも判事はつらいので、除去する事は考えず共生する事を考える。

6マナ以上の伝説

  • 《老いざるメドマイ》

追加ターンであり無限コンボのパーツである。速攻による補助が必要なので速攻付与カードを何枚積むか難しい。

  • 《自由なる者ルーリク・サー》

呪文系のコンボへの蓋。自分はクリーチャーコンボなので被害は少ない。

  • 《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》

実質2マナ。パイオニアEDH最強カードと言っても過言ではない。

  • 《ベレドロス・ウィザーブルーム》

フリースペルで使い勝手が良い。

相棒

  • 《湧き出る源、ジェガンサ》

マナ基盤の安定につながる。マナクリが多く、展開力がある分手札が枯れやすいデッキなので手札が常時1枚多いのはかなり染みる。3試合に1回くらいの使用頻度。

ジェガンサをやめれば、これらが採用できる。
《ボーラスの城塞》
《カーンの経時隔離》
《年老いた骨齧り》
《グレートヘンジ》
《原初の飢え、ガルタ》

伝説でないカード

マナクリ

適量なマナクリ。普段EDHで使用しないような2マナ設置で1マナ出すマナクリが安定性を担保する。

インスタント

インスタントの配分は環境依存。全体破壊が多く飛ぶようであれば《一心同体》などを増量し、単体除去が多ければ《稲妻曲げ》、4Cオムナスやウィノータなど自分より1ターン早い統率者が多ければ《急速混成》や《引き裂く流弾》を使用する。

土地

マナクリで色を確保するための緑ベース。最悪ジェガンサがいるので色の多さよりもアンタップインを優先。フェッチの枚数は悩みどころだが、ヤシャーンと《当惑する難題》に巻き込まれたくないので全投入はしない。フェッチは続唱で得たデッキの情報をリセットしてしまうので扱いが難しい。


プレイング

マナカーブは1-2-4-5。4ターン目にジョダーが出る手札をキープする。

ジョダーが出た後は低マナの伝説から唱えてキナン+カティルダを目指しつつ、デッキから低MVの伝説を減らして高MV続唱の精度を高める。

キナンがいるのでマナはまず土地から出す。オムナスやタトヨヴァがいるので手なりで土地を出さないように注意。

殴り先はコントロールから。戦闘系の統率者はジェトミアで殴り勝てるので無視する。盤面の脅威では無く手札の脅威と戦う。

相手に除去が多そうであれば5マナの疑似統率者やジェガンサを避雷針にしてからジョダーを出すと良い。


苦手なデッキについて

ジョダーが不利なのは

  1. ウィノータ

  2. 4cオムナス

  3. 青白コントロール

ウィノータは《弁論の幻霊》や《エメリアのアルコン》などの法の定めカードが続唱に刺さるので不利気味。4cオムナスは自分より強いターンが1ターン早い。他に任せて祈る。

ヨーリオン等の青白コンが一番手ごわい相手。自分が禍々しい盤面を作っている間に無警戒でアドバンテージを稼ぐ。盤面の見えているジョダーの脅威に残りの相手2人が対処してしまうと青白コントロールに振り込む確率が非常に高い。


伝説のフリースロット次第で味変できるのがジョダーの良いところ

・チュレイン型

現在の型。ドラニスの判事を警戒してチュレインとタトヨヴァを擬似的な統率者として運用できる。シェルドンが嫌いな「あたり前のことをしているだけでアドバンテージが取れる統率者」をデッキに入れておく。

・コルヴォルド型

宝物を生贄に捧げながら大量ドローを狙う。ジアトラなど宝物生成と相性が良い。ドローにマナをかけないので爆発力が高い。キナンがいるので宝物から2マナ出る。

・ヤシャーン型

ヤシャーンが致命傷になるデッキがそれなりに存在する。ヘイトベア的に立ち回って戦闘回数を増やす。チュレインと共存可能で現在のリストから宝物生成や生贄コストの呪文を抜いて基本平地と冠雪森を足せば良い。

・5cニヴ型

5cニヴでアドバンテージを得やすいように調整。《ドビンの拒否権》や《暗殺者の戦利品》などの2色のカードを多めにとる。チュレインと違って出した瞬間にアドバンテージを獲得するのでよりコントロール系と戦いやすいが、1マナのカードを2マナ2色のカードに変えるので色事故の可能性が上がる。

・対全除去型

ハジャールや《アーボーグのラタドラビック》などの全除去耐性を厚く取る。速度は下がるが破壊除去に対して守りが固くなる。

・コンボ型

ヴァルキーや梓などの2-3マナのコンボに直結しないカードを抜いてコンボ精度を高める。《太陽冠のヘリオッド》を追加したりもできるがヘリオッドバリスタはマナがかかりすぎて強いコンボではない。

・戦闘型

キーワード能力持ちのクリーチャーを増やして《月皇の司令官、オドリック》で全軍に掛ける。πEDHが広がりを見せる前はライフ30のハウスルールでやっていたのでこれが一番強かった。


デッキの感想

パイオニアEDHにおいて最も出力の高いデッキの1つと言える。出したターンからアクションがある統率者が強い中、何も起こらずに5マナフルタップになるので隙は大きい。その分一周してアンタップできればかなりパワフルである。

ミッドレンジ故にロングゲームは得意ではなく、コントロール二人以上のゲームを突破する方法を模索したい。



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