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私の出した本 ⋯⋯⋯⋯⋯ 山川修一『エスペラント現代用語集 〈12,000表現〉』 Nuntampaj Japanaj Vortoj kaj Esprimoj en Esperanto

『エスペラント現代用語集 〈12,000表現〉』の表紙

山川修一編著、日本エスペラント協会、2023年、408p
4400円(税込)、ISBN 978-4-88887-107-5


<ついに本格出版>

 2021年2月、64頁、2600語の手作り本として出発した『日エス現代用語集』ですが、2023年11月、第5版を『エスペラント現代用語集』と改題し、外部印刷製本による本格的な印刷物として出版しました。収録表現数12000超、408頁の大作です。

<皆さんの協力>

 本書の出版については多くの方々に助けて頂きました。感謝に堪えません。

・発売元とISBN取得:JEI理事会、各部署、とりわけ出版部の皆さんには大変お世話になりました。

・徹底的な校正:従来私の原稿は誤字や記号不備が多いので、NUN-vortojの柴山純一さんと広高正昭さんが徹底的にチェックしてくれました。

・一般の辞書のようなページ構成:表計算ファイルをそのまま印刷したのではお粗末すぎると、北川久さんがLaTeX編集で版下を制作をしてくれました。

・魅力的な表紙デザイン:カラフルな表紙を柴山紀子さんが作成してくれました。

・専門業者による印刷製本:JEIと長年の取引がある平河工業社さんにオンデマンド印刷をお願いしました。

お陰様でとても立派な本が完成しました!

<役に立つ用語集>

 本書にはいろいろな使い方があります。

 【学習者】の皆さんは、初級を終えて中級の勉強が進んでくると、いろいろな日常的あるいは社会的なテーマについてエス文記事を書いてみたくなるでしょう。でも「脱炭素社会」って何と言うのだろう。講演会の後の雑談で海外ゲストに趣味は「パラグライディング」ですと言いたいけれど単語が分からない。周りの人に聞いても知らないと言う。このような問題に応えるのが私の用語集です。最新の和英辞典にも未掲載の単語が沢山見つかります。(ちなみに「脱炭素社会」はsenkarbonigita socio, postkarbona socio、「パラグライディング」はglisparaŝutado, paraglisado等と言えます)

 【指導者】の皆さんは、作文や会話を指導する学習者の皆さんから単語の質問が出たときにどうしていますか。その場では即答 できず、家で何冊もの辞典を引いたり、延々とネット検索をした経験があると思います。そのような苦労は私が肩代わりします。現時点で気が付く範囲で主な現代用語を調べて用語集にまとめました。これ一冊でかなりの質問に答えられるはずです。

 【運動家】の皆さんは、他の社会活動団体や一般の人たちから、エスペラントってどうなの、現代人の国際コミュニケーションに本当に使える言語なのと問われたときに自信をもって対応することができます。

 【研究者】の皆さんは、エスペラントが現代の概念をどう表現しているか、どのような造語法が使われているか等を出典を含めて分析することができます。

 多くの方々に活用して頂ければ嬉しいです。

要約resumo)Aperis la 5-a eldono de mia verko “Nuntempaj Japanaj Vortoj kaj Esprimoj en Esperanto ― kun 12 000 esprimoj”. Ĝi enhavas multe da aktualaj vortoj, kiuj ne troviĝas en antaŭaj esperantaj vortaroj. Mi esperas, ke esperantistoj utiligos ĝin kaj pruvos la utilecon de Esperanto en diversaj kampoj.

(月刊誌『エスペラント La Revuo Orienta』2023年12月号 p.24-25から)


月刊誌『エスペラント La Revuo Orienta』2023年12月号

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