配当落ちで下落するなら、逆に考えれば必勝。
こんにちは。
本日は7月の権利落ち日になっています。
配当落ち、優待落ちなど、その企業が出した配当金のぶん、株価が下がるということです。
配当金を貰っても相殺されるようなイメージで、あまりよくないイメージもあります。
これを逆に考えてはどうでしょうか?
例えば、配当金を支払うと、その会社から資産がなくなって(魅力がなくなって)株価が下がるわけです。
具体的に。。。
仮に、配当金を利益の50%(配当性向50%)出す企業があるとして、考えましょう。
株価1000円、トータル50円ぶんの配当金を出したため、950円に株価(企業価値)が下がりました。
・・・
ここで考えるべくは、そういうことではなくて、配当として払った以外の利益です。
50%(50円)の配当を払ったわけですから、
企業には50円の利益が上乗せされています。
・・・
もうお分かりでしょうか?
50円が流出したことが50円の企業価値を下げることに繋がるならば、50円の利益を出したことは企業に50円ぶんの価値(現金であったり設備であったり)がついたということです。
要するに、この状態を繰り返せば、企業価値はどんどん高まるということです。
配当落ちは『理論上の下落』とは言われますが、逆を言うなら(利益上がりとでも言いましょうか)利益が出たぶんは理論上株価に反映されるのです。
毎年毎年会社に現金や不動産などの資産がたまっていくのに、株価が放置されるわけがないのです。
長期投資を行う際は、このように
【利益が積み上がれば株価も上がる】
くらいの簡単な気持ちで投資することも必要かと思います(狼狽売りを避けるため)。
その一点のみを考えれば、配当性向の高い企業(キヤノンやJTなど)は、配当ばかり出して利益の積み上げがありませんから長期の成長という意味ではかなり厳しいでしょう。
よく、オリックス、日産と並び
【株価下落四天王】
と呼ばれますが、この中でオリックスだけは次元が違います。
配当性向は近年平均40%程度で、優待を配当に含めても著しく高いわけではないでしょう。
配当をだしつつも、利益を堅実に積み上げれば長期的には評価されてくると思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?