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【内田真礼ライブ2022】コロナ禍で忘れたものを取り戻させてくれたライブ

と、いうことで2月20日に開催されたUCHIDA MAAYA LIVE 2022「MA-YA-YAN Happy Cream MAX!!」の神奈川公演の方参加してきました。

内田真礼さんのライブに現地で参加するのは約2年ぶり2回目ということでまだまだ浅い身分ではありますが、しっかりと楽しんできましたので感想を書いていきたいと思います。

以前書いたAqours6thライブの感想同様、印象的な部分を抜粋して書いていきます。



セットリスト

※画像は内田真礼official STAFF(@MaayaUchida)のアカウントから

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序盤

・フラッシュアイデア
今回のコンセプトは「アイスクリーム屋」ということでそれをあしらったステージを背負い、初っ端からそれを全面に押し出しての登場。

本人は「お店の看板娘」という役どころで、看板娘らしく序盤はキュートな面を強調した方向性でライブを進めていきます。

曲の方は昨年発売したアルバム曲のひとつで、収録曲の中ではお洒落な曲調でありロケットスタートというよりは緩やかなスタートでした。

場数を踏んでいるだけあって緩やかなスタートで丁寧に今回のコンセプトや世界観に会場を馴染ませていました。


・Smiling Spiral
Girl is fun→+INTERSECT+と来たところで一転攻勢、数ある曲の中でも屈指の盛り上がりを誇るSmiling Spiralを仕掛けてきます。

彼女の現場に慣れ親しんだ友人曰く「今回のライブは緩急がすごい」とのことでしたがこの流れはその緩急を象徴するような流れのひとつでした。

クラップや手の振り方、ウェーブなどご時世は変われど統率の取れ具合は健在。

私も個人的にこの曲はかなり好きなので一気にエンジンがかかり子供みたいにはしゃいでました(笑)


・Shiny drive, Moony dive(PENKIメドレー)
この曲自体は2017年にリリースされたアルバムの曲で発売から結構な年数が経っているんですが、演出にソフトクリーム屋のキッチンカーを模したパネルが登場して舞台を横切ったりと今回のライブのコンセプトにうまく馴染ませていました。

また、間奏に1stアルバム「PENKI」の各曲の一部分をメドレー形式で流すなど古参ファンなら思わず「!!」となるような要素も挟み、今回のライブの中では一番自由な曲だったかもしれません。



アコースティック

ここからはアコースティックのパートに入ります。


GRIDMAN UNIVERSEのシングル曲のカップリングの連続披露は作品に直接関わってはいないものの、当コンテンツが大好きな私にはめちゃくちゃ刺さりました。

特にカナリアは今回聴きたい曲のひとつだったのもあり着席中でも身体が揺れましたね(笑)

アコースティックとは言っていますがカナリアに関しては曲調自体はその中でもなかなか激しい部類で「アコースティックだけど攻撃的」という個人的にはあまり体感したことがない境地で楽しかったです。


・ストロボメモリー
上で「GRIDMAN UNIVERSEが大好き」と書きましたがそれを語るにはこの曲は絶対外せません。

そもそも内田真礼さんにここまでハマったきっかけが「youthful beautiful」であり、その流れを汲むこの曲にハマらないわけがありません。

去年聴いてきた曲の中でもTOP3に入るぐらい好きなこの曲をアコースティックver.ではあれど初めて聴くことができてずっと石化したかのように固まってました(笑)

アコースティックのためひとつひとつのフレーズがとても力強く、この曲の中でも特に好きな「約束しようか きっと僕らは 出会えてよかった」や「南南西に強い光〜〜」の部分はオリジナル以上にしっかり聴けて満足しました。

特に前者の歌詞は作品を最後まで見た人からするとグッとくるものがあり、それをしっかり噛み締めて聴けたのは非常に大きかったです。




中盤

・アストラ
ハートビートシティの鮮やかな光を放つ傘に包まれてからのロマンティックダンサーというこれまた「緩急」のある2曲を見せてから披露したのがこのアストラ。

内田真礼さんの手の動きに合わせてレーザーが動くという他とは一線を画す見せ方には思わず見入ってしまいました。

ハートビートシティが光とダンサーの動きで街の喧騒を現していましたが、アストラの光は緩やかに鮮やかさを見せていて同じ「光」でもハートビートシティとは対極に位置しているなと思いました。




終盤の大爆発

・Change the world→Never ending symphony
今回のライブで一番燃えた流れです。

アルバムが発売された時からこの2曲の流れが好きで、今に至るまでずっとこの2曲をひとつの曲として聴いていて「ライブでもやってほしい」とずっと思っていましたが、そのパワーは予想を遥かに超えていました。

ライブでは恒例の「バンドパートの間に着替えを済ます」という流れが今回はChange the worldの曲中に行われており、各楽器の担当が一人ずつ集まり最後は強大なChange the worldの音楽になっていくさまはまばゆい白い光も相まって凄まじい神々しさを発揮していました。

そして黒と紫を基調とした衣装を身にまとい「昼のソフトクリーム屋の看板娘モードから夜のライブハウスモード」へと切り替わった内田真礼さん本人が登場すると同時にそれまでの神々しさを切り裂くかのようなNever ending symphonyの始まりにはもう「高まり」というものを超えた激しさを感じて曲に全ての身を委ねていました。


・LIFE LIVE ALIVE
このコロナ禍で「ライブ」という文化は今非常に向かい風な状況で、演者は常に延期や中止という不安要素を抱えながらリハを行い、本番も観客側はマスクをして声出しが出来ないというのが現状です。

「そんな逆境には負けない」というメッセージ性が強く出ているこの曲はクラップや声出しなどライブの盛り上がる要素が随所に散りばめられていてまさに今のご時世へ立ち向かうかのような曲です。

本人もMCで似たようなことを話していましたが、生憎まだ声出しが出来ないためこの曲はまだ100%ではないんですが、それは裏を返せば「この曲が100になるには本人やバンドの力だけじゃどう頑張っても無理で、観客の力も必要」ということになります。

ライブってそういうものなんですよね。
ただ演者やバンドがやっているのを一方的に見てるだけじゃ成り立たないんです。

別に棒立ちして聴くいわゆる「地蔵」と呼ばれる人を否定する気はありませんが、やっぱりライブって演者と客が曲を通して歌と声、動きで気持ちを「共有」し「一体感」を作り上げてこそだということをこの曲を通して再認識しました。

演者がそれを求めているなら尚更それに応えるのが道理だと私は思います。

当日は声出しは出来ませんでしたが、それでもお互い今できる限りのことで「共有」することができたのは大きなことだと思いました。


・Excite the world!
アンコール前ラストはアルバムのラストでもあるこの曲。

こちらもとても前向きな曲で、これから先への期待や一歩を込められたさながら何かのOPテーマでもあるなと思いました。

これ以前の曲がどれも激しめだったのですがこの曲の曲調はライブをうまくまとめてくれていてそういう意味ではEDテーマとも言えるのかなとも思いました。




アンコール

・YA-YA-YAN Happy Climax!
アンコール前のラスト間際は少しシリアスな空気感がありましたがこの曲では一転お祭り騒ぎで「ライブはとにかく楽しんだもん勝ち」といった空気感に包まれました。

ダンサーとの連携はお祭り騒ぎに拍車をかけていて見て聴いてヨシな素敵な時間でした。


・Hello, 1st contact! →ギミー!レボリューション
正真正銘のラストは内田真礼さんのライブの始まりの曲からのギミレボ。

単なる原点回帰ではなくここで1stライブのリバイバルが告知され、またもや古参ファンが突き刺されていました(笑)

最初の曲ってずっとその人の「象徴」だったり「基準」としてついてまわる一生のものなので、楽しむのはもちろん他の曲以上にじっくりとその「象徴」を感じるようにアンテナを張って聴いていました。

最古の曲ですがリバイバルの告知を聞いてちょっと新鮮なオーラというか空気も感じました。




最後に

とっっっても最強に楽しいライブだったという一言につきます。

最近はコロナ禍でライブが長らく中止になっただけでなく痛風で入院していた影響だったり、主現場が運営サイドや他の客からのレギュレーションの目がやたら厳しく、ちょっとでも何かすれば親の仇であるかのようにTwitterに書き殴られるような雰囲気なこともあり「コンテンツ」のモチベーションは高くても「ライブ」というもの自体には最近窮屈さを感じて以前のような情熱に身を任せるような応援が出来なくなっていました。

もちろんルールだからそれに従うのは当然なんですが、ルールの固い緩いというのを差し引いてもなんかどうも排他的な空気を感じて「ライブってこんなギスギスしたものだったっけ……?」ってなることもしばしばありました。

ですが内田真礼さんのライブは周りを見れば各々が飛んだり踊ったりペンライトを回したりと良い意味でみんな好き勝手に楽しんでいて、それに引っ張られて私もライブというものを一番楽しんでいた頃に戻ることができました。

早い話が雰囲気がとても和やかなんです。

タオルで汗だくになった身体を拭うのも、終演後に真っ先に着替えるのも久しぶりでそれはそのままライブを楽しんだ証明でもありました。

会場から出た頃にはさながら長い迷路を抜け出したかのような爽快感と充実感に満たされていました。
満たされ過ぎて身体は疲れてるのに睡眠不足です(笑)

13枚目の新シングルやFCイベント、そして1stライブのリバイバルとまだまだ躍進を続ける内田真礼さんの今後がとても楽しみで今年もきっと私の音楽の「最強」として圧倒的な存在感を発揮してくれるでしょう。


ここまでありがとうございました。

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