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日本一、いや世界一の鉄道会社JR東日本について。(関連会社編)

 みなさんこんにちはリバイバルブックスの佐賀です、第2回目の今回も前回に引き続き、JR東日本について特集していきたいと思います。今回はJR東日本の海外事業と関連会社についてです!

目次
1.JR東日本ステーションサービス
2.JR東日本ウォータービジネス
3.ジェイアール東日本企画
4.株式会社アトレ

1.JR東日本ステーションサービス

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           JR東日本ステーションサービス公式HPより引用 
 JR東日本ステーションサービスは、もし鉄道業界への就職を目指している人なら一度は聞いたことのある会社かもしれません。近年の鉄道会社では一部の駅の駅業務(改札業務・窓口での切符の販売・ホームにおける安全確認や案内業務等)をグループ会社や子会社を新たに設立し、駅業務を委託する業務委託駅が増加しています。都内のJR駅だけでも秋葉原駅、吉祥寺駅、そして新たに開業した高輪ゲートウェイ駅も業務を一括で委託されています。

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        (高輪ゲートウェイ駅内観・Yahoo!ニュースより引用)
 JR東日本ステーションサービスの同業他社との一番の違いは、JR東日本の社員研修を行うJR東日本営業研修センターの運営も担っている点です。例えばJR西日本の同様の会社であるJR西日本交通サービスでは、駅業務の他には駅の案内所や駅係員の不在の際にインターフォンを用いた切符の販売等が主な業務です。ちなみにこの研修センターでは自社の社員だけでなく、JR東日本の社員研修も実施しています。

2.JR東日本ウォータービジネス 

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 (JR東日本ウォータービジネスHPより引用)
みなさんは少し前にTwitterで少し話題になった上野駅の「りんご自販機」をご存じでしょうか?

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(鉄道新聞HPより引用)
 JR東日本ウォータービジネスはこのりんご自販機をはじめ、駅構内の自動販売機の管理・仕入れや同社のオリジナル商品であるミネラルウォーター「from AQUA」や一般の飲料メーカーとの共同企画商品「acure made」の販売を担当しています。
 現在JR東日本では地産商品の掘り起こしによって地域活性化を目指す「地域再発見プロジェクト」を進めています。その一環としてJR東日本ウォータービジネスは地元企業と共同で地域の果物や天然水を利用した商品開発を行い、エキナカで販売することにより地域活性化に貢献しています。
 しかし、JR東日本ウォータービジネスは2021年4月にキヨスクやNew daysを運営するJR東日本リテールネットに合併吸収される予定です。
 ちなみにこれまで紹介したリンゴジュースやミネラルウォーターの「From AQUA」をはじめとする各商品は公式オンラインショップやAmazon等の通販サイトで取り扱っていますので、気になった方は是非サイトを訪れてみてください!

3.ジェイアール東日本企画

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 みなさんは大手の広告代理店と言われるとどの会社を思い浮かべますか?電通や博報堂をイメージする方も多いかもしれません、しかしJR東日本グループにも広告代理店があります!それがこのジェイアール東日本企画です!!国内では電通、博報堂、ADKに続く第4位の規模を誇ります。
 この会社名を聞いてジェイアール東日本企画はJR自体の広報やや駅構内の広告などをイメージするかもしれませんが、それだけではありません。 

 まず交通関係としてはJR東日本の他にりんかい線・ゆりかもめ・つくばエクスプレスなどの私鉄の交通情報管理も行っています。

次にメディア部門としてはアニメ「ポケットモンスター」の代理店としても活動しているほか、「天気の子」や実写版の「キングダム」の製作にも携わっています。

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                       (画像引用元)
また広告会社らしくイベント企画のプロデュースも行っています。例えば
2018年3月19日~6月3日に静岡県沼津市で開催されたアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のリアル脱出ゲーム「孤島の水族館からの脱出」のプロデュースにも携わりました。このようにJR東日本グループと言っても鉄道以外の身近な企画にも多数携わっているのです。

孤島の水族館

                      (画像引用元)
参考サイト①https://ebisu-hatsu.com/2217/ 
      ②https://ebisu-hatsu.com/2224/

4.株式会社アトレ

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(画像引用元)

 最後にご紹介するのが株式会社アトレです!みなさんは上野駅や品川駅の駅ビルで上のロゴのついた商業施設を利用したことはありませんか?その運営会社がJR東日本の連結子会社である株式会社アトレです。JR東日本では鉄道以外でもこうしたエキナカ開発にも力を入れています。アトレの由来はフランス語で「魅力」を意味する「attrait」が由来であることからもJR東日本のエキナカをより魅力的にしようという戦略が分かります。多くの店舗は首都圏の駅ビル内に展開していますが、20206月に初の駅ビル以外の店舗であるアトレ竹芝がオープンしました。

                          (公式HP)


5.  まとめ
 みなさんいかがでしたか?JR東日本はメインとなる鉄道事業以外にも多数の業界をカバーするグループ会社や子会社を擁していて、今回紹介した会社はその中のほんの一部にすぎません。現在JR東日本をはじめとする日本の鉄道会社は、ほぼ鉄道事業のみを担当していたがためにその他の交通機関との競争により衰退していった海外の鉄道会社とは違い、エキナカを魅力的にしたり、地域の特産品を活用した商品を開発することでただ列車に乗ってもらうだけでなく沿線地域の活性化を行うことでその地位を確固たるものにしています。その中でもJR東日本はその活動を率先して行っているのです。それがJR東日本が世界一の鉄道会社と呼ばれる所以ではないでしょうか

 今回はこの記事をご覧いただきありがとうございます。リバイバルブックスでは鉄道業界以外にも多数の業界研究の記事を掲載しているのでそちらも是非ご覧ください!!

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