ギターバイオレンスのメモ⑧
この個体の謎が遂に解けた。
今回はギターバイオレンスのベース編です。
ギターの個体より情報が少なく、ネット上にも画像が数枚くらいしか残ってないGVのベース。
(有難い事に、GVのオーダーべースを所有している方から貴重な資料と画像を頂けることになり、この記事が書けるようになりました。とりめあん氏、ありがとうございます。)
●基本はWITシリーズ
90年代のベースマガジンに載っていたGVの広告。
WIT-4,5,6。右側のWIT-6…ヤフオクに出ていた個体。
他のモデルも、ギターのWITとシェイプはほぼ同じ。
1PUの個体もあったようです。
…リーズナブルでは???
とはいっても約25年以上前。今とは物価も少し違う。
2020年の感覚で見ると、こんな安価でいいの!?と思ってしまう。
基本はアッシュ、バーズアイメイプルの組み合わせで、
PUはGVオリジナルのものが標準。
HIGHBREED TYPEと表記があるけども、所謂ハイブリッド(混成、混種)は「hybrid」なので、綴りが違う。
ハイブリードだとニュアンス的に「高出力を生み出す」かな。
GVのシングルコイルはとてもノイズレスだった、という情報を
以前耳にしたことがある。ポールピース裏側にアース線を半田付けし、
コールドに接続していた。磁界束に集まる高調波のノイズ成分を磁石中心から取り出す、というロジックの印象。
いやしかしロゴホントかっこいい。
ブランド名にVIOLENCE(暴力)ですよ。
ギターの暴力(稲妻)ですよ。
今でいう†(ダガー)に近いフィール。
最高。
非常に貴重な当時のGVの記事。壁掛けにはさらに見たことのない
WITシリーズベースが5本。奥にはストラトシェイプの個体も見える。
右側にマホガニーネック?のWITネックが見える。
まだ見たこと無い個体がいくつもある裏付け…
そして中央の7弦ベース。
次回はこの7弦ベース「WIT-7」を紹介します。