見出し画像

ゴスペラーズ『Mi Amorcito』から着想した掌編


ずっと酔っ払ってるみたいだ。


クレオパトラの生まれ変わり?

寝ても覚めても君のことが頭から離れない。


沼女子ってやつ?

1人、また1人と堕としていくのが至上の喜びみたいにはしゃぐ。


あの瞳に、何もかも見抜かれている気がする。

不意に思い出して、心臓が跳ね上がる。

それなのに、時に無防備な表情も見せる。


いったい本当の君はどっちなんだ?


そんなことを考えて眠れない日々。

「こんな凡ミスするなんて、らしくないな」

言われてはっとするくらい、心を囚われている。

ちゃんとしなきゃと思えば思うほど、足を取られ引きずり込まれていく。

「お前があの子にハマったら絶対やばいからやめとけよ」

そう言われたけれど、もう遅かった。

人生ごと狂わされてる。

こんなに危険なひと、そうわかっているのに視線を君から外せない。

だけど君が微笑みかける相手は、きっと僕だけじゃないんだろう?


僕に向かって笑っているの?
それとも僕を嗤っているの?


いっそ他の誰のことも考えられなくなるくらい、…


…そこまで考えて、自分が自分で恐ろしくなった。

こんな欲望に塗れてしまった自分が自分で嫌になる。

それでも、君に触れたい。

君の愛が欲しい。


今夜もまた、君のことばかり考えて酩酊してしまうんだろう…きっと。


*************************
*************************

ゴスペラーズ
Mi Amorcito

…って感じかな。
菲才はモヒート飲んだことないし恋愛方面の経験値そんなにないので困った、本当はアフタースランバーで書きたかったけどあれ読めば読むほどメンバー自身のことだよなと思ったらうまいこと思いつかなくなって。
苦肉の策でこっちにしてみたけど上手いことまとまらず。
一番共感した歌詞は
『知らない傷が残ってるのはなぜ?』
の部分。
菲才もいつの間にか脛に青アザ作ってることあるから…ってそういうことくらいでしか実感できないよ〜!

相変わらずな出来だけど、そろそろなんか書いておかないとなと思ったので投稿。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?