任天堂大好きっ子が3年間スマホゲーを遊んで気付いたこと


ゲームといえばコンシューマ(特に任天堂)で遊ぶのが一番良い

と思っていた3年前の俺。だけど、その考えも今は変わってきました。コンシューマに飽きたとか、嫌いになったとかそういう訳ではないんです。ただ

何も知らないうちから真っ向に否定したり、興味がないとぶった切ってしまうのは、作成者の方にとても失礼な事ではないのか?せっかく紹介してくれている友達にも悪くないか?

とある時から思うようになったんです。それは俺自身、カービィやゼルダをおススメした時、真っ向から否定されて悲しかったですしね。自分が嫌と感じるなら、まず自分がそういう事をする人間にならないようにしないといけないなって。

それから一つ、作ったマイポリシーがあります。

まず知る努力をしよう。触ってみよう。

考え方を変える事でラブライブ!やラブライブサンシャインも楽しめるようになったので、今でも考え方を変えた事は良い事だと感じています。

という訳で

スマホゲーを本気で遊んでみよう。

と思ったのでした。今回は記事タイトルにあるように気付いた事を中心に、軽くゲームの紹介なんかも含めて書いていきたいと思います。


人目を気にしないで遊べる

コンシューマゲームを外で遊ぶ場合、当然ゲーム機を取り出す必要があります。これは人によっては恥ずかしいらしく、結構気にしてしまう点らしいです。俺は取り出す事自体は全然気にしないのですが、一つ人目を気にしてしまう事がありました。

それはボタンのカチカチ音です。

どうしてもゲームを遊ぶ際、ボタンのカチカチ音が鳴ってしまいます。電車が動いている間はほとんど気にならないのですが、電車が停車して外の雑音が聞こえないタイミングの時、それなりに聞こえちゃうんですよね。

学生時代、モンスターハンターを遊んでいたら他の乗客に舌打ちをされてしまった事もあります(苦笑)。今でも外で遊ぶ時はありますが、ボタンをガチャガチャしないように気をつけて遊んでますね。停車の時はゆっくりボタンを押したり・・・(汗)。

公共の場で大声を出したり、騒いだりするのは誰もが嫌がる事。ボタンのカチカチ音も人によっては嫌がるはずです。ここは流石に大人として気を付けなければならない事だと思いました。俺だって食事中のクチャクチャした音は耐えられないので!

その点、スマホゲームはそれがない。タップやスライドで楽しめるのでボタンのカチカチ音とは無縁です。あ、拡張コントローラつけてる人は別ですよ?(笑)。

ゲーマーとしては意識せずに外でゲームを楽しめるのは中々魅力的だと感じました。外をみるとすっかりコンシューマゲーム機を使わず、スマホゲーばかりいじるのもうなづける気がしました。気持ちを落ち着かせて遊ぶ事ができますから。

●全体的な手軽さ

ゲーム機を持ち歩かなくて済むのもメリットですね。これも俺はあまり気にしてませんでしたが、化粧道具を持ち歩く女性にとって荷物が減る事は何よりもメリット。

あとはゲーム自体も誘いやすい。皆スマートフォンは持ってますからね。コンシューマの泥沼ハード論争も起きないですし、平和にゲームを楽しめているのではないでしょうか。・・・ただ、課金の差でどうしてもゲーム内のレベル差が起きますので、意外と平和じゃないかも知れないですけどね(汗。

●スマートフォンゲームの作り

俺がちゃんと遊んだのは

「パズル&ドラゴンズ」「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」「ブレイブフロンティア」「「星のドラゴンクエスト」「アイドルマスターシンデレラガールズ」「スーパーマリオラン」「Miitomo」「ファイアーエムブレムヒーローズ」の8アプリ。他にも色々落としたけど、合わなくてすぐ削除しちゃったな。

後半3アプリは任天堂製のもの。この中から今遊んでる「パズル&ドラゴンズ」「星のドラゴンクエスト」、そして任天堂製アプリをまとめて気付いた事を書いていきます。

・パズル&ドラゴンズ

ざっくり紹介するとパズルゲームにモンスターの育成、ダンジョンの攻略などRPGの要素を組み合わせたゲームです。何気に今年で5周年。スマートフォンのゲームの中では、非常に息の長いゲームだと思います。

客観的にみても、このゲームはスマートフォンのゲームとして見ると、非常に良く出来ているゲームだと感じています。逆にコンシューマゲームとしてみるとどうか?と聞かれれば、そうでもないゲームだと思います。スマートフォンゲームの基礎要素が全て出来ている印象です。

まずインターフェース。とにかく起動が早い。3分の隙間時間があればスマートフォンをいじる現代人にとって、この要素は何気に凄く重要。長いPVもなく、速やかに遊ぶ事ができます。

人によってゲームの考え方は変わりますが、個人的にスマートフォンのゲームは「起動する事に対し、億劫に感じさせない事」をゲームのクオリティより大事に考えた方が良いなと感じました。ここはコンシューマと大きく異なる考え方ですね。

だって短い隙間時間でゲームを楽しみたいのに、ロードだけで3分かかったらそもそも遊べないという。まとまった時間を使ってコンシューマは遊ぶので、少し長いくらいなら許せるのですが、スマートフォンはそうもいかないんです。

ゲーム中にゲームのBGMではなく、スマホに入っている音楽を聴きながら遊べるのも良し。コンシューマであれば飽きさせないサウンド作りを頑張って貰いたいものですが、スマートフォンの場合は音楽を取り込んでいる方も多いので、これは嬉しい仕様。

時間帯によってゲリライベントの発生、毎日のログインボーナス。モンスターのレベルあげ、スキルあげ。毎日細く、長く遊ばせ続ける仕組みづくりも出来ており、やり方が上手いなと感じました。

個人的にダラダラ遊ばされるのは嫌いなんですが、露骨にゲリライベントはオトクな事が多いので(経験値がいつもの10倍くらい貰えるイベントだったり)、ついつい遊ばされてしまいました。元々育成するゲームは好きなのでハマりましたね。

単純な作業ゲームかと思いきや、パズルのコンボを組む爽快感はあり、少しずつゲームが上手くなっていく達成感も感じられる作り。協力なモンスターはお金をかけないと手に入れづらいけど、お金を入れなくても達成感を感じられる仕組みにはなっています。

ここまで書くとお金を入れる必要がないのではないか?と思われるかも知れませんが、入れる必要を感じさせる作りにはなってます。それはモンスターです。

お金で魔法石というアイテムを買い、そのアイテムでガチャを回す事で協力なモンスターを手に入れる事ができるのですが、その差が無料で手に入るモンスターと比べても圧倒的な差です。

無料で手に入るモンスターだと10万くらいのダメージしか出せないのに、ガチャモンスターだと300万ダメージとか出ますから。

個人的にこの露骨な差は嫌いなんですが、この差がない場合だとプレイヤーが金をかけたいと思わないと思うんですよね。満足しちゃう。

コンシューマは楽しませるゲーム作りですが、スマートフォンゲームはお金を払わせたくなるゲーム作りになってますね。

このガチャのシステムは導入も簡単だったのか、他のスマートフォンゲームでもすっかり定着しましたね。課金の基礎を気付いたゲームでもあったと思います。

・星のドラゴンクエスト

ざっくり紹介すると「ドラゴンクエスト」の要素を切り出し、コンパクトにまとめてスマートフォンゲーム化したゲームでした。

ドラクエって

ストーリー、フィールドを歩く冒険感、町での聞き込みや散策、ダンジョンの攻略、モンスターとの戦闘、キャラクターの育成、お楽しみ要素・・・等々あると思うのですが、本作は戦闘特化+おまけにストーリーという感じでした。他の要素はほぼ感じられないです。

コンシューマであれば単純すぎますが、スマートフォンゲームという事を考えれば正しい作りだと思います。コンパクトにまとめられている分、サクッと楽しめますからね。

パズドラと同様、ガチャに課金するシステムなのですが・・・あまりお金をかけてないなと(笑)。

パズドラはモンスターでしたが、本作は装備がガチャ装備となっています。当然ガチャ装備の方が強いです。で、なんでお金をかけていないかと感じたかというとポリゴンがやすっちいし、手を抜いてるのが明らかなんですよねw

他の武器のモデリングをちょこっといじくっただけで新しい武器として出したり、色を変えただけの流用も目立ちます・・・。モンスターもDSや3DSで出していた「ドラゴンクエストモンスターズ」のモデリングを流用してます。モデリングに関してはとことんコスト削減してますね。こんな露骨に手を抜いたゲームに時間をかけても良いのか・・・と感じた事もあります(笑)。

その代わり、マルチプレイに関してはかなり頑張っていると思います。本作最大の目玉と言っても過言ではないです。

快適に動作しますし、マッチングも迅速。下手すればそこらのコンシューマゲームよりインターフェースが良いです。パスワード機能もあり、友人と気軽に楽しむ事ができます。戦闘特化という事で強いボスモンスターを倒す共闘感が面白いです。

マクドナルドがハンバーガーではなくポテトやセットで収益を稼ぐ、吉野家が牛丼ではなくドリンクや他の物で収益を稼ぐ話を聞いた事がありますが、本作もこのような作りなのかなと思いました。

素材はなるべく金をかけず、ユーザーが快適に楽しめる部分に金をかける。カックカクなマルチプレイにされるくらいなら、この作りも悪い事ではないなと今は感じています。

●任天堂のスマートフォンゲーム

その点、任天堂のスマートフォンゲームはまだ「作り慣れてないな」と感じました。ゲームのクオリティは流石の任天堂であり、良く出来ているんですね。スマートフォンに合わせたゲーム作りになっており、面白い。ただ毎日起動させる仕組み、収益の仕組みがまだ出来てないと思いました。

個人的には任天堂のゲーム作りが好きなので、従量課金がスーパーマリオランで流行らないか期待したのですが、酷評の嵐でしたね・・・。

ただバージョンアップでスマートフォン内にダウンロードしている音楽を聴けるようにする、繰り返し遊びやすいゲームモードの実装など、任天堂なりの頑張りが見られるので、今後も頑張っていってほしいと思います。

●まとめ

スマートフォンのゲームを遊んで学べた事なのですが、視野を広げる事の大切さを改めて認識しました。今回スマートフォンのゲームを楽しむ事で、コンシューマとスマートフォン、どちらの魅力も更に知る事ができました。

コンシューマゲームを俺が紹介する時、特に良いと感じた部分だけを紹介していたんです。カービィならコピー能力、誰でも簡単に楽しめるゲームだよ!とか。けど、今回スマートフォンゲーム「星のドラゴンクエスト」を遊んで思いました。

「ドラクエは育成だけが面白いゲームではない。ストーリー、町の中での散策。町の人達のユニークな台詞回し。宝箱の配置。全部組み合わせて、初めて一つのゲームとして魅力的だったんだな。簡単に語れないな」と。

ゲームをコンパクトに伝えていましたが、いざコンパクトにまとめると俺の知ってるドラクエとはまた違うゲームになっていた事を感じました。ゲームというのは単純にまとめる事が難しい物だったんだなと、改めて気付かされました。

一方でスマートフォンゲームの作りも面白かった。

「もっとしょぼいゲームかと思ったけど、要素を上手に抜き取れば意外にゲームとして楽しめる物になるんだな」と。

スマートフォンゲームの無理矢理お金を払わせたくなる仕組みだけは、好きには慣れないけど、どちらのゲームも作り方は魅力的だと思います。視野を増やす、見る角度を変える事は、もっと今を豊かにさせてくれますね。

今後も「とにかく触れてみる」マイポリシーを大切にしたいなと感じる事ができた体験でした。

ではでは。

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