44. わたし、劣等感。

実は先日、友人に誘ってもらって
気になってはいたけれど
勇気の1歩が踏み出せないでいた

「街コン」というものに行ってきました。

実感したのは2つ。

いかにわたしがしゃべれないか。

友人に頼りきりのトーク。
わたし彼女に向けて笑うだけでした、ほぼ。
こういう時のわたしは、おまけになる。
声が通らないのと
スピーディーな会話に
上手に乗っかるスキルがないのです。

もうひとつは
まわりの女の子たちが皆、かわいい。

みんながみんなかわいく見える。
素敵に見える。
色つきの艶やかな髪。
大人っぽいタイトなスカート。
ふわっとしたニット。

時間で回ってくる色んな男の人たち。
"品定めしてるんでしょ?"
そういう自分も、視線も、嫌だ。

たぶんわたし、ほぼ印象に残らない
イマイチなおまけです。

精一杯、せめてコンタクトを入れて
スカートやコートにアイロンをかけたけど

でも、なんだか、
やっぱり付け焼き刃なんだって。
そんなんじゃどうにもならないんだって。

わたし自分で髪も巻けないんだもの。
伸びかけの髪は肩ではねて、とかしてもぼさついて。

それじゃあもっと長くなったって、
もてあましますよ。

なんで、ちょっと会って話しただけで
連絡先を交換する文化なのか。
なんで、ちょっと会って話しただけで
相手はため口ちゃん付けなのか。

…わたしの感覚、やっぱり変かな。

もっと異性に対してライトで
かわいくて
どんな相手とも1度食事に行くくらい
どってことない
あけっぱなした女の子なら良かった。

何が悲しいのか。
何が虚しいのか。

もっと努力しないとなぁと考えて
むりくり 心のモヤモヤに蓋をする。

こんなとき大声で叫べたら。
吐き出せたなら。
高い山の頂上。ひとりきりの海辺。
今すぐワープしたい。

不意にばっさりと
髪を切り捨てたい衝動。

いらない、いらない、
背伸びなんだってこんなのわたしには。

あぁもう

めんどくさいな。

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