7.「わたし」、書けない。

何かを続けるには、才能が必要なのだろうか。それとも努力?

0から1を生み出し続けるのは、辛い。
好きな題材や得意な表現から作り始めて
最初はいい。けれど。
だんだん、それが越えられなくなる。
同じものはダメだ。もっと新しい何か、 何か、 なにか… 

日記も続いたことがないわたしが
短いけれど、それなりの世界観をもったお話を
5年も書き続けてこれたことは、すごいことだと思う。
もうすぐそれは、60個になる。
コンセプトは、一人でも演じられる詩や朗読、長台詞。

けれど最近は、もう、
描き出す人物も、描き出すお話もパターン化してきている。
以前みたいに世界観が浮んでこない。瑞々しさがない。
書きたいものと、演じたいと思うものが違ってきてる。

イキイキとした表情を描きたくて、無理をさせている。
その描き出そうとする人物に。自分に。

湧き出すような想像力がほしい。
人をひきつけるような表現力がほしい。

何かを続けるために必要なのは、才能だろうか。
才能がないから、苦しいのだろうか。
努力の仕方が分からないんだ。

わたし、書けない―――。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?