21.「わたし」いい人のフリ。
また、やってしまった感。
「嫌なら見限ればいいじゃん」
「あんたってさ、我慢して我慢して爆発するタイプだよね」
「でもさ、そのギリギリまでいい人のフリし続けるあんたも悪いよ。ちゃんと言ったなら、相手だって気づくのに」
「相手だって、あなたのこと潰したいわけじゃないのよ?甘やかしてるのはあんたでしょ?」
「わたしははっきり言えない人だから、あなたが気をつかってね、なんてそれこそ自分勝手なんじゃないの?」
わたしの中の自分がうるさい。
うるさい、うるさい。
そんなこと分かってるんだよ。
それでもやってしまう、いい人のフリ。
それでもやってしまう、笑顔の張り付け。
いい人をやめれば楽になる、なんて
別にやりたくてやってるんじゃないよ。
やめられるならとっくにやめてるよ。
仲良くしてても
踏み込めない、踏み込ませない
その一歩はなんだろう。
そうまでして守りたいものは何?
わたしは"いい人"でしょうか?
"上部じゃない本当のわたしを愛して"
なんて、それも、我儘でしょうか。
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