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繋ぐのがDJだから

はじめに

CDJ-3000(2台)とDJM-900NXS2(1台)構成でのイベントにおいて、転換時に困ったことを記します。

※この記事は無償で全部読めます。

音出しはしておく

DJ機材がどの機種であろうが、ノートPCや音源をエクスポートしたUSBメモリと接続して音楽ファイルを読み込んで再生できるかは確認したほうが良いです。CDJ-3000は2020年最新のフラグシップモデルなので、大概の音楽ファイルは拡張子を気にしなくても良いです。

しかし、自分の出番が来たときに”media file is collapsed or unavailable"や"E-8302: Cannot Play Track (C658) ”が発生したら軽く死ねます。

HID接続はスマートではない

HID接続(USBケーブルでノートPCとつなぐ)方法は、転換の際にもたついて遅延の要因となります。rekordboxのバージョンが6.5.1以降であれば、DJM-900NXS2とCDJ-3000がLANケーブルで接続されている環境であることが前提となりますが、無料プランでもHardware Unlockの恩恵が受けられます。ノートPCとの接続の際にUSBケーブルが1本で済みます。

rekordboxのバージョンが6.5.1より前のものであれば、USBケーブルをCDJ-3000で1本、DJM-900NXS2で1本と必要になってきます。プレイヤーであるCDJ-3000は2台あるので、USBケーブルで3本接続する必要があります。いわゆる3本刺しは、1人であればプレーはできます。しかし他人の要素が強く現れるBtoB(※バック・トゥ・バック:2人のDJが1曲ずつ交互にフロアを沸かすスタイル)や、音を止めずに次のDJへ交代する等の転換時には、確実に接続口が足りないのです。

意外と盲点なドライバ

どの機器でも当てはまりますが、普段利用していない機器とPCを接続する際にはOSに合わせたドライバを導入しましょう。インストールが済んでいる、やることはやったのであれば、多分できることは「繋がれ!」と祈ることだけでしょう。念のため、rekordboxの設定は見直したほうがいいかもしれません。

出演が決まっているのであれば、現場の使用機材や接続構成などを把握することに努めたほうが良いと思います。最低限、取扱説明書をインターネットの海から探しましょう。砂漠で塩の一粒を見つけ出すより簡単です。

USBメモリに託す

ノートPCが神様なのは良いことですが、USBメモリにも頼りましょう。やることは簡単です。使う楽曲の含まれるプレイリストをUSBメモリに書き出すのです。一神教を否定するつもりはございませんが、多神教は素晴らしいです。冗長が大切なのです。どちらも使えなくなったら、残された手段は2つあると思います。

・出場を辞退する

・マイクロフォンを握る

FAT32でフォーマットされたUSBメモリを用意するほうが、心の障壁の高さは低いかと思います。

プレイリストを書き出す時間は、現地で確保が出来ると思わないことです。

その他

使っているソフトウェアの挙動は把握しておくと救われます。他人の考えていることよりは分かりやすいはずです。

万全の準備をした上で常識を外れた異常環境に遭遇してしまったら、もはや出来ることは酒を飲むことです。

告知

2021/05/01にCDJ-3000とDJM-900NXS2のイベントを開催します。

https://twipla.jp/events/474587

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