マガジンのカバー画像

【連載小説】「レスポンス広告」は、どのように誕生したか。

10
現在、広告業界では当たり前に使われるようになった「レスポンス広告」。その誕生秘話を実際の体験に基づき小説化。
運営しているクリエイター

#小説

【連載小説】#10 売上げが高まる効果的な広告「レスポンス広告」は、どのように誕生し…

1週間が過ぎただろうか。 その企業から連絡が来た。 面接が決まった。 当日面接に伺うと、7…

【連載小説】#09 売上げが高まる効果的な広告「レスポンス広告」は、どのように誕生し…

まだ小雨が降り続ける駅までの道、 山崎さんは笑顔が混じる悲しそうな顔でつぶやいた。 「阪…

【連載小説】#08 売上げが高まる効果的な広告「レスポンス広告」は、どのように誕生し…

「大久保部長、この仕事にコピーライターとして、阪尾君を入れたいのですが」 部長室から、営…

【連載小説】#06 売上げが高まる効果的な広告「レスポンス広告」は、どのように誕生し…

脚スリムの広告出稿は初めてとなるため、池川社長はリスクを回避した。 どういうことかと言う…

【連載小説】#02 売上げが高まる効果的な広告「レスポンス広告」は、どのように誕生し…

「明日ですか? 急ですね」 「善は急げだよ、阪尾君」 「まあ、そうっすかね」 次の日、私…

【連載小説】#03 売上げが高まる効果的な広告「レスポンス広告」は、どのように誕生し…

電話営業は全滅。 どうするべきかー。 自分に信頼度がないのだから、誰かの信頼度を借りるし…

【連載小説】#01 売上げが高まる効果的な広告「レスポンス広告」は、どのように誕生したか。

「私、辞めさせて頂きます」。 29歳の春、一ヵ月前に転職したばかりの広告代理店を急転直下私は辞めた。理由は、生意気な話なのだが、私の技術が先に進み過ぎていたことにあった。私を指導してくれる上司の気持ちは痛いほど分かるのだが、私は昔ながらの広告理論に全く賛同できなかった。 「そのやり方じゃ、無理だろ」。 一ヵ月の間、何度も心の中で打ち消した言葉だが、そろそろ限界だった。 こんなやり方をしていたら、何も上手くは進まないだろう。いや、間違った広告を作ってクライアントにダメージを