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サッカーほど危険なスポーツはない。【廣山望Vol.2】

「廣山望のサッカー人生30ヵ月を奪った岡健太郎の”悪質ファール”」

FIFAの国際ルールを主張する廣山サイドと、Jリーグのローカルルールを盾にあくまでも1億円を要求するジェフとの移籍問題を深掘りしてみようと思う。

廣山の父親は古河電工の市原工場に勤務していた。
そこで同僚だったのが、当時(1997年〜2004年)ジェフの社長だった岡健太郎である。
廣山は幼くして父親を亡くしている。
プロサッカー選手としてキャリアをスタートさせるジェフの社長が、亡き父の同僚だったのは何かの縁を感じざるを得なかっただろう。
岡健太郎も廣山に対して特別な感情で接していたはずだ。

「君のお父さんの同僚として海外移籍に全面的に協力する。 違約金も発生しないよう努力する。」
この様な言葉を、当時岡健太郎が廣山にかけていたとされている。
これが一転、1億円の違約金要求である。
廣山にとって青天の霹靂だったろう! 父親の友人に裏切られたのだ!

廣山の代理人、ロベルト佐藤の対応にも問題があったかもしれないが、岡健太郎の嘘が全ての始まりなのは明らかである。
廣山の海外移籍は成功するのだが、Jリーグへの復帰がジェフに1億円を支払わない限り30ヶ月は禁止されたのである。
この岡健太郎の”悪質ファール”によって、廣山はいちばん大切な時期である30ヶ月Jリーグへの復帰と、2002年W杯日本代表入りを奪われることになるのだ。
そしてこの1億円要求の判断を岡健太郎にアドバイスしたのが、数年後グルノーブル・フット38を破綻させたとされるあの祖母井秀隆(当時ジェフ市原GM)だと後に岡健太郎は話している。
どちらも悪質!!


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