リーチサイトの意味と、施行1ヶ月経過

リーチサイトとは

リーチサイトという言葉をご存知ない方も多いと思います。

詳しくは下記の通りです。

令和2年通常国会 著作権法改正について

要約すると著作権を侵害する海賊版やコピーコンテンツへの罰則を強化するために作られたもので、
「リーチサイト」とは、著作権を侵害するサイトそのものではなく、違法サイトへ誘導するサイトのことを指します。

これはつまり、これまでは、違法サイトへのリンクを、サイトにはっていたとしても違法ではなかったのです。

当サイトは、動画をアップロードしていないため、責任は動画アップロードサイトになります。

といった言い逃れが可能でした。

動画ファイルや画像ファイルは、別のサイトのファイルでも簡単に呼び出せてしまい、あたかもそのサイトの動画のようにみることも可能です。

アダルトサイトに限定してお話を進めるとすると、
無料動画をたくさんアップしてあるサイトから、動画ファイルを読み込むように工作することで、
あたかも自分のサイトに無料動画がたくさんあるように見せかけできます。
見せかけといいますか実際に見ることも可能です。

これによって、広告収入を得ているサイトが無数にあることが、出演した女性を長年に渡って苦しめる、バレてしまうリスクを大きくする、そういった問題点の一つだと考えています。

2〜3年ほどまえから国会で議論をしていた問題で、今年の3月10日の閣議決定しています。

違法ダウンロードの対象を拡大する閣議決定 (AV削除 ネット情報削除 相談)

今回(10月1日)から施行(法律が有効になる事)により、違法サイトはもちろんですが、違法サイトへ誘導しているサイトも全て違法になりました。

ようやく施行されたといったところですが、大きな改革だと思います。

改正著作権法施行から1ヶ月

いわゆるリーチサイトの状態のサイトはこれまでも無数に存在していました。
以前から削除は可能でしたが、法律が変わってから、どうなるのかを着目しておりますが、今の所、大きくは変わってないというのが印象です。

そもそも、この法律を知らないサイトの運営者も多いのではと思います。
多くのまとめサイトやブログサイトでもいまだに違法動画を掲載したままです。

11月19日には、京都府警によって、リーチサイト規制が施行されて以降、全国初の逮捕者が出ていますが、氷山の一角にもほどがあります。

現在のネット社会では、海賊版や違法な動画が無料で見放題な状態が当たり前のように行われていますが、これは当たり前であってはならないことだと考えています。

今後もリーチサイトに注視していくとともに、1日も早く正常なネット社会になることを願っています。

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