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素人でも髪は切れる…

髪を切るのって難しいんですよって話を一般のお客さんにも届いたらこれ幸いですし理美容師の方にもここは仕事をする上で大事だよねってことを自戒を込めて話をしたいと思います。
春っていうのはチャレンジャーが多くなる季節なんですよ。
卒業、入学、入社など生活が変わるので気持ちを一新するためですかね。
自分でだったり家族が、ハサミを持って見た目も一新しようと試みるんですよね。
で、大体の方が失敗して低価格サロンに駆け込んで来るんですよ。
前髪の生えぐせを意識せずに切ってしまい一部分が生え際から2cmの長さだったり。
ツーブロックに挑戦するもバリカンに不慣れのため左右の刈り上げの位置も違うしラインもガタガタだったりと…
カウンセリングでどのくらい短くしますか?と聞くと、頼まれるのが失敗を活かした感じでとか、失敗に見えないように何とか見た目がおかしくないように切ってくださいなんです。
カウンセリングをしてて本当に活かせない失敗も多々見受けらます。
これをどうにかこうにかしなきゃならないのですが、理論のない切り方の失敗を失敗ではなくするっていうのは本当にエネルギーを使うんです。

「なんで、チャレンジしちゃうんだよ」と毎回思います。

だってプロがいるってそういうことじゃないですか。
理論があってそれを再現する経験値があってそれで飯を食っているのがプロなんです。

なるべく髪の毛にお金をかけたくないというのもわかります。
そのための低価格サロンなんです!
だけど素人が切った髪型を手直させるのは難易度高いんです。
イージーモードをベリーハードにさせちゃっているんです。

やっぱりコロナで自宅でできるセルフカットってのが一時期話題になったのもあって自分たちでもできてしまうと思わせてしまったのが罪なんだと思います。
そりゃあハサミ持てて開閉ができれば髪を切ることはできますよ。
でもそれは、ヘアースタイルを造ることとはやっぱり違うんですね。

素人目線では長いや邪魔としか捉えてなくてですね。ならそこを短く切ればいいんじゃね?なんです。
プロはですね、生えぐせだったり毛流れに注意して全体のバランスを見つつヘアースタイルを造る。
ここの差っていうのは本当に大きいのですが、素人の「私、俺でも切れちゃうよ」の無双感はどうにもこうにも収まりを見せません。

それもこれも今の世の中、ちょっと調べればいろいろな情報がすぐ手に入っちゃうからなんです。
ハサミやバリカンもすぐに手に入ります。それが髪を切ることのハードルを下げてしまっているんです。

自分たち理美容師のある行動も今のこの悲惨な状況を生み出した要因と言えるでしょうね。
ある行動とは何なのかそれは、カウンセリングです!
カウンセリングのなにが問題なのかというと、ヘアースタイルの聞き出し方に問題があります。
多くの理美容師の方がどれぐらい短くしますか?やどれぐらい切りますか?とお客さんに今日はどんな髪型にしたいのかを聞き出すと思います。
しかし、この聞き出し方に問題があってですね。どれぐらい短くやどれぐらい切るかなど長さの話をするとここは何センチ、こっちは何センチ切ってくださいと髪型ではなく切る長さしか聞き出せていないんです。
切る長さしか聞いていないので、素人に指示してもらって言われた通りの長さを切る人になってしまっています。
このカウンセリングが当たり前のお店になってしまっているとお客さん、素人の方がですね。切り方、道具まで指示してくるようになり、プロとは何なんなのか?となってしまいます。

カウンセリングとはお客さんのヘアースタイルの悩みなどを専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のことなんです。
切る長さではなく悩みを聞くことがカウンセリングでとても大切なんです。
自分の知識や技術に自信を持ってください。
言われた通りの長さに切ることの楽さに逃げないでください。
素人の意見は聞かず、悩みをしっかりと聞き出しプロとしての仕事をお互いやっていき、理美容師の価値を高めていきましょう。

カワシでした。

スキをつけてくださると嬉しくてどんどん筆が走るのでよろしくお願いします…ではまた。

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コロナ渦の中、現場目線で比較していたからこそ気づけた内容です。
お客さんを顧客としてではなく、別の見方で見てみると…
確かな違いがそこにありました。 
時代に左右されない戦い方です。

あなたの理美容室は大手と真っ向勝負する体力はありますか?
相手の土俵で戦っていては負け戦ですよ。

大手のやり方を知っているからこそ、戦い方がわかるんです。

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