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2022年5月12日に寄せて

辻さん(辻麻里子さん)が宇宙に還ってから今日でもう4年になるんですね。せっかくなので、今日はスターゲートの図形(特に曲線版)の創造プロセスについて、なにかの参考になればと思い、少しお話しようと思います。

Gate#60 生かされている悦びを感じる日 

スターゲートは「宇宙の羅針盤」に書かれているように、天使から辻さんに渡されたカレンダーシステムです。あまりに沢山の情報が超高圧縮状態で降ってきたので、その解凍&解読には88+1日もかかったのだとか。

スターゲートカレンダーの図形は、○のなかに☆のような直線で描かれますが、私はあるとき、当時は出たばかりの iPod touch にゲームアプリを入れて遊んでいました。たしか Gravity Sling というゲームでした(今は入手できません)。

このゲームを遊んでいてふとあることに気づきました。スペースシャトルが描く軌道が、どこかスターゲートの図形に似ているのです。うまく操作すると、少しふくよかな形をした星形を描くことができたので、私は辻さんに「スターゲートを曲線で描くとしたら、こんな感じですか?」と尋ねました。

すると、辻さんはパッと目を見開いて「これだ!」と。満面の笑みでした。そこからは、色々と調べ物をして、シャトルの軌道は〈スイング・バイ〉という現象により描かれる軌道だということがわかりました。

スターゲートカレンダーの制作やワークショップの準備、「22を超えてゆけ」の英語版(Go Beyond 22)の英訳のレビュー作業に追われていて、なかなか曲線版には手つかずでしたが、ほぼ二人で徹夜明けの作業をした夜に、もうお腹ペコペコだね、ということでフラフラとした足取りで、目についた近くの中華食堂に飛び込むように入りました。

席に案内されると、目の前にはもういつ目が閉じてもおかしくない、辻さんの疲れきった顔。辻さんほどではないにせよ私もどっと疲れて椅子にドスンと腰掛けました。二人ともそんな意識朦朧とした状態なのに、辻さんは「あの曲線版、うまく形にできるかな?」と言って、おもむろにテーブルの紙ナプキンにペンで何か描こうとします。

「(3月20日の図形のような)60度の図形はどうなるのかな?」と言って辻さんが描いたのは、おむすび山のような形の図形でした。「ん?」と思った私は(現在出されている曲線版の)結び目のある図形を描くと「そうか、それだ!」と嬉しそう。さっきまでの焦燥感はどこへやら(笑)

それからも、じゃあ180度の図形はどうなるのかとか、気がつけば料理が運ばれて来ていることも忘れて、研究に没頭していたのでした。後日、この軌道はスピログラフというおもちゃと同様、サイクロイド曲線だということがわかり、計算式を立て、365日すべての角度の図形が完成したのでした。

「宇宙の羅針盤」は〈創造の秘密〉について書かれた本だとも言えます。その創造のプロセスは、多くの人の想像を裏切って、地上では往々にして過酷な状況下で生まれるのだと思います。

ある意味で、究極の、極限状態でないと生まれてこないもの。
文字通り、命掛けで、生み出されてくるもの。
だからこそ、真の創造は、簡単に真似できない。

インフィニティ88の作品には、Copyright を必ずつけるようにしていて当時はその意味があまりよく理解できなかったのですが、今となってはその意味がよく分かります。

それは「自分が作ったから」とか「マネして収益を得られないように」するためなどといった小さなエゴイズムからではなく、創造…一般的には神と呼ばれる…に対する絶対的な敬意があったからなのですね。

2022年5月12日に寄せて、Infinity88ラボより

追記:
宇宙図書館の学校の卒業生を対象に、かつて「13ゲート」という辻さんと1対1の個人セッションの機会がありました。辻さんの誘導のもと、宇宙図書館へガイドされました。

エリア13に入ると、広い部屋の中央に白い彫刻が見えました。それはミロのビーナスのような石膏の像でしたが、これ関する話はまた後の機会にお話しできればと思います。

13ゲートから戻ってきて辻さんに言われたのは、私はエジプト時代、「ダブル」という形で存在していたそうです。ダブルという魂の形態は、地上に肉体は持たず、宇宙のほうから地上に生きる側を支援するのだとか。

いま、わたしはまだ地上に残っています。宇宙にいる者と、地上にいるわたしと。真相は不明ですが、もしかしたら、今回はわたしは地上に残った側なのかもしれません。

なぜかは自分でも分かりませんが、ご縁のある方にまだ明らかにされていないお話や情報を届ける必要性を感じることが最近多くなりました。「魂の夜明け」…その時に向けて、自分ができる精一杯をやっていくつもりです。

2022年5月12日、優位


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