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ダイトーグループは怪しいの?お年寄りに忍び寄るSF商法の実際

こんにちは!しおみんです!
今回は、以前町で見かけたダイトーグループについてご紹介したいと思います。

それは数年前のある日のこと。
私が町をぶらぶらと散歩していると、高齢者の方が沢山集まっているのを見かけました。
野次馬根性で「何かな?何かな?」と思って見てみると、ダイトーグループという企業の店舗でした。

多くの方が商品を手に取ったり、社員らしき人に色々話を聞いていたりなど、大盛況でした。
思わず私も資料を頂いて祖母に持ち帰ろうかなとも考えていたのですが、「いや、待てよ?」と。
世間的にオレオレ詐欺が騒がれる中、もしかしてお年寄りをターゲットにした怪しいビジネスをしているのではないか?と思い、その時はそそくさと帰宅しました。

ただ最近になってふとあの時のことを思い出したので、今回はそのダイトーグループについて調べてみることにしました!(ネタが枯渇したなんて言わないで…!)
色々と調査をしたので是非最後までご覧ください!

ダイトーグループとは?

まずは、ダイトーグループがどのような会社なのか知るために、会社概要や手掛けている商品についてみていきましょう。

ダイトーグループは磁気治療器や磁気活水器、健康補助食品、美容関連商品などのオリジナル商品を取り扱っている会社です。
元々は大藤産業株式会社として創立されましたが、 不動産事業・ホテル事業などを手掛ける中、2002年に大藤産業株式会社より商社部門として分社化、株式会社ダイトーグループ本社を設立しています。
ダイトーグループの主な業務内容は、健康機器・健康食品・日用食品・日用雑貨等の総合卸売、新商品の企画・開発です。

主な取り扱い商品は以下です。
・ネオジューム ゴールドマグネオ G2000

ネオジューム

・アロチャーム ジェル美肌クリーム

アロマジェル

・うるおいアミノボディソープ

アミノ酸ボディ

・壮健茶

お茶

・ドリームシャワー

ドリームシャワー

ダイトーグループが怪しいと言われてるのは何故?

様々なオリジナル商品を手掛けているダイトーグループですが、インターネット上でも実は「怪しい」という声が聞こえてきます。
(私と同じ考えの人がいたのね…!)
ですが、調べていくとその背景には、裁判になってしまった出来事があるようです。

次はダイトーグループの裁判についてみていくことにしましょう。

原告側は家庭用電気磁気治療器を購入した3名の方です。この方々は糖尿病やうつ病にドリームシャワーが効くと説明されて商品を購入しています。その上で、1台では効果が見られず、次々と買い増しさせられたと言います。
原告側は、効果が期待できないとして返品を求めましたが、グループ会社の1つであるダイトーウイングはその一部しか受け入れませんでした。
それを機に、2017年4月21日に千葉地裁に対して提訴しました。

そもそもここで大きな問題に気づくのですが、提訴されたのはダイトーウイングというのはグループ会社であり、ダイトーグループではないということです。
グループ会社が裁判を起こされたことにより、ダイトーグループやグループ会社全体が怪しいのではないかと思われるようになってしまったのです。

また、上記の裁判ですが、ダイトーウイング側が勝訴しています。
勝訴したのは、ダイトーウイングが本当に無理に売りつけたり、糖尿病やうつ病が治るといった説明をしたりといった事実がないと認められたからです。裁判所という公的な第三者機関によっても怪しい会社ではないことが明らかになっています。

裁判沙汰になってしまうとどうしてもネガティブなイメージがついてしまいますよね。。
しかし、ダイトーウイングが本当に過剰な販売をしているならもっと被害者がたくさんいるのではないかと考えられることからも、勝訴した事実はダイトーウイングの安全性を確かなものにしたと言えるでしょう。
もちろんダイトーウイングをはじめとしたダイトーグループが行っているビジネスの商法は違法性がないとみなされています。

怪しさを感じてしまうSF商法(催眠商法)とは

ネット上で調べてみると、ダイトーグループが怪しいと言われるのは、SF商法(催眠商法)ではないかと考えられているからのようです。
しかし実際のダイトーグループでは、SF商法とは異なる手法を採用しています。SF商法とはどのようなものか、ダイトーグループはどのような手法を取り入れているのかといった点についてみていきましょう。

【SF商法(催眠商法)とは】

SF商法は、会場に人を集めて日用品などを無料で配布して気分を高揚させた後に、高額な商品を契約させるというものです。中には、老後資金を切り崩してまで商品を購入し続けるという事例もあります。
健康への不安や経済的な不安、寂しさなどを抱えている人ほどこの被害に遭いやすい傾向があります。
SF商法を行っている販売員は、来場した人に対して優しい言葉をかけたり、親切に対応したりするなど相手の心理を巧みに操り、被害者になっていることを気付かせないように販売を行うのです。
1人暮らしの高齢者だと家族も被害に気が付くことができず、被害額が膨大になってしまう可能性もないとは言い切れないでしょう。

【ダイトーグループの手法】

ダイトーウイングを含むダイトーグループでは、無理やり商品を購入させるようなやり方はしていないようです。日用品を無料で配布して集客しているという話もありませんでした。
また、外販営業もしておらず、あくまでも顧客から依頼があって初めて商品の提案をするという流れのようです。商品を販売する際は、店舗もしくはお客様相談室で説明などを行い、ご納得いただけた方にのみ販売を行うようです。依頼されてから商品を販売するということになるため、SF商法とは別物のようですね。
ダイトーグループがSF商法のような怪しいビジネスをしているのではないかと心配しましたが、ほっとしました。

まとめ

調べて分かったことは、ダイトーグループは私たちの健康をサポートするための商品を手掛けている会社ということでした。
魅力的な商品を手掛けているのですが、裁判沙汰があったことや健康への意識が高い人たちが高齢者に多いことから、怪しいビジネスをしているのではないかと思っている人も少なくありません。(私もそうでしたし…笑)
しかし実際は、裁判でも勝訴しており、怪しいビジネスを行っているわけではないと判明しました。今度祖母にも紹介してみたいと思います!



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