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「unreturner」の話

冷房のない場所では全パラメータが70%ダウンするれれみーみです。
暑すぎますね。いかがお過ごしでしょうか。

晴天アポカリプスお疲れ様でした。
すっかり作った漫画のことをグダグダ話すnoteとなってきましたが、今回もタイトル通りそれです。

今回は運営陣というか世界観を作られているのが別チームの方々で、サラトバ、グランシュライデとはまた違った世界のテイストになっており、新鮮な気持ちで楽しく作品作りできました。

晴レル屋の皆様に感謝を。

では本題です。

※お話のネタバレが含まれるので、できればお先に本編を見て頂けましたら幸いです。

いつも通り駄文をダラダラ綴ります

お話を作るにあたり

前回のグランシュライデでも漫画を作成したのですが、主人公の設定と序盤の流れをサラっと書いた程度で走り始めたので地獄を見ました。
やっぱりやるならそれなりに大プロットだけでもないとブレたり変な方向に走ったりするなと…。それはそれで作ってる時は面白かったりもするのですが、終わってみると個人的にお話としては微妙な感じになったなぁと反省をしました。

グランシュライデで作成したはいいけど展開が無茶苦茶だったEmpty bird


なので、今回は絶対に大プロットができてから原稿書くぞ!と決意していました。
それにあたって、世界観設定を読み込むことにしました。
そもそも晴天アポカリプスはTwitter上でお見かけしていたのですが、和気あいAIに参加していないということもありお恥ずかしながら詳しくは知らず。
殻尾さんが公開されていた設定資料も含めて読み込んでると、とてもワクワクする世界観が広がっていました。
ただ、とっても伏せられているところが多いという印象。
たとえば終末事変の原因、越夜隊が信仰する教義や目的の根幹、いくつか出てくる地名の特色などなど。
詳細な部分が全然わからない。わからないからこそ、思い描くしかない。そんな状態。

記事で纏められておりました。

あくまで個人的な考えですが、原作者の猫黒夏躯さんの中には"こう"というイメージがありそうだなと思ったんです。れれみーみが勝手に思ってるだけで、"そこ"を考えて欲しかったような気もしますが、"そこ"に触れるのがおこがましく思えたんです。
なので、漫画を作るのであればメインストーリーに関わらない、すごく小さな一部だけを切り取ったスピンオフ的なサイドストーリーを作ろうと考えました。

メインの舞台では他の皆さんが素晴らしい作品を作ってくれるはずなので
邪魔しないように隅っこの物語を展開していこう


やりたかったこと


とりあえず話を考えながらやりたいことメモを書く

・無口で気難しい科学者と、ギャーギャーうるせぇ助手の凸凹コンビバディ
・科学者の博士が冷たく接する理由が後半で解る(まどほむ的な)
・他の勢力との接触。他の考え方を知って何か発見する流れ

最終的に作られたものは全然違うけれど実はベースはまどマギでした。
最初に見せる関係性と、後半に受ける印象が変わるやつですね。
ここからお話の展開に関するメモを書いた。

・博士視点助手のことが見えてなかった→本筋に
・コールドスリープから目覚めない人がいた(コールドスリープの期限が30年くらいとか?
・前半は助手視点、後半は博士視点
・視点別で助手がいるいない差分作る
・助手視点では助手仲間と他愛ない会話(シリアスになりすぎないように)(仲間もみんな起きてない
・何考えてるか全然わからん博士は後半で助手の事ばかり考えてることが解る
・越夜隊の発言から魂の存在を知る(最初は科学的ではないと否定しまくる
・科学者が馬鹿にしている霊的な事象を体験する流れ→博士
・優秀な人間からコールドスリープが解除されていく→助手、末端などの単語を入れて伏線

これである程度、メインの仕掛けを軸に構成することは決まり、頭の中でお話が纏まったのでプロットを書こうと思ったのですが、なんか文字にすると纏まらずに見切り発車で原稿スタートしました。(結局アウトプット全然しなかった

一番悩んだのはキャラの名前やタイトルとかの固有名詞だったり

タイトルにもなった未帰還者(unreturner)は、コールドスリープから目覚めない人の固有名詞が欲しくて、色々考えたあげく造語にしてしまおうと思い、”帰らざる者”みたいな響きにできないかなぁと思って「return」を接尾辞で「returner」にして、否定する「un」を頭に付けて「unreturner」としました。翻訳かけたら「未返却者」とか出てTUTAYAの延滞払ってる人みたいになってましたが、他の候補に未帰還者としっかり出たのでこれでいいやと。
一応ググったら「.hack//Roots」というアニメのサブタイトルで使われてただけっぽかったので、一旦これでいいかと。

変なところに時間がかかる…


作りながら

仕事と睡眠以外ほぼ漫画制作に費やす生活が始まる。
通勤電車の中で台詞考えたりnijiで画像用意したり。

苦労したのはやっぱりバトル部分と、微妙なニュアンスの表情。
ここはAIで作るとすると本当に難しい部分。
Empty birdの反省点からもうバトルはやめようと思ったのですが、どうしても危険が迫って助手ちゃんが助ける流れにしたかったので、やむを得ず。

バトルはやっぱり見せるのが難しい

資料にあった刈屋と混ざって鎌持たせてしまった…反省。

あとで確認したら越夜隊は鎌じゃなかった…sry


中盤からは2軸目に入るのでコピペコピペ!!
めちゃくちゃページの進みが早い。(そらそう)
この構成、楽しくて仕方ない。

同じ絵を使い回すからページ作るのがめっちゃ早い
抱きしめてる構図を出すのが出来なさすぎてめっちゃ大変だった(めちゃくちゃi2iで無理やり作った
コールドスリープの機械がイメージ通りに全然出なくて困った。nijiさんありがとう
研究所チックなドアも出なくて苦労しました。ドアって指定したら開いてるドアにするのやめて
小さな研究室をイメージしていたけど、なんか思うように出なくて、結構広い部屋ばっかりになってしまった。


作業部屋を作る(余談すぎる)

残り3日のタイミングで術師ゲーム部のマイクラ始まる…。
どうしても参加したかったけど、遊んだら漫画が終わらない…。

迷ったあげく、1時間だけと決めてサーバーに潜り込み、拠点になるであろうリスポーンのはじっこに作業部屋を作成しまして、そこでずっと作業していました。
(周りでは皆様が色んな施設を作ったりしているのに、ずっとこの部屋に籠もって漫画作ってました)

最初は丸石だけで作ったはずなのに勝手にアップグレードされた2畳の作業部屋
いつの間にかネザーゲートが真横に設置されて騒音がすごかった()

最初は周りに湖が広がってた筈なのに、漫画作ってたらめちゃくちゃ発展してました。

一体何をしているんだ…。

そんなこんなで作り終わる

前回は期間中に間に合わなかったけれど、今回は後半とても進みが良かったので、1日前に漫画を作り終えることができました。

30ページ設定で作り始めましたが、10ページ追加・・・また10ページ追加とやってったら最終的に90ページになっていた()
プロットからページ数を概算する能力をもう少しつけないと・・・。

またページが膨らんでしまった
今回生成したイラストはSDだけだと2500枚くらい。あれ?Empty birdは8000超えてたぞ…バトルとか少ないとここまで減るんだね

読み返して

できるだけ気をつけたつもりでしたが、説明くさい文章が非常に多い。
コマ割りをもう少しこう色々できただろ!脳死で3分割するなっ!
1話1話の終わり方に抑揚がなさすぎて全然続きが気にならない!もっとワクワクさせてくれ!
ラストはもう少しエモくできたんじゃないか!?

などなどなど、今回も反省点が沢山ありますが、概ねやりたかったことは出来たかなと。

脳死3分割と説明くさい文章がとっても目立って気になりますね…。MB

終わりに


なんと、晴レル屋の殻尾さんから所属別賞を頂きました。
有難すぎる。
賞を受賞された作品の他にも沢山の素敵な作品がありました。
以前からちょいちょい思ってましたがAIイラストで遊んでる方々はファンタジー的な創作が上手な方が多いですね。

ミッションとかやらずに好き勝手やってて、イベント本来の趣旨とは違う遊び方をしている自覚はあり、ちょっと申し訳ない気持ちもありつつ、イベント形式で素敵な世界に足を踏み入れる機会を与えて頂いた晴レル屋の皆様に今一度感謝を。

次はどんなファンタジー世界を旅するのでしょうか。


また何かあれば漫画を作るかもしれませんが、少しの間はダラダラ過ごします。
れれみーみでした

敬具


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