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Empty birdの話

今日こそは早めに寝て明日早く起きるぞ
と毎日意気込んでは夜更かしが止まらないれれみーみです。

まずはグランシュライデお疲れさまでした。
沢山の方の作品を見ていてとても楽しかった…とは言えず、
僕はとても気が気じゃない充実した日々を送れました。

計画

前回のサラトバで、カエル騎士を作ったり魔皇軍に寝返ったりして遊んでいましたが、いくつか漫画作品を目にして、自分でもやってみたいなぁと思っていたので、今回は企画が発表された時に漫画を作るぞーっと意気込んでいました。丁度、参加しようと思っていた即売会が11月にあるので、本を作るつもりでやろうと思ったのがキッカケであります。
(今思えば楽観的に計画しすぎていた)

サラトバでひっそりとカエル作って遊んでたやつ

公式設定出揃ってから話を考えないと結局世界観に合わない話になると思ったので、ずっとゲームをわくわくしながら発表を待っていました。

世界観の詳細が発表されてみると、割と設定が難しい…というよりイベントの設計上、展開ありきの謎がある状態で発表されていたので、一つの話を作るには割と困りました(一本のストーリーを設計する想定で作られてないからそらそう)
ってことで、全体から見たらかなりミニマムな世界で話を展開すれば大枠からは外れないだろと思って、ヒノイの国のどこか一つの学校の話となりました。 当初適当に書いた初稿プロット(という名の殴り書き)

ゲームの世界大会で優勝するプロゲーマー
元々一切異能の力を持っていない
友達は励ましてくれたけど気まずいから不登校になってた
異世界→フェンテスのロボと歩く少女に出会う
ロボかっけぇ→爆発音が聞こえる→街に戻らないと
ボコボコになった施設→
エネルギーがないからCUPを冷却できなくてAI防衛施設が機能しない
アナログで動かすことはできるけど→コントローラー
私に任せろ→施設の全容を把握しにいく
モンスターを倒して称賛される
学生がせめてくる→気づく
止めにいく→狂ってる当時の友達
人を攻撃できるって楽しい(学校では人への攻撃禁止だったとか理由つける)
能力者とのバトル→

多分ここらで展開があるから合わせる?

「私はempty bird。私は私のやり方で羽ばたく」

全然プロットになってないですがこんなもんです。
Empty birdって名前はプロゲーマーっぽい名前を適当に30秒くらいで考えただけで、ある程度キメ台詞とか作ったらそこをゴールに話を展開していけば良いっていうやつ。
(なおこのキメ台詞は一切使わなかった模様…)

大体30Pくらいで終わるかなぁ~そしたら休みの日に10Pくらい作って、あとはまぁなんとかなるんじゃね?
みたいな適当進行です。全然そうはならなかった。

どう考えても


作りだした

走り出しはなんとなく構想があったので、割とサクサク。
時々面倒な構図が出たりもしましたが、普段死ぬほど出してるゲーム部屋やらファンタジー世界散歩やらは、割とスムーズ。
難しい構図もそこまで必要としなかったので、1ページ30分~1時間くらいで作成しておりました。このペースなら大丈夫かもしれない。

TLに垂れ流し続けてるゲーミング女子ちゃんの部屋
窓からファンタジー世界が見える構図がちょっと大変だった
(窓が最後まで近代的にならんかった)

が、ロボが出始めたくらいで大きく作業速度が落ちてくる。
ロボの形が全然安定しない。
一番打率が良いロボを選んだつもりでしたが、本編でもまじでロボの形状はコロッコロ変わってます。

毎回形が違うロボ(変形してるんだ多分…

この辺りはまだまだSDの課題というか、LORA学習でもすればいけるのかもしれませんが、架空のロボを沢山画像用意することも難しく…。
大分厳しくなってしまった。

また統一感と言えば、アンドロイドさんの服が毎回毎回変わってるのは諦めました。
i2iで色くらい変えたりなんなりできたと思いますが、時間が……。

毎回服の形が違うアンドロイドちゃん

ロボ以外はスラスラと生成してたかというとそうでもなく、
時々、こういう構図がやりたい!が全然出せない時がありまして、そういう時は必殺の「i2iで無理矢理絵作り!」で、落書きとi2iを繰り返すことも。

手を引っ張る構図はpromptじゃ厳しかった

それでも後半に比べたらとても早く作業は進んでいましたとさ。
しかし、プロット上ではまだ半分もいってないのに、勢いに任せて作った5話目くらいで既に20Pになっている…様子がおかしい。
ペース配分というものを一切考えていないからこうなる。
やりたい事を全部入れてると本当に終わらんぞ…と。

中盤戦に入ったはいいが…

そう言えば、最初の設定じゃ主人公のゲーミング女子ちゃんは異能の力を持っていない非ノーマだった筈。
なんで能力持たせちゃったのかというと、レティクル(銃の照準の役割をするクロスヘアとか言われるやつ)の話をしてた時に、
『ヒノイの国旗ってどこかレティクルっぽくね?』と思ったのが最後。
急遽生まれた設定でした。これやるならもう少し最初から伏線貼っとくべきだけど、なんか深夜テンションでやってしまった。

わかり辛いですが、眼が光ってる所は国旗が重なってたりする

また、アンドロイド2号ちゃんは正直後半に使いどころ困って全然登場しなかったので、いらなかった説がすごい(登場させた当初は死ぬ予定だったとか言えない
1号との差分が少なすぎて、どっちがどっちか…。
一応髪の毛の長さとお胸の大きさをprompt上では差分としてましたが、コマに入れて台詞入れたら髪の毛なんてあんまり入らないし、全然わからん。

割と空気だった子
一応髪の毛が短くてお胸が大きい2号


どんどん未来が分からなくなっていった中盤。
とりあえず当初ラスボスになる予定だったヒノイの学生を出す。

最後の最後でれれみーみに名前間違えられた子

そしてここが後々困る原因になるのですが、
ヒノイの学校は全然殺伐としていなくて、現代日本なんだよっていうのを表現しようとして、友達1号と2号を配置して、なんてことない日常会話劇をさせてみたら、この子達、悪くできなくね?となってしまった。

学校生活の一部をやってたら、なんか良い子達に見えてきてしまった

それで戦うまでの伏線とか張ってたけど、どう考えてもこの子達と主人公がガチで戦う未来が見えなくなりました。
ノーマVS非ノーマの操縦するロボの激アツバトルが、できない・・・あれ?

なんとか理由をこじつけようと、誤射からの凄惨な展開に一度してしまう。

で、ここまで作って、少し寝てから読み返した時に、これ今回のイベントにそぐわないなぁと思って、いったんとりやめました。
で、ちょっとちゃんと話考えようと方向をぐいっと転換することになります。

深夜に書くラブレターみたいにノリだけでいくとダメだ

ここから3日間くらいずっとゲームをしてリフレッシュ展開の再構築に頭を抱えました。
そうこうしていると、公式からアナウンスがあり、世界の全貌というかカラクリが明らかにされたので、これに乗っかった方がイベント参加してるっぽいなと思ったのです。
だけど、なかなか乗っかるのが厳しい設定…どうしよ…!!

無理ゲーすぎた終盤戦


とりあえず充電期間で話の軸を決めたので、ガリガリ作っていきます。
ただこの時イベント終了まで2日をきっている(ゲームやってたのが悪い

とにかくアクションシーンが全然出ない。
異能パワーで雷ぶっ放すアクションだけでも全然これってのが出ない。

全然いい感じの絵が出ない

っていうかそもそも、でっかいロボと普通サイズの人間のバトルなんて構図が難しすぎる。
ここをもう少し考えておくべきだったと激しく後悔しました。
良い感じのエフェクトが出ない時はいっぱい書いてi2iの繰り返し。
もう二度とアクションはやりたくない。

どうしてもぶった切られたロボだけはやりたかった

妥協に妥協を重ねて最終的な形になりましたが、ここは本当に何度もやめたくなりました。
全然話が進まないのに時間だけが溶けていく。
頭の中にある程度「こういう構図がいいなぁ」ってのが出てくると、その度にものすごい時間がかかりました。
(きっとSDだけじゃなくて他の構図の強い生成ツールを使ってi2iとかすればもっと楽だったろうな…)

なんか頑張ってi2iガチャしてる残骸がいっぱいあった

意外とこういうなんてことなさそうな構図も、キャラの特徴指定して出し分けようとすると大変

こうして見ると腕の長さおかしい…(背中の心霊写真ハンドは隠した
砲身が真正面に来る構図とか、そもそも砲身だけでも出ない

そんなこんなで、なんとか走り切ったようです。

終わって思う事

ぶっちゃけると、お話としては微妙というか、やっぱりどうしても唐突な展開になりすぎたなぁと改めて思いました。
なんで緑の眼鏡ギャン泣きしてたのにあんな感じになっちゃったの!?
ご都合…sry mb。

技術不足の面も多々あり、他の方のグランシュライデ漫画を見ても技術力の差を切に感じました。
そもそもコマ割りがうんk!
漫画というものをもう少し勉強しなきゃいけないし、特殊な制約がついた中でのお話作りももう少し上手くやりたかったです。反省ばかり。

ですが、いったん走り切ったという事だけは自分を褒めたい。
とっても沢山頑張った!

制作の為に生成したイラストは8422枚。
wildcardでぶん回した訳ではなく、
「これじゃないなぁ…これいいかも?うーんもうちょっと…」とか考えながら1枚1枚生成しました。
もう少しpromptとか手法を勉強しろとは思うものの、戦友のグラボも良く頑張りました。

やりたいことはやったなぁという達成感でいっぱいです。
また、嬉しい感想を頂いたり、「Studio Septem」制作メンバーのピックアップ作品でご紹介頂いたり、めちゃくちゃ嬉しいですありがとうございました。

またイベントを準備された企画者様と、皆様に今一度感謝を。


余談

11月25日のAIけっと2になんか持ってきます。

現時点ではプロットも何もない

れれみーみでした

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