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AIけっと終えて反省文(前編

慣れないことをすると身体が付いてきません。
れれみーみです。

改めましてAIけっとお疲れさまでした。
全てが初めての事だらけでしたが、なんとか無事に終わることができたのかなと思っております。
ただ、失敗や反省、勉強になったことが沢山ありました。
今後こういったイベントよけいにチャレンジしてみたい、本作ってみたい方の参考になればーという名目で駄文を。

※余計なことを書きすぎて、長くなるので何度も書き直してる気がする。

本を作るにあたり

沢山失敗しました。
というか、想像以上に分からないことだらけでした。

前提として、僕はそもそも本を買う機会が本当にない生活をしていて、プライベートで紙の本を最後に買ったのも7,8年前じゃないかなという所。
(暇な時に漫画は読みますが、最近は全部電子書籍。真面目に本を読んだのは解体真書とか、アルティマニアくらい)

即売会なんてゲーム関連のに連れていかれたのが1回だけで、自発的に行ったのがAICOLLECTIONに遊びにいったのが初めて。

本を作った事もなければ、ほとんど買った事もない人間が、躓くこともなく作ることなど出来るはずもなかった。

ので、前に即売会にある程度詳しいと話してたステラさん(@Ps_Calm)を誘えばなんとかなるんじゃねっていう、他力本願で見切り発車したのでした。

サークルカットってなんだ

とりあえず本作る前に申し込みだけしようと思って、申し込みフォーム見てたらサークルカットを用意しろよって書いてあった。
聞いたことない。聞いた、調べた。
イベントの告知とかに使われる宣伝バナーみたいなものらしい。
画像検索すると、なるほどねーっていう感じだった。

サークル名とかどうしようとか思ってたけど、ステラさんが何でもいいよって言うから、本当に適当に「臨時参加!」感があればいいかと思い、
Temporary FF」という名前にしました。まじで秒で決めたから深い意味はない。※一応FFはFinalFantasyでもFinalFightでもなくFriendlyFireの略

で、お互いにキャラ絵出して、はっつけて、めちゃくちゃ適当に作ったけど、確認したらOK出たのでこれで出しました。

ちなみにコレどこかで使われてたんかな?提出後、見ることはなかった

サイズってどうすりゃいいんだ

まず本の大きさをどうすればいいかが分からなかった。
「同人誌 サイズ」とかで検索すると色々出て来た。
なんかどうやらB5がいいらしいという話が多かったのでB5で作ることに。

結果的にこれは良かったと思いました。
ただ、他の参加者さんの本を見ていると、目的によってサイズは変わるんだなぁと思ったので、たまたま合致してたんじゃないか説。
ページが多い本だったらもう少し小さくてもいいかもですし、イラストをどデカくバコーンと見せたいなら大きくてもいいのかも。

入稿データってどうやって作るんだ

サイズが決まったら、まずイラスト本にするならどれくらいの大きさのイラストを出力すればいいのかわかりませんでした。
調べてみたら、B5って2,508×3,541らしい。思ったより大きいのね。
じゃあ、縦横比だけ合わせてスケールアップすればいいなぁと思って数字を割ってみようと思ったけど、縦が3,541っていきなり奇数…
ちょっと大きめに作ってあとで端っこ斬ればいいのかなって感じで進めました。

が、途中で気づいた。
いざ印刷所のサイトに置いてある入稿データのテンプレを見てみたらなんか色々書いてある。
トンボ線に合わせて~~とか、仕上がり線とか、切り落とし線とか、なんのこっちゃかさっぱり分からん。つまりどういうことだってばよ。
あーでもないこーでもないと、調べながらやりとり。

理解にめちゃくちゃ時間がかかった。右上の図

結論としては↑の図で言うと黄色いラインがめちゃ見やすいゾーンだよっていう線で、青いラインまではページに入る。その外側のピンクの線が切り落とし線目安なんだけど、どのあたりで斬られるかはカッターの大きさや微妙にずれることもあるので運ゲー。
なので、ピンクの線の少し先まで絵があれば絶対に白いところを出ないみたい。ただ見せたい部分がそこに被ると、青いラインギリギリで斬られちゃった時に見えなくなっちゃうよっ!っていうことらしい。
(最終的な仕上がり見ても多分あってる)

詳しく書いてあるサイトはあったけど、実際に本にするのは一発勝負だと思ってたので、めちゃ時間使って調べることになりました。(本当はサンプルを印刷してもらって確かめた方が良かったけど、時期的にそんな時間はなさそうだった)

漫画を作る上でページの左右について

これは参考に電子書籍の漫画を見てる時にたまたま気づいたのですが、奇数ページと偶数ページで余白の取り方が違う。
なんでだって思ったら、本を開いた時に右側に来るページは左側が「のど」ってところに当たるから読み辛くなくなるよってことみたい。

本の形状にもよるみたいだけど、基本的にのどに文字がこないようにするらしい

見返したら特にそんな事は気にせず書いてたので大分直す羽目になった。
気付いて良かった。

綴じ方はどうすればいいのか

何も考えずに右開きで作っていましたが、納品項目にどっちか記載してねっ!っていうやつがあって「???」になった。左開きの本ってあるの?
と思ったらファミ通とか左開きだったと思いだしたりして、ルールを確認したところ、文字が横書きなら左開き、縦書きなら右開きが一般的なんだって。へぇ。
たしかに考えてみたらそうだったんですが、意識してなさすぎた。

紙の種類

紙をweb上で選択しなければならなかったのですが、何もわからないし、見本を見る余裕もなかったので、ネットで調べてみたものの、抽象的すぎて実際のイメージが全然つかず、しかも種類がめっちゃある。
本当に分からなかったので、印刷所に電凸して根掘り葉掘り聞いたあと、「一番おすすめはどれですか!!」って聞いてそれにした。
本は会場に直接送ったので仕上がりは当日まで見ることができず、ドキドキしてたのですが、流石プロの意見!って感じで綺麗にできておりました。

何も分からなかったので、言われた通りの設定にした
本文:コート紙110kgツヤ 表紙:ホワイトポスト クリアPP加工(230)

表紙の作り方

ページ数が多すぎるから無線綴じじゃないとダメみたいだったので、無線綴じでーって書いて入稿してみましたが、さっそく背表紙がないぞーって怒られた。
無線綴じの場合背表紙が必要(そらそう)だけど、データが表紙と裏表紙が別ページになってるからやり直してーとのこと。
見開き+背表紙の一枚で納品しなきゃいけなかったんですが、背表紙の幅をいくつにすればいいかわからず…。
サイトで紙の種類を調べたら厚さが2.7mmになるっぽい。
しかしテンプレは厚さ2mm、4mm、6mmと、2mm単位だったのでどれを使ってどこに合わせればいいのか電凸で聞いた。
大きい分には合わせてくれるとの事だったので、4mmで作ってあとはお任せコースにしてしまった。sry
結局これはどうすればいいのかちゃんと分かっていない。

CMYK形式???

表紙の話と一緒に「貰ったデータがRGB形式でつくってあるから、CMYK形式に変換して印刷するので、色合いが少し暗くなるけどいいの?」っていう話でした。
確かにCMYK形式で作ってねーっていう注意書きは見た覚えがある。
ただテンプレで作ったら大丈夫なものだと思ったらそうではないらしい。
色々調べたら、色の種類が違う形式で、RGB形式よりもCMYK形式の方が表現できる色の数が少ないらしい。そんな事あるんか?って思ったけど知らなかっただけだった。
で、CMYK形式への変換が分かったのでやってみたら、結構色が薄くなった。RGBだともっとピンクが蛍光ピンクっぽい色だったけど、マイルドになってた。残念ではあるけれど、全ページを編集する時間がなかったのと、「もともと明るい色の本だからそこまで変にはならないよ」というプロの声も聞いたのでそのまま印刷してもらった。迷惑だったに違いない。sry

奥付???

印刷所とのやりとりも終わって、あとは当日を待つだけだーとなって、いよいよあと2日と迫った時に、RIZさんのスペースでイベントの決起会みたいなことをされていたので、遊びにいってみました。
そこで「オクズケつけるの忘れちゃって~」みたいな話が聞こえてきまして、(お、おくずけ・・・ってなんぞや・・・)と急いで調べる。
「奥付」は本の最後に印刷所や発行日の記載の意らしい。
うん、そんなの付けてないな。
ってことで急遽シールで作らなければならなくなり、夜中にコンビニにいってシールを部数分印刷し、当日の朝に会場でシールペタペタ貼ってました。
(ミスって何部かシール足りなかったけど…)
スペース聞いてなかったら、大分まずかった。ギリギリセーフ。

値段設定

※これは個人的な感覚の話なので、他の方を批判してるとかではなく、世界を知らないれれみーみがギャップに驚いていたという話なので、そこはご留意頂きたいです。

多分これが一番おかしいことをしていた模様です。
そもそも前提として僕は本を作ったこともなければ、買う機会も少ないという話を最初にしましたが、そのせいで感覚がずれていたようです。

会場でも、「え、この本、安すぎませんか・・・?」って何人かの方に言われてしまいました。えぇ、売っても売っても余裕の赤字です。

なぜそうなったのかを説明すると、僕の感覚では本屋さんに売っている本が基準になっておりまして、140pくらいあるファミ通とかが600円前後で売ってるわけです。
漫画の単行本はモノクロとは言え、200pくらいで500円前後。
大量生産だから安くできてるってのは分かります。
分かりますが、そんなものは消費者からすれば全く関係ないと思っておりまして…。

素人が作ったフルカラーの漫画40pが1000円です!とか言われたら、誰が買うの!?有名でもなければ実績もない、本当にそこらへんの人が遊びの延長みたいに作った本にしては高すぎるだろっ!って思ってました(今でも若干思っている節があります)

採算トントンにしようとしたら誰も買わないよっ!

そんなこんなで、ギリギリ手にとってくれるかもなぁという思った値段で出したところ、当日色んな方にドン引きされたというお話でした。
本を作るのってお金がかかるっていう共通認識がそこにはあり、次があるのならばもう少し赤字を押さえる値段設定にしようかと思いました。

今回余らせた本はそのうちどこかのイベントで、同じ値段で出しきります。ただ、電子版を出す際には、もう少しだけ値段を上げようと思います。(できるだけ本を手に取ってほしいという願いを込めて)


終わりに

とてもダラダラと書いてしまいましたが、何度校閲しても結局長くなるので、諦めました。
本当はイベント当日の話も沢山書くつもりだったのですが、全然まとまらないので、前後編にさせてください。

誰が読むんだよこれ。
では、いったんこのへんで。

敬具

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