見出し画像

「ゲゲゲ」231126摂取コンテンツ日記 ※映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の内容に触れた感想を含みます


今日は一個しかないから目次も特殊です。それがこれ。

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

面白かったんだ、とても、とても面白くてその、明日は仕事じゃないですか。だからあの18時半から20時半の回を見て、家に帰るのが21時頃。そこからお風呂入ってちょとゆっくりして23時には布団に入る。そういう計画だった。完璧だった。でもあの面白くって、気づいたら21時半からの回のチケットも買ってて、帰宅したら日付変わってました。危なかった、電車終電だった。帰宅の足のこと何も考えてなかった。それくらい面白かった、、、ゲゲゲ……へへっ。

なんでゲゲゲ見に行ったか

Twitterでやたらと「ゲ謎がいい」「ゲ謎見に行ったよかった」「ゲ謎」「ゲ謎」と謎のワードが目に入るようになったのが先週あたり。

ゲ謎。なんの略だか予想がつかないままTLでちらちら目に入る文章を読むとどうもホラー作品らしい、それもかなり出来のいいホラー。因習村とか、横溝正史といったワードも同時に視界に入ります。楽しそう。調べてみると「ゲゲゲの謎」の略らしい。ゲゲゲ……アニメかあ。ゲゲゲの鬼太郎別にそんな興味ないな~と一度興味を失ったのが金曜夜でした。

予定のない土日って暇じゃないですかいつものことなんですけど。アッ待ってこんな、こんな冷静じゃいられない!!!!!!! だってものすごく楽しい映画で、帰宅途中小声で何度も「よかった」「よかったなぁ」とブツブツ唱える程度には楽しくてあ~~~~~~~~~~あああああああああだのじがっだ……あああああああえええええええ

ちょっとお風呂入ってくる。一回落ち着く。

よかったポイント 箇条書き

・一回目は「よくわからんけどとりあえず怖い演出」だったものが二回目に見るととても丁寧な伏線になっていることがわかる楽しい

・煙草に関する描写がよかった

会社や列車内の煙で満たされている息苦しい感じから始まる。タクシーでも煙草。歩いてても煙草。寝ても煙草覚めても煙草。性別年代関係なくみんな煙草を吸う。だからこそ、煙草をどう扱うかで個性が出ていた。
主人公・水木が吸う煙草は安いやつで、灰皿にもこだわりなし。外ならその辺にぽいっと捨てて火を消しもしない。金持ちからもらった葉巻は慣れない味がしたようで咳き込んでいた。金持ちはサスペンスドラマでカッとなったときに人の頭を殴るのによく使われる分厚いガラスの灰皿を使う。
それと対照になるのが存在を受け入れた妖怪から火をもらい、一度「くれ」と言われたときに断ったはずの鬼太郎パパに煙草を分け与えるシーン。「ああこの瞬間に二人は打ち解けたんだな」というのが伝わるとても良い場面だった。

・ちゃんと怖い

最近ホラーゲームを遊んでも「いいほど怖くねえな」とぼんやりしながら遊ぶ機会が多かったので、冒頭からちゃんと怖い演出が続くのがよかった。はじめは日本人形とか甲冑とか死体が転がってくるとかジャンプスケア的な怖さから入っていたし、そんなわかりやすい怖さも最後までちゃんと登場させつつ、物語として大人が見てもちゃんと怖いお話になっていた。そのせいでPG12なんだろうけど……いや単に飲酒・喫煙シーンの行儀が悪すぎるからかもしれない。
単純に景色としてかなりグロテスクな描写があるので苦手な人は目を閉じていたほうがいいかもしれない場面はいくつかある。パイプにおめめのシーンとか。

・バトルシーンがかっこいい

事前に「鬼太郎パパの戦闘シーンがかっこいい」という評判を見てはいた。見てはいたけれど、想像以上にかっこよかった。戦い始める2分前くらいから線の印象が変わる。そして思っている以上に「パワー!!!!!!」だった。「さすが幽霊族だな」って言ってたけど、幽霊族って肉体的にも強いんですの? でもかっこいいからなんでもいいか。

・エンディングが短い

私個人の話になるんですけど映画のエンドロールの間、じっと座っていられないんですよね。そわそわしちゃう。だからここ半年はエンドロールが始まった瞬間に席を立っていたんですけど、エンディングが短かったので座っていられました。
しかもエンディングが『墓場鬼太郎第一話 鬼太郎誕生』なんですよね。原作では生まれたての鬼太郎一人をバックに雷がぴしゃーんと鳴るところ、映画主人公・水木バージョンで描きなおされていました。原作完全準拠ではないけれど、よい終わりでした。鬼太郎に幸あれ。

・とても厭な話だった

因習村とか横溝正史とか言われているのを見て「オタクってすぐ誇張するよな」と思っていましたが、的確な表現でした。すみませんでした。
人間が人間として扱われないこと、力を持つ者だけがちゃっかり安全地帯にいること。虐げられた人たちが虐げられた者同士でさらに「下」を作り出すこと。
いろいろと「うわあ、いやだな」と感じることがありましたが、一番いやだったのはそうして「下」にされた人間は助けを求めるのも助けられることもめちゃくちゃ下手で、結局地獄から抜け出せずに死ぬところでした。下の人間が力を持った瞬間もありましたが、地獄を作り出した張本人には復讐の指一本触れることはおろか視界に入ることもできず、下の者同士で勝手に殺しあって死にました。あーあ。

・主人公と鬼太郎パパがかっこよかった

主人公と鬼太郎パパがかっこよかったです。これ以上に言葉がない。

見ましょう。


その他日記

今年もRiJにボランティアとして参加させていただくことになりました。いつもありがとうございます。なので年末はずっとパソコンの前にいます。
年始もSCPのイベントにボランティアとして参加する予定です。ボランティアっていうけれど、ただお祭りの楽しいところを近くで見させてもらうって感じです。とても楽しみ。体調万全でいられるよう頑張らなくちゃ。

じゃまた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?