昨日の疲れを引きずる年齢-摂取コンテンツ日記240402


タイトルのように疲れているので短めに。

加門七海『祝山』光文社文庫

正統派ホラー小説って感じでよかった。表現がシンプルなので読みやすい。「それやっちゃだめだろう、どう考えても!」のオンパレードで楽しかった~群馬県出身の民としては「群馬にそんな恐ろしい山があるんですか!?」という偶然の喜びもあった。妙義山、いいよね~。

児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』ちくま新書

なんか話題になってるし読んどくか~ってテンションで読み始めた。新書ってなんか、こんなクオリティだったっけ? 情報源としてはまあまあ優秀、それ以外はちょっと、後半に進むにつれて筆者の私怨モリモリで私はあまり好きじゃなかった。まあそういうこともある。

コトヤマ『よふかしのうた』全巻 小学館

試し読み分が面白かったので20巻まで一気に読んだ。こんなお姉さんと出会ってしまったら、。もうほかの誰も好きにはなれないだろうし、なったとしても「あの時のお姉さん……」って夜になるたび思い出すんだろうな。夜の公園で子供に「少年」と呼びかけるお姉さんの集大成という感じの漫画だった。そういえば逆(夜の公園で女の子におじさんが「少女よ」と話しかける)はないよね。私が知らないだけであるのかもしれない。でも初手の警戒が段違いだから難しいのかなあ。夜の公園で大人のお姉さんに少年側が「オネーサン」と呼びかける漫画ならあるけど。タイトルなんだったっけ?

芦花公園『極楽に至る忌門』角川ホラー文庫

めっちゃ読みやすいエンターテイメントなホラーだった。最近ずっとホラーといえば三津田信三の刀城言耶シリーズばかりを読んでいたのでさっくりと終わるホラーも軽い味わいでいいもんだなと思う。最後に寺生まれのTさんと比べるのもおこがましい例の人が出てきたときは「待ってました!!!!!」とにっこりするくらいハッピーになった。ほわー小説でハッピーになることもある、というか怖い話を読むとハッピーになるので読んでいる。

加門七海『目嚢』光文社文庫

『祝山』が面白かったので、同じ作者の中でも特に怖いらしいものを選んで読み始めた。まだ怖いことは起こっていない。続きが楽しみ。

間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』早川書房

これもまだ読み始めたばかりなんだけどもう楽しい。手術によって不老不死(不死はあったっけ?)になった「わたし」が書く日記という体裁のSF。装丁がよいので久しぶりに紙の小説を買った(って、毎月言っている気がする)。続きが楽しみ。

丸山薫『司書正』1,2巻 ハルタコミックス

面白いけれどわりかし短めで終わってしまいそうな雰囲気があるのが寂しい。知識と精霊を巡るボーイミーツガールって感じかな? 先が楽しみ。

一七八ハチ『少年の痕』マックガーデン

『虎は龍をまだ喰べない』と同じ作者の漫画。この作者はなるほど、大きいお姉さんと小学生くらいの男の子の特殊な関係による組み合わせが大好きなんだなと理解できたのでよかった。3巻で完結済み。

その他日記

疲れたな~と思いながら起きたし文章を書けるほどの気力がないよ~と思っていたけれどパソコンの前に座って最初に考えたのが「いつもの日記書くか」だったし、実際書いてみたら少し疲れが取れたというか頭の中がさっぱりする感覚があるから不思議だ。

昨日の疲れを引きずっているかと思いきや動いてみるとそうでもない。明日もいつもより少しだけやることが多いので今日も早めに寝ようと思う。

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