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東京ゲームダンジョン3に行ってきたよレポ

今日は普段ならあり得ないくらい早起きをして、インディーゲームイベントである「東京ゲームダンジョン3」に行ってまいりましたので、気になったゲームや楽しかったことの記録を残しておこうと思います。
冒頭「会場に着くまで」はほとんどの方に関係ない内容になっていますので、読み飛ばしてもらっても問題ないです。目次はサークル、ゲームごとに分けますね。敬称略ご了承ください。
覚えている限り、ブースに立ち寄らせていただいた順番で紹介します。

それじゃあ、行くぞ!


家を出てから開場まで(外出に困難を抱える方向け)

私自身は数年来のうつ病(精神障害2級取得)とPTSDを抱えています。夏は特に調子が悪化しがちで、現在主治医と入院するしないで黙々と相談を続けています。外出時に困る要素としては
・自分を含めた人間という存在が怖いため、顔や声など、他人を強く認識するものを視界に入れると恐怖を感じ、解離を起こし、歩けなくなる
・倦怠感、体力のなさにより、杖がないと歩けない場合がある
・フラッシュバックのトリガーが町中に潜んでいるため、ちょっとしたことでパニックになる(頓服で対処可能)
などなどがあります。

新宿駅から浜松町駅までは山手線で行きました。電車内は少し混んでいましたが、品川あたりでかなり降車する人が多く、その後は落ち着いて座れました。また、浜松町駅から会場である「東京都立産業貿易センター 浜松町館」までは直通の通路がありましたが、行きでは気づくことができず、普通の下道を歩きました。日陰も多く、信号は少なく建物は近く、歩きやすい道であったように思います。会場である5階には自由に座れるソファも多く、トイレもすぐ近くにあり、休みやすい環境でした。12時入場のチケットを買っていたためか、人も比較的少なく、落ち着ける待ち時間を過ごすことができてとてもありがたかったです。そんなこんなで12時に入場して、まずは本日一番のお目当てのブースへ。

「ファミレスを享受せよ」わくわくゲームズ

今日一番の目当てはこちらでした。明後日8月1日Steam版Switch版同時発売の「ファミレスを享受せよ」! コントローラーを使った操作を試させていただきましたが、クリック操作に親しんでいる私としては「ちょっと選択しにくいかな?」という感じでした。間違い探しはどうなってるんだろうね。念願の「ムーンパレスコースター」を頂けてとてもうれしかったです。ほくほく! 発売がとても楽しみ!

「デバッグ彼女~Debug girl~」Chicken

リンクは作者さんのTwitter(現X)です。見て、この女の子めちゃくちゃにかわいくないですか!? とんでもなくかわいい! ファミレスを享受したすぐ後ろのブースにポスターがあり、私の大好きなドット絵×ビジュアルノベルゲームだったので飛んでいきました。とにかく女の子がかわいい。あまりの可愛さに私はもうメロメロです。一か月かけてこの子と一緒にゲームのデバッグをするらしいです。この子とならたぶんなんでもできるわ。世界も救える、ゲームだって作れる。発売はもうすぐらしいとのことでとっても楽しみです!

「W.T.」Stab of Bee Project

展示室の隅から少し遠くを見渡した時、シンプルでスタイリッシュなかっこいいポスターが目に入り、少し遊ばせていただきました。数学パズルモノとのことで、パズルが苦手な私は初手でヒントを頂いたりしましたが……ポスターだけでなく、ダンジョンも白を基調とした無機質でかっこいいビジュアルで、パズルがわからずともこの中を探検するだけで楽し~! とワクワクしました。「”完全” は数学を知った者だけが可能とする」というキャッチコピーもかっこいい。謎解きも(初めの問題だけかもしれませんが)仕組みがわかってしまえば簡単で、気づいたときの「あー!!!」という感覚がとても気持ちよかったです。パズルゲームは今まで苦手で避けてきたのですが、これをきっかけにやってみるのもアリかもしれない……。

「EXECUTE DADDY~パパが何度も死ぬゲーム~」Katusada Labo, カツサダ研究所

ちょっと気になるかも~とポスターを眺めていたら「チラシだけでも! どっすか!?」と押しの強いお姉さま(たぶん作者様だったのかな?)にお声がけいただきました。奥の方から「何回でも殺しましょう! ね!」と不穏な声が聞こえてきており、期待が高まる中試しに遊ばせていただくと……マジで開始三秒で操作キャラクターが死にました。ちなみに5秒後にも死にました。「パパが何度も死ぬゲーム」タイトルに偽りなし! かわいくぽてぽて歩く! すぐ死ぬ! 復活して歩いて即死ぬ! テンポの良さがめちゃくちゃツボでした。頂いたチラシ裏面のプレイ画面にある「それでも父を妻にする」とかいう謎の選択肢が今気になっています。それでも、父を、妻に……? あの元気なお姉さまが作ったんだろうなという勢いとかわいさとフェチにあふれたゲーム、遊ぶのが楽しみです。

「まよなかさんぽ」pixcelはる

静かに話す作者様を見て「ああ、この方が作ったゲームなんだな」と察せられるような、やさしい暗さのあるドット絵がとても魅力的で、ポストカードを購入しました。購入したときに「なんで買ったか教えてもらってもいいですか?」と訊かれたのでこれらをお伝えしたのですが、一点、今気づいたことがあったので書いておきます。ほのかな照明の色遣いがとても好きです。100円でよかったのでしょうか。とても素敵な絵を手元に置けるような形にしてくださって、本当にありがとうございます。
ほかに遊ばれている方がいらっしゃってゲームをプレイすることはできなかったのですが、夜の雰囲気がとても素敵で、この方が作るゲームがこれからも楽しみです。Twitterを拝見したところ、「アンリアルライフ」に影響されて作り始めたとのこと。こういう、ダウナーではないけど優しい夜の雰囲気あふれるゲームが増えたらいいなと思います。

「Echoes」冬犬

私はドット絵が好きなので、ドット絵のゲームを見つけたらとにかく見せていただいていました。このゲーム、リンク先のTwitter画像からもわかる通りドット絵が細かくてかわいいんだあ! おにぎりをほおばる主人公の可愛さと言ったら……ごはんをほおばる女の子はいつだってかわいい。いっぱい食べる君が好き。ゲーム自体はダンジョン探索型のローグライクとのことで、私の苦手なジャンルではありましたが、慣れれば楽しめそうです。敵もまあるいかわいらしさがあってとってもかわいい。リリースがめちゃ楽しみ!

「ノウ」おはな世界


サムネ表示がなかったので、スクショも貼りました。
この世界観、好きにならずにいられない。

うわあこの不穏な感じの絵柄大好きなになに押し花でモンスター的なのの体ができてたりめちゃくちゃいい、全体的に暗くていい、ほうほう探検できるのねこれはもしやははーんこれは上から落ちてくるタイプの敵だなタイミングよくえいっ……死んだわ。死んだけど死ぬ瞬間のつぶされる表現めちゃくちゃ好きそしてすぐに生き返るじゃんうわあ世界が悪に満ちてる好き死んだ判定がシビアだでもすぐ生き返るからいいもんね死んだあああああーーーーーこの不穏さ最高~~~~~~!!!!!!!
というのが、試しに遊ばせていただいていた数分に私が思っていたことでした。とても楽しい。試しの範囲では登場しなかったようですが指示厨的な存在も登場するとのことで、ストーリーの方もめちゃくちゃ楽しみです。ワクワク! リリースがとっても楽しみ!

「トイボックスの夢の中で」涼原

ゆめかわ:すき
ホラー:すき
ADV:すき
ドット絵:すき
こんなにも好きな要素が揃ってたら買わないわけにはいきませんよね奥さん! どうしよう、Boothで無料で配布されてる、投げ銭ページがあった、よかった。少し急ぎ気味だったのでチラシなどを頂くことしかできなかったのですが、これはもうすぐやりますたぶん明日あたりにやります嘘です明日はちょっと忙しい火曜日にやります。やらせてください! 白髪の訳ありそうな男の子とボブカットの華奢な女の子、こんな素敵な組み合わせが嫌いな人間がいるか? いやいない。いないよね。やろう。私はやります。君はどうだ?

「蒼い夏休み」Max Neet Games

白髪の女の子が巫女服を着ている……素敵ですね。こちらはいなくなってしまった生徒の行方を、彼女が残したパソコンから探ってゆくストーリーとのこと。今回いくつか「ネトスト」や「SNS」がテーマになった作品を目にしましたが、やはり人間だれしも他人の秘密を覗くのは背徳的な楽しみがあるもの。少し試しに遊ばせていただいたのですが、これは! お家でゆっくりやりたい! と思って生徒のパソコンを開いたところで中断しました。なんとその場でCD-ROMのゲームを購入させていただけるという僥倖。500円でいいんですか!? 物理を手に取れる幸せよ! なんてこったあ! と思いつつ別のゲームキャラクターをあしらったしおりも買わせていただきました。それがこちらのゲーム。

ぼっちには少し厳しい二人専用ゲームのことですが、遊びたいので友人の誰かを誘おうと思います。誘うね。よろしくね。

そのほか写真

英和和英だけでなくなんと英英辞書にも対応しているというスマホと紙の辞書を使ったクイズゲームも!
このQRコードから、Androidの方はダウンロードできるとのこと。私はiPhoneなので泣く泣く退散……。でもとても楽しかった!
制作途中で雰囲気しかお伝えできない……と少し残念そうにしていらっしゃったゲーム。でも電車の中の不気味なレトロ感、不穏さ、暗さといった「味」が最高でした!リリースがとても楽しみ。
こちらの「Team Veister」さんが鋭意製作中のこと。
続報待機。
なんとコントローラーから自作している方も。名刺を頂かなかったのが悔やまれる……はんだ付けがめちゃくちゃ綺麗だったので見習いたい。
人間は何歳になっても排泄物で笑えるよね。

まとめ

正直主治医から外出を最低限にしようねとのお達しを受けている私にとって「東京ゲームダンジョン3」へ遊びに行くのはひと夏の大冒険、という感じでした。ああそうだ、忘れちゃあいけない。

「ナツノカナタ」「午前五時にピアノを弾く」

人生ではじめてSteamで買ったゲーム「ナツノカナタ」と、同じ作者様が作られた「午前五時にピアノを弾く」のポストカードを頂きました。こんなにうれしいことってないんだ、私にとっては。ちょうどこのリンクのサムネになっている絵のポストカード。きれいに飾って、大事にします。

陰キャラブコメ


それから「陰キャラブコメ」の設定資料集を買いました。

まさかの「タカヒト痛バッグ」を装備していた方がいらっしゃって、「バッドモーニンだ!!!!!!!!!!!!」「すげえ、世界って広い。タカヒト痛バッグが存在するのか。すげえ、すっげえや……」と感動していました。設定資料集は今からのんびりじっくり拝見します。楽しみだ~! ちなみに私はアッシュ派です。いいよね、アッシュ。でも孝人さんとタカヒトの魅力って万人共通のところがあるよね。わかる。

とにかく!
東京ゲームダンジョン3,とーーーっても楽しいイベントでした! 暑い中涼しい室内でたくさんのゲームが展示されているのを見て、そしてその一つ一つを作った方が目の前にいて、なにか非常に熱いものを受け取ることができた気がします。情熱、と言葉にしてしまうと凡庸ですが、たしかにあの会場にいる全員が「情熱」を持ってるんだって感じました。すごくよかった。

次回開催も待ちわびております。すべてのインディーゲーム作者の方々へ感謝を、すべての素晴らしいゲームに愛を。

じゃあまたね。

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